< Story >
「片付けても、すぐに散らかる」
その原因は、“物の多さ”ではないのかもしれません。
K様ご夫婦が感じていたのは、
収納はあるのに、整わない暮らしでした。
築24年の住まい。
4LDKという間取りに、3人で暮らす日々。
長年大切にしてきた思い出の品々。簡単に“減らす”という選択はしたくない。
だからこそ今回のテーマは――
「思い出を減らさずに、整えて暮らす」こと。
「大きな収納」ではなく、収納に“住所”をつくる

収納を増やしたい。それは最初のご要望でもありました。
けれど私たちが考えたのは、“収納量”を増やすことではありません。
大きな収納を一つつくると、
衣類・季節物・思い出品が混ざり、
結果的に「探す収納」になってしまう。
そこで選んだのは――
収納をあえて分ける設計。
・衣類は各個室へ
・季節物はWTCへ
・思い出の品は納戸へ
収納をひとつにまとめるのではなく、
役割ごとに分けることで、迷わない仕組みをつくりました。
さらに、奥さまのお部屋から
WTCへ直接アクセスできる動線も確保。
毎日の着替えや片付けが、
自然とスムーズに整っていきます。
和室を手放し、広がりを手に入れる

使われなくなっていた和室を撤去し、
間取りを4LDKから3LDKへ。
廊下を短くし、
リビングへまっすぐつながる動線に再編しました。
面積は大きく変わっていないのに、
「広くなった」と感じる理由はここにあります。
さらに、玄関からの視線にも配慮。
プライベート空間が直接見えないよう、
やわらかく遮る設計としました。
キッチンは、“使いやすさ”を最優先に

狭さを感じていたキッチンは、
通路幅をしっかり確保。
・スパイスラックの造作
・マグネット対応パネル
・既製品と造作のバランス
見た目だけでなく、
日々の使いやすさに寄り添った設計です。
採用したのはLIXIL「リシェル」。
清掃性・耐久性も重視しています。
性能も、暮らしも底上げする
築年数を重ねた住まいだからこそ、
見えない部分も丁寧に。
・全窓に内窓を設置し、結露対策
・断熱性と冷暖房効率を向上
・床暖房は必要な場所に計画的に配置
快適さは、デザインだけではつくれません。
それぞれの時間を、大切にする
ご主人の個室はコンパクトに。その代わり、バルコニーを活かして趣味の時間を。
奥さまのお部屋には、壁掛けテレビを。ゆったりと過ごせる空間に。
家族が一緒に過ごす時間だけでなく、一人の時間も心地よく過ごせる住まいへ。
色を変えると、空間が変わる

もともとは赤系のモダンな内装。
今回のリノベーションでは、明るいナチュラルテイストへ。
色が変わるだけで、
光の入り方も、空間の広がりも変わる。
同じ広さでも、
まったく違う印象の住まいへと生まれ変わりました。
減らさなくても、整う

思い出を手放さなくてもいい。
暮らしを我慢しなくてもいい。
必要なのは、
“収納を増やすこと”ではなく
“暮らしの動きを整えること”。
この住まいは、
その答えのひとつです。
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