2023.9.13

リノベーションの見積もりをもらう際の注意点は?見積もりのもらい方や比較する際のポイントも解説!

リノベーションには大規模な工事が伴うため、高額な費用がかかってしまう可能性が高いです。

 

予算内でリノベーションを行うため、あらかじめリノベーション会社に費用を見積もってもらうのが一般的で、予算を超えてしまった場合は優先順位の低い工事をプランから外します。

 

また、複数の会社から見積もりをもらうことを相見積もりと言い、少しでも安い金額でリノベーションをしてくれる会社探しや、リノベーション会社に請求される金額が適切か確かめることができます。

 

リノベーションを検討している方は、本記事を参考にリノベーション費用の見積もりをもらいましょう。

 

リノベーションの見積もりとは?

リノベーションの見積もりとは、リノベーション工事にかかる費用を会社に算出してもらうことを指します。

 

リノベーションをする際は、あらかじめ決めておいた予算の中でプランを立てます。

 

リノベーションの費用相場はインターネット上の情報からも知ることができますが、最終的にリノベーション会社へ支払う金額はプランニングを立て、会社に見積もりをもらうまで分かりません。

 

予算を超えてしまう場合はプランを見直さなければならないため、プランニング後は必ずリノベーションの見積もりをもらいましょう。

 

見積もりをとるときの注意点や押さえるべきポイント

ここからはリノベーションの見積もりをとるときの注意点や押さえるべきポイントについて紹介します。

 

リノベーションとリフォームの違いについて理解する

まずリノベーションとリフォームでは、工事を行う目的が異なります。

 

リフォームは劣化した箇所を元の状態に戻すために工事を行いますが、リノベーションは住まいを一新して新しい価値を生み出す工事のことを指します。

 

リノベーションは間取り変更や増築など大規模な工事を伴うことが多く、リフォームよりも費用が高額になることが一般的です。

 

相見積もりは最低3社以上からもらう

複数の会社から見積もりをもらい比較検討することを相見積もりと言います。

 

もし見積もりを1会社からしかもらわなかった場合、比較することができないため、リノベーションにかかる費用が適正な価格であるか判断することができません。

 

リノベーションを依頼する側は工事に関する知識がないため、適正価格よりも高い金額を請求してくる悪徳会社に依頼をしてしまう事例がよく起こっているため注意しましょう。

 

相見積もりをする際は、比較対象が多いほど正確に判断することができるため、最低3社以上からもらうことをおすすめします。

 

相見積もりをとるときは同じ条件に揃える

前述した通り、相見積もりをする際は3社以上から見積もりをもらうことで会社選びに失敗する可能性が低くなりますが、見積もりの条件は同じに揃えなければ適切な判断ができないため意味がありません。

 

リノベーションは同じ施工内容だったとしても、使用する建材や素材によって費用は異なります。

 

同条件で相見積もりをして、揃った見積もりからリノベーションを行うか、どの会社依頼をするかを判断しましょう。

 

他社の見積もりを提示するのはマナー違反

他社からもらった見積書を提示することで値引きをしてもらえると考える方も多いかもしれませんが、リノベーション会社に見積もりをもらう際に、他の会社からもらった見積書を提示することはマナー違反です。

 

見積もりを算出するのは簡単ではなく、事前の打ち合わせや社内ミーティングなど多くの時間やコストを費やしています。

 

また、リノベーション会社が培ってきた技術やノウハウが見積書に記載されている可能性があるため、重要な情報を流出してしまう可能性もあります。

 

見積書を他社に提示するマナー違反を犯し、築いた信頼関係を壊さないようにしましょう。

 

リノベーションの見積もりをとる際の流れ

リノベーションの見積もりをもらうまでにはいくつかの工程があります。

 

以下の流れで見積もりをもらいましょう。

 

1.リノベーションを行う目的や予算を明確にする

2.リノベーションのプランを立てる

3.現地調査を行う

4.見積もりをもらう

5.相見積もりをもらい比較する

 

中古の戸建てやマンションを購入してリノベーションする場合は現地調査をすることができないため、現地調査の代わりに図面や写真を用意しましょう。

 

相見積もりをもらい比較して初めて工事を依頼する会社との契約に進みます。

 

見積書をもらった時に会社へ確認すべき4つのこと

ここからは見積書をもらった時に会社へ確認すべき4つのことについて紹介します。

 

確認を忘れてしまうと後から大きなトラブルに発展してしまう可能性があるため、必ず確認しましょう。

 

見積書の有効期限

見積書の有効期限は約2週間〜半年の間が一般的です。

 

なぜ見積書に有効期限が定められているのか疑問に感じる方も多いかもしれませんが、見積もりで算出された金額は見積もり時の原材料価格などをもとに決められているからです。

 

原材料の供給が不足するなど、外部の影響によりリノベーションにかかる費用は変動してしまう可能性があることを理解しておきましょう。

 

また、見積もり金額にはキャンペーンの割引などが適用されている可能性があるため、キャンペーンの期限が過ぎてしまえば割引の適用外となります。

 

「一式」と記載されている項目の内訳

見積書の体裁は会社によって異なるため、項目1つずつの詳細を書かずに「一式」

とまとめている場合もあります。

 

「一式」とだけ記載されていると、どのような工事内容が含まれているのか、どのような素材が使用されているのか把握できません。

 

「一式」の解釈が依頼者側と会社で違うことで、後々トラブルになってしまう可能性があります。

 

見積書を会社からもらったタイミングで、「一式」と書かれている項目の内訳を必ず確認しましょう。

 

保証の内容

見積書を確認する時は金額に目が行ってしまいますが、それ以外にも確認すべき項目がいくつかあり、その1つが保証内容です。

 

リノベーション後にトラブルが発生してしまった場合に備え、各会社は保証制度を用意しています。

 

見積書には保証内容についての記載がある場合とない場合があります。

 

記載があれば確認する必要はありませんが、記載されていない場合はどのような保証を受けることができるのか担当者に確認しましょう。

 

諸費用の割合

諸費用とはリノベーション工事に伴う細かな経費のことを指します。

 

例えば、会社の交通費や駐車代、建材の運搬費用、粗利益などが該当します。

 

諸費用はリノベーション費用全体の8〜22%が平均的な相場ですが、それ以上の金額が提示された場合は何に費用がかかってしまっているのか確認しましょう。

 

また、諸費用が高いことは悪徳会社かを判断する材料の1つになります。

 

諸費用が平均よりも高い場合は、抑えられる諸費用はないか相談しましょう。

 

まとめ

リノベーションの見積もりをもらうことで、予算内の金額で工事を行えることや信頼できる会社であることを確認することができます。

 

「安い金額で工事をしてくれる」「こだわったプランを叶えてくれる」といった希望を実現してくれるリノベーション会社を見つけることが大切です。

 

また、リノベーションの見積もりを複数社からもらうことを相見積もりと言いますが、1社からだけでなく、最低でも3社以上からもらうことで適切に比較検討することができます。

 

リノベーションを検討している方は、少しでも安い金額でリノベーションを行えるよう、本記事を参考に見積もりをもらいましょう。

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