納戸をリノベで大変身♪WICにする?DENにする?
マンションの間取り図を見ていて、「N」という表記を見かけたことはないでしょうか?
この「N」とは、納戸のことです。
納戸ってそもそも何?リノベーションするとしたら、どんな活用法があるのでしょうか?
詳しくご説明します。
納戸とは
納戸とは、主に収納スペースとして使うことを想定してつくられた小さな部屋のことです。
普通の居室との違いは、窓や換気用の開口部がないこと。
建築基準法によると、その部屋の床面積を基準に、一定サイズの採光できる窓や換気用の開口部がなければ居室とは認められません。そのため居室と区別するために、窓のない部屋は間取り図の上では「N=納戸」と表記されます。
最近では「ストレージルーム」「サービスルーム」の略として「S」と表記されていることもあるので覚えておいてください☆
納戸がデッドスペースになりがちな理由
収納として設けられる納戸ですが、実は意外と「使いづらい」「活用できない」といった声をよく聞きます。
なぜなら、昔ながらの納戸には棚も何も付いていないから。
大きいものを収納するためのスペースとしては重宝しますが、あまり使わないものを「とりあえず納戸に」と積み重ねて収納していくと、「奥の物が取り出しづらい」「何を入れたか覚えていない」といった事態に陥ってしまうのです…。
一方で、収納以外の用途に使おうとすると「窓がないから暗い」「湿っぽい」といったネガティブイメージが。
そのため、納戸付きの中古物件を購入したら、壊して他の部屋と繋げてしまうか、使い勝手の良い空間にリノベーションする方が多いです。
納戸のリノベーションアイデア6選
納戸をリノベーションして有効的に活用するアイデアをいくつかご紹介します♪
【その1】WIC
収納したい物に合わせて棚を取り付け、照明も付ければウォークインクローゼットに変身!昔ながらの納戸はクロスやフローリングが張られていないことも多いので、明るい色の壁紙などを張ってあげるとずいぶん雰囲気が変わります。
【その2】図書コーナー
窓がない=紫外線が入ってこないため、本の日焼けを心配することなく大切に保管できます。この場合も本の大きさに合わせて棚を取り付けるとGOOD。納戸は換気口がなく湿気が溜まりやすかったりもするので、扉を外すか、風を通す内窓を取り付けることをお勧めします。
【その3】手洗い
最近は感染症予防のために、帰ったらすぐ手を洗いたいというニーズも増えています。配水管の状況によっては、納戸の空間を活用して手洗いを増設することも可能です。
【その4】シアタールーム
窓がなく音が漏れにくい納戸を、ミニシアタールームとして活用するのもアリ!防音対策を施して、コンセントや照明を追加すれば、自分だけの映画館が完成♪
【その5】DEN
DENとは英語で「動物の巣」や「ほら穴」の意味。北米では、住宅の中の書斎や隠れ家など、ちょっとした小スペースのことをDENと呼びます。小さな納戸は、このDENをつくるのにビッタリ!リモートワークをする機会の多い方にオススメです。
【その6】ペットの部屋
狭い所が好きなネコちゃんのお部屋として、納戸を活用してはいかがでしょう?壁にキャトステップなどを取り付けると、楽しく遊んでくれるはず♪
いかがでしたか?
デッドスペースと言われがちな納戸も、工夫次第でいろんな用途にリノベーションすることができます。
納戸を持て余してお困りの方はぜひ、私たちにご相談ください♪