最新マンションリノベーション事例5選!気になる費用相場や注意点についても徹底解説
近年は、中古マンションを購入してリノベーションする事例が増えています。
リノベーションをすることで家族構成やライフプランに合わせた快適に暮らせる住まいを実現できます。
一方で、「中古マンションは耐久性が心配」「注文住宅と何が違うの?」といった声もあり、リノベーションをするという選択ではなく、新築物件の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は中古マンションのリノベーション事例や費用相場、注意点について解説していきます。
リノベーションを検討している方は本記事をぜひ参考にしてください。
リノベーションとは?
リノベーションとは、築年数が経った住宅を改修することで、新築同様の綺麗な内装に造り変えるだけでなく、間取り変更や新しい設備を導入するなど住みやすい家造りができます。
また、新築物件を購入するよりも費用が少なく、低予算でおしゃれなマイホームを手に入れることができるでしょう。
リノベーションの種類
リノベーションの施工内容は、大きく分けて以下の3種類です。
・内装リノベーション
・水回りリノベーション
・スケルトンリノベーション
内装のリノベーションは壁紙や床材などを剥がし、新しい素材を張り替えることでデザインを一新することができます。
また、水回りのリノベーションをすることで、排水管の位置を変えることができ、お風呂とトイレが一緒になっているタイプのユニットバスをそれぞれ別のスペースに分けられます。
そして、大規模リノベーションの1種類であるスケルトンリノベーションは、柱や梁などの構造部分だけを残し、壁を取り壊して間取り変更することも可能です。
リノベーションの費用相場
リノベーションをする際に気になるのが費用相場についてでしょう。
リノベーションにかかる費用を以下の表にまとめました。
施工内容 | 費用 | |
内装リノベーション | フローリングの張り替え | 5万〜20万円 |
壁紙の張り替え | 5万〜10万円 | |
ドア本体の交換 | 5万〜20万円 | |
水回りリノベーション | キッチンの交換 | 50万〜150万円 |
ユニットバスの交換 | 50万〜150万円 | |
トイレの交換 | 15万〜50万円 | |
洗面台の交換 | 10万〜50万円 | |
スケルトンリノベーション | 間取り変更など | 300万〜1,200万円 |
ただし、リノベーションにかかる費用は使用する素材や設備のグレードによって異なります。
中古マンションのリノベーション事例5選
ここからは中古マンションのリノベーション事例5選を紹介していきます。
都会で楽しむ身近な自然
「内」と「外」の仕切りを取り除き、暮らしと自然を1つの空間として再構築することをコンセプトにリノベーションされたこちらの事例は、土間からはじまり、うちっぱなしのモルタルに囲まれた水回りステンレスキッチンが特徴です。
また、数種類の無垢材をふんだんに使用し、ナチュラルで優しい色合いのライティングで暖かさを演出しています。
玄関からベランダまでひと続きになるよう0LDKに間取り変更され、開放的な空間となっていますが、壁や床材の素材を変えることで視覚的に分かれているように見えるでしょう。
そして、ステンレス製のキッチンの壁には、インダストリアルテイストと相性の良いレンガタイルを使用し、異素材が組み合わさっていても落ち着きを感じられます。
光と景色のくつろぎ空間
一般的な内装や仕様だった部屋を北欧テイストの落ち着いた雰囲気の住まいにリノベーションしました。
リビング正面の壁はクロスではなく、存在感のあるセメント素地を活かした内装材を採用し、素材の持つあたたかさが引き立つデザインに仕上げています。
オープンキッチンは収納棚を含め白で統一し、日当たりの良い部屋をさらに明るく見せることができるでしょう。
ダイニング側に棚がついていることで、おしゃれな食器もインテリアとして活用することも可能です。
シンプルな土間とモダンな空間
無骨でシンプルな内装と土間からLDKまでを区切らず1つの空間にまとめたこちらの住まいは、インダストリアルとモダンが上手くマッチしているおしゃれな空間に仕上がっています。
LDK部分には収納スペースはあえて作らずに、家具を配置して自分好みの部屋へと変えていく楽しみも残しています。
最近のリノベーションで人気な土間には、自転車を置いたり、ガーデニングをしたりと趣味のためのスペースとしても活用することができるでしょう。
上品な空間で過ごす大人の時間
落ち着いた色に統一し、上品さを感じさせる大人なリノベーションを施したこちらの住まいは、全く光が入らなかったリビングダイニング部分を間取り変更することで自然の光が入るように設計されています。
LDKと洋室の間は壁ではなく、棚で仕切ることで空間を大きく見せるこだわりも詰まっています。
また、独立した大きなアイランドキッチンは動線も考えられたつくりで、カウンターを設置することで調理スペースが広がるだけでなく、バーカウンターとして使うことも可能です。
素材感際立つ大人のインダストリアル
アウトドアなアクセントを暮らしの中に取り入れるようにリノベーションされたこちらの住まいは、コンクリートを荒々しく露出した室内が特徴です。
また、白い壁に黒いライティングレールを設置することで空間を引き締めます。
そして、むき出しのダクトやステンレス製のシステムキッチンなど、人気のリノベーションが施されていて、おしゃれなカフェ風の住まいに仕上がっています。
中古マンションをリノベーションするメリット
ここでは中古マンションをリノベーションするメリットについて解説します。
間取りを自由に変えることができる
スケルトンリノベーションを行えば、自由に間取りを変えることができます。
例えば「子供が大きくなったため子供部屋を作りたい」「使っていない部屋の壁を取り除いてリビングを拡張したい」などの希望を叶えられます。
また、排水管の位置を変えることで、壁に面しているキッチンをアイランドキッチンに変えたり、お風呂やトイレの配置も変えることも可能です。
新築物件を購入するのと比べてコストが抑えられる
中古マンションを購入してリノベーションした場合、新築物件を購入するのと比べてコストを抑えることができます。
また、新築マンションの場合、内装替えのオプションが少ないため、自分好みのデザインに近づけることが難しいです。
低予算でおしゃれなマイホームを手に入れたい方は、中古マンションを購入してリノベーションするのがおすすめです。
居住エリアの選択がしやすい
住宅購入を考えているタイミングで、自分が住みたいエリアで新築物件が販売されているとは限りません。
しかし、中古マンションは市場に多く流通しているため、希望のエリアで物件を見つけることが比較的簡単です。
また、駅の近くや住環境が整っているエリアの物件は高額ですが、中古マンションなら低価格で購入できるでしょう。
中古マンションをリノベーションする際の注意点
中古マンションをリノベーションするメリットがある一方で、いくつかの注意点もあります。
注意点を知らずにリノベーションをしてしまうと、「そんなはずではなかった」と後から後悔してしまうでしょう。
リノベーションで失敗しないためにも、リノベーションをする際の注意点を必ず押さえておいてください。
希望通りのリノベーションができるか構造を確認する
マンションの構造は大きく分けて、「ラーメン構造」と「壁式構造」の2つがあります。
ラーメン構造は柱や梁などの躯体が建物を支えているのに対して、壁式構造は壁が建物を支えています。
そのため、壁式構造の物件を間取り変更した場合、壁を取り除けない箇所があり、希望通りに施工できないでしょう。
大規模なリノベーションを検討している方は、ラーメン構造のマンションを選ぶことをおすすめします。
購入前に不動産会社に物件の情報をもらって確認しましょう。
修繕計画や資金計画を確認する
マンションの修繕には多額な費用がかかるため、修繕計画や資金計画を立て、計画的に修繕を進めることが義務付けられています。
中古マンションの購入時点で、計画に沿った修繕されているか、入居者から資金を回収しているかを必ず確認しましょう。
入居者が管理費を支払わずに滞納していたり、資金が足りていないことで修繕ができていないマンションの場合、入居後に高額な管理費を請求される可能性があるため、購入は控えましょう。
契約内容やアフターサービスを確認する
リノベーションは高額な費用がかかる工事のため、万が一トラブルが発生した場合に備えて保証が付いている場合がほとんどです。
契約内容を確認し、施工後のアフターサービスの有無などをチェックしましょう。
まとめ
中古マンションを購入してリノベーションすることで、費用を抑えておしゃれな住まいを手に入れられるだけでなく、動線を考えた間取り変更や新しい設備を取り付けて暮らしやすさが大幅に改善されます。
また、施工事例を見ることで、リノベーションをしたらどのような住まいに造り変えることができるのかイメージがしやすくなるため、プランを立てる前に多くの事例を見ることをおすすめします。自分たちの条件をピックアップして、希望に近いリノベ会社を探し、よく相談してみましょう。
一方で、リノベーションをする際に注意すべきポイントもあるため、リノベーションを検討している方は本記事を参考にしてください。