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2023.6.26

今更聞けないリノベーションとリフォームの違いとは?目的やメリットについて徹底解説

古くなった住まいを修復する時に「リノベーションとリフォームの違い」について疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。

 

特に「リノベーション」という言葉は最近よくテレビなどでも聞くようになりましたが、リフォームと同じ意味で使ってしまっている人も多いでしょう。

 

本記事ではリノベーションとリフォームの違いについて解説します。

 

費用や事例についても紹介するので、リノベーションやリフォームを検討している人は参考にしてください。

 

リノベーションとリフォームの違いとは?

リノベーションとリフォームを同じ意味で使ってしまってはいないでしょうか。

 

まずはそれぞれの違いについて確認していきましょう。

 

リノベーションとは「新しい価値を生み出すこと」

リノベーションとは家全体を刷新することで、「間取りの変更」「機能の追加」など住まいの価値を新しく生み出すことを言います。

 

中古物件を購入して自分好みの住まいに変えたい人や家族構成が変わりライフスタイルに合った住まいにしたい人に向いています。

 

リノベーションのメリット

リノベーションのメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。

 

1.自分好みのデザインにすることができる

2.資産性が高まる

3.物件の選択肢が増える

 

リノベーションをする最大のメリットは間取り変更や設備の追加など大規模な工事を行うことができることです。

 

これにより、快適な住空間を実現できるだけでなく、家自体の資産価値を高めることもできます。

 

さらに新築物件を探す際は選択肢が少ないため、希望するエリアで物件を見つけるのが難しいですが、中古物件であればすでに流通している中から探すので選択肢も広がるでしょう。

 

リノベーションのデメリット

リノベーションのデメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。

 

1.工事の費用が高い

2.工事期間が長くなる

3.間取りの変更ができない物件もある

 

リノベーションはリフォームと比べて工事が大規模になることから、費用が高額になってしまうことが多く、必然的に工事期間も長くなります。

 

また、中古マンションをリノベーションする場合は、建物の構造によっては間取りの変更が自由にできない可能性もあります。

 

規約によっても制限が設けられていることもあるため、中古マンションを購入する際は事前にマンションの情報を確認しておくことをおすすめします。

 

リフォームとは「元の状態に戻すこと」

リフォームとは築年数が経ち、劣化してしまった箇所を限りなく元の状態に回復するために行われる工事のことを言い、一般的には壁紙や床材の張り替え、外壁塗装などの小規模な工事が該当します。

 

また、住宅の増築やバリアフリー化などの工事もリフォームに含まれます。

 

リフォームのメリット

リノベーションのメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。

 

1.工事の費用を抑えられる

2.工事期間が短い

3.施工事例を再現しやすい

 

リフォームは部分的な修復を目的として行うため、小規模な工事で済ますことができ、費用も抑えられるのがメリットです。

 

そして、工事期間も短く、半日で終わるものもあります。

 

また、設備の交換を行う場合は、グレードを下げることで費用をさらに抑えることもできるでしょう。

 

リフォームもリノベーションも施工事例を見て完成後をイメージしますが、リフォームは施工事例の再現性が高いため、失敗のリスクも少ないです。

 

リフォームのデメリット

リノベーションのデメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。

 

1.住宅性能は向上しない

2.リフォームデザインに制限がある

3.定期的にリフォームを行う必要がある

 

リフォームは一般的に劣化した箇所の部分的な修復を行うため、住宅性能を向上させることはできません。

 

そして、1つの箇所をリフォームしたとしても、その他の箇所も数年後にはリフォームしなければならないため、定期的にリフォームを行うことが必要です。

 

また、LDKのキッチン部分をリフォームする場合などは全体のデザインを崩さないために大きくデザインを変えることができず、自分の理想に近づけることができないでしょう。

 

リノベーションとリフォームの進め方

リノベーションとリフォームの進め方はプランによって異なりますが、一般的には以下のような流れで進めていきます。

 

1.ヒアリング

2.現地調査

3.プランニング・見積もり

4.申し込み

5.構造調査

6.素材・設備選び

7.契約

8.施工

9.完成

10.引き渡し

 

リノベーションやリフォームを行っている期間は当然ながら、別の住まいで生活をするか、その場所を利用することができないため、引き渡しまでにかかる時間を把握しておくことはとても重要です。

 

また、トラブルなどが途中で発生する場合は工期が長引いてしまうため、スケジュールに余裕を持つことをおすすめします。

 

リノベーションとリフォームにかかる費用

リノベーションやリフォームを検討している人にとって気になるのは工事にかかる費用でしょう。

 

それぞれにかかる費用についてここからは説明します。

 

リノベーション費用

リノベーションにかかる費用は工事内容や面積によって異なり、600万円〜1,700万円程度です。

 

また、設備を刷新する場合は、設備ごとのグレードによって大きく変わるため、予算に合わせてプランニングしましょう。

リフォーム費用

リフォームにかかる費用はどの部分を工事するかによって金額が大きく変わり、国土交通省が調査した令和2年度の「住宅市場動向調査報告書」では、平均181万円かかると公表されています。

 

場所別のリフォーム費用一覧は以下の通りです。

場所 費用相場
トイレ 10万円〜30万円
キッチン 50万円〜100万円
お風呂・浴室 50万円〜100万円
洗面所 20万円〜50万円
リビング 50万円〜150万円

 

リノベーションの施工事例

ここからは実際に施工されたリノベーションの事例を紹介します。

 

施工事例を見ることで完成した後の暮らしをイメージすることができ、リノベーションに失敗する可能性を減らすことができます。

 

自分好みのデザインを見つけた方はリフォーム会社へ相談をしてみてください。

 

事例①:憧れのカフェハウスにリノベーション

4人家族の依頼主様の希望通り、細部までこだわって、家族みんなで楽しく生活ができる住まいに仕上げています。

 

リビングの上にはロフトを配置し、天井までの高さを確保することで開放感のある空間にリノベーションしています。

 

また、フローリングや天井のクロスを木目柄にすることでカフェ風のインテリアともマッチさせているのが特徴です。

 

事例②:大人のアジアンリゾート風リノベーション

こちらの事例では、シックな色合いと素材にこだわり、「ヴィラ」をテーマにしたアジアンリゾート風の住まいにリノベーションしています。

 

また、暮らしながら間接照明やDIYでインテリアを作りこめるよう余白を残しているのもポイントです。

 

事例③:家族のシンプルライフを叶えるリノベーション

こちらの事例では、ご家族の動線を考慮してリノベーションを行い、暮らしやすさと住みやすさがポイントです。

 

シンプルライフをテーマにフローリングやインテリアには木目調のものを多く採用しています。

 

また、依頼主様の希望で窓側のスペースを畳にし、窓を大きくすることで部屋全体が明るくなるようにリノベーションをしています。

 

まとめ

今回はリノベーションとリフォームの違いについて説明してきました。

 

リノベーションとリフォームを同じ意味で使ってしまっている人も多いと思いますが、リノベーションは「新しい価値を生み出すこと」、リフォームは「元の状態に戻すこと」と覚えておきましょう。

 

最近では、中古住宅を購入して自分好みの家にする人が増えています。

 

デザイン性も高く、間取り変更や設備の追加も自由にできるので、こだわりを持っている方はリフォームではなくリノベーションを選択することをおすすめします。

 

ただし、リノベションは大規模な工事となり高額な費用がかかるケースもあるため、施工事例を参考にリフォーム会社へ一度相談をしてみましょう。

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