おしゃれなリノベーションのカギ!【床材】の種類と使い方を解説
リノベーションでお家の雰囲気をガラリと変えたい時、どこに手を加えるといいでしょうか?
答えは…床です!
床は面積が広く、お部屋にいる時には常に視界に入ってくるため、インテリアの印象を左右する大事な要素となります。また場所に合った床材を選ぶことで、掃除がしやすくなったり防音効果が高まったりと、住み心地も変わってきます♪
本日は知っておきたい床材の種類とそれぞれの特徴、使い分け方をご紹介しましょう☆
床材(1)木材
木を使った床材には、「無垢フローリング」と「合板フローリング」があります。
無垢フローリング
天然の無垢材だけで作られている床材です。無垢材ならではの自然な温もりや、味わい深い木目、柔らかな足触りを楽しむことができます。キズがついても目立ちにくく、調湿効果にも優れているので、リビングなどメインの部屋に使うのがオススメ。一方、自然素材のため乾燥による縮みなどが起きやすく、こまめなメンテナンスを要するところが難点です。
合板フローリング
複数の薄い木板を貼り合わせて作られたフローリングです。表面に木目柄のシートが張られたものもあります。メリットは無垢材よりも安価で、収縮などが起きにくいところ。もっとも、商品によってはキズがつくと表面が剥がれたりして悪目立ちするものもあるので要注意です。足触りは、無垢に比べるとやや硬めです。
床材(2)フロアタイル
フロアタイルは、塩化ビニール素材や陶磁器などで作られた強度の高い床材です。耐久性も高いため、ショップのフロアなどにもよく使われています。水や汚れにも強く、掃除しやすいのでキッチンや洗面などの水回りにオススメ!一方、足触りが硬く冷たいので、素足で歩きたい場所には不向きです。音が響きやすいので、別途防音対策なども必要です。
床材(3)クッションフロア
クッションフロアは塩化ビニールでできた床材で、フワフワしたクッション材が入っているため踏み心地が柔らかいのが特徴です。表面のシートにはさまざまな柄がプリントされているので、お好みに合わせて色やデザインを選ぶことができます。耐水性があり、こちらも水回りでの使用に向いています。注意点は、キズがつきやすく、商品によっては劣化が早いこと。重い物を置くと跡がつきやすいです。
床材(4)コルク
ワインの栓などによく使われているコルクを、床材に使用することもあります。こちらは防水性が高く衝撃を吸収する効果もあり、なおかつ滑りにくいためペットのいる家庭などに向いています。デメリットは、紫外線などにより変色しやすく、キズがつきやすいところ。コストも比較的高めです。
床材(5)レンガ
レンガは吸水性が高く、経年で汚れやシミがついても良い味になるのがメリットです。水をよく使う場所に、アクセントとして取り入れるのがオススメです。レンガを繋いでいる目地の部分は定期的なメンテナンスが必要なので、その点はご注意を。
床材(6)コンクリート現し
あえて表面に床材を張らず、構造材であるコンクリートをそのまま見せる手法を「コンクリート現し(躯体現し)」と言います。無骨でインダストリアルな雰囲気が魅力♪塗装だけで仕上げ材がいらないので、コストも安く抑えられます。防音性や断熱性が悪くなる点には注意しましょう。
おしゃれな床リノベーションの実例を紹介!
それでは、おしゃれにリノベーションされた床の実例をいくつか見てみましょう♪
こちらの事例では、ダイニングスペースにグレー、リビングスペースに木目の床材を使うことで、空間を緩やかにゾーニングしました!
ドアや仕切りが少なく広い範囲に視線が抜けて開放感がありますが、このゾーニングによってインテリアデザインにメリハリが生まれています。
▼この事例をもっと見る
https://re-proceeddesign.com/works/2304_hotel/
こちらの事例では、洗面コーナーの床に可愛らしいレトロ柄のクッションフロアを採用♪
空間がパッと華やぎ、毎日の身支度が楽しくなりそうです。
▼この事例をもっと見る
https://re-proceeddesign.com/works/cafehouse2210/
こちらの寝室は、流行のヘリンボーン貼りの木材でリラックスムードに仕上げました!奥の空間は石目調にして、空間ごとに雰囲気を変えているのがポイントです。
▼この事例をもっと見る
https://re-proceeddesign.com/works/2306_asian/
リノベーション事例をご覧になる際には、ぜひ床にも注目してみてください♪