2022.12.26

中古マンションのリノベーションやリフォームの費用ってどのくらいかかるの? 福岡の相場観などもご紹介!

 

オーダーメイドが基本のリノベーション。中古マンションのリフォームやリノベーション費用は一般的にどれくらいなのか?

もちろんケースによりけりですが、今回の記事では福岡におけるリノベーション費用の相場などについてご紹介していきます。

 

 

 

マンションリノベーションの費用相場

 

マンションのリノベーション費用は、面積や間取りプランによって大きく異なります。

そのため一概にいうことはできませんが、70㎡の中古マンションをフルリノベーションする場合は約800万円~1500万円を目安に予算を用意しておくとよいでしょう。

 

また、マンションのリノベーションの場合は㎡の単価でみると12万~16万円程度が費用相場とされています。

 

ただし、間取りを変えず、既存の壁やキッチンなどの設備機器を活かす場合は、費用が抑えられるケースもあります。

リノベーションをするときは優先順位を決めて、より必要な工事に予算を回せるように工夫することがコツです。

 

 

 

マンションリノベーションにかかわる費用の内訳

 

マンションのリノベーション費用と一口にいっても、その内訳はさまざまな費用によって構成されています。リノベーション費用を抑えるためにも、その内訳についてしっかりと知っておきましょう。

 

| 工事費用          約600〜1,000万円 ※間取り、床面積にもよる

工事費用は、今ある内装や設備を解体したり撤去したりするときにかかる工事全般を指します。

内装工事はもちろんのこと、給排水や電気配線工事も含まれています。

 

| 設備機器・資材費          約200~300万円 ※間取り、床面積にもよる

設備機器・資材費は、リノベーションに必要となるシステムキッチン・ユニットバス、床材や建具、クロスなどの材料費のことを指します。

材料のグレードを調整することで、リノベーション費用を削減することが可能です。

 

| オプション工事費          約50~100万円

オプション費用は、造作家具や造作建具を新しく設置するときや、今ある設備の補修などをするときに必要となる費用です。

 

| 諸費用              約50〜100万円 ※総工事費にもよる

工事以外にかかる、書類作成の手数料や消費税などが諸費用に含まれます。

 

| 仮住まい費用   10〜30万円 ※ご自宅リノベーションの場合

仮住まい費用は、リノベーション工事中の仮住まいにかかる家賃や引越しの費用などを含みます。

見逃されがちですが、ある程度まとまった費用が必要となるため注意しましょう。

 

 

もちろん間取りや広さ、リノベーションの内容によって変動します。

設計費や諸費用は下げることが難しいですが、ほかの費用は工夫をすれば金額を抑えられるものばかりです。予算を抑えたい場合は、次項で紹介する費用を抑えるコツを実践していきましょう。

 

 

 

▸マンションリノベーションの費用が異なる理由

マンションの部屋の大きさが同じであっても、建材のグレードやプランの内容によってリノベーション費用は大きく変わってきます。

 

例えば、床をリノベーションする場合、高価な無垢材などを選択するとリノベーション価格は上がります。無垢材は経年変化による風合いが楽しめるといったメリットがありますが、少し値段が高いため、事前に値段などを確認しておくようにしましょう。

 

また、間取り変更する場合もキッチンやトイレなどの水回りを大きく移動させてしまうと、大規模な工事となり部屋の大きさが同じでもリノベーションの費用は高くなります。

 

マンションのリノベーション費用が変わる理由としては、依頼する業者によっても多く変わります。リノベーションを検討する際は業者選びも慎重に選ぶようにしましょう。

 

 

 

マンションリノベの費用を抑えるには?

 

ここでは、マンションリノベーションの費用を抑える方法を紹介していきます。リノベーションにかけられる費用が限られている場合でも、下記で紹介する方法を使うことにより費用が抑えられる場合があります。

少しでも費用を抑え、満足度の高いリノベーションを実現させましょう。

 

▸現状の内装や間取りを活用する

リノベーションの費用を抑えるためには、現在の内装や間取りを生かした工事を行うことがポイントとなります。床や壁、天井の解体には解体費や下地作りが必要になるため、内装・間取りを変えないリノベーションは内装を完全に解体するマンションリノベーションより1~2割ほど全体の費用を抑えることができます。

現状の内装や間取りを生かすリフォームの具体的な例としては、

・間取り変更をせず、フローリングやクロスの貼り換えのみで雰囲気を変える

・スケルトンを活かして、コンクリートの無機質な内装のままにする

 

などが挙げられます。工事の数が減れば費用も少額にできますので、現状の内装や間取りを活かせる場所はないか入念に考え、プランを立てるようにしましょう。

 

 

▸補助金制度を活用する

補助金制度では耐震、省エネ、バリアフリーのリフォームでの補助金を利用できる場合があります。また各自治体が独自に採用している制度などもありますので、お住いになりたいエリアや地域の情報も調べて見て下さい。

下記、一例をこちらご紹介します。

 

 

| こどもみらい住宅支援事業

子育て世帯や若者夫婦世帯の省エネ改修などに対して補助する制度

最大60万円/戸

 

| 既存住宅における断熱リフォーム支援事業

高性能建材を用いた断熱改修工事をおこなった場合に補助金を受けられる制度

最大120万円/戸

 

| 次世代省エネ建材の実証支援事業

既存住宅のリフォームにおいて、次世代省エネ建材の効果の実証を支援する事業

最大300万円/戸

 

| 長期優良住宅化リフォーム推進事業

既存住宅の長寿命化・省エネ化など性能を向上させるリフォームや、子育て世帯向けリフォームに対する補助金制度

最大250万円/戸

 

| 介護・バリアフリーリフォーム補助金

自宅をバリアフリー改修するときに、介護保険を活用して国から補助金を受け取れる制度

最大18万円/戸

 

| 各自治体のリフォーム関連助成金

各自治体が独自に実施しているリフォームに対する助成金制度

制度により異なる

 

 

住宅ローン減税制度を活用する

住宅ローン減税は、10年以上の住宅ローンを利用して中古住宅をリフォームしたときに、一定の要件を満たしている場合に最大10年間、年末の住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除される制度です。マンションのリノベーションにおいても、特定の工事を行うことで住宅ローンが適用になります。

 

【住宅ローンが適用になる対象工事】

①建築基準法に規定する大規模の修繕または模様替え、改築、増築

②マンションなどの区分所有部分の床、階段、壁の過半についておこなう修繕または模様替え

③居室、調理室、浴室、便所、洗面所、何度、玄関、廊下の一室の床または壁全部についておこなう修繕または模様替え

④現行の耐震基準に適合させるための耐震改修工事

⑤一定のバリアフリー改修工事

⑥一定の省エネ改修工事

※対象となる改修工事費用から、補助金などをのぞいた金額が100万円(税込)を超える場合に限る

 

 

 

中古マンション購入とリノベーションの賢い進め方を知りたい!

 

リノベーションのセミナーやイベントなどで、よく項目になるのが「賢い中古マンション購入」と「リノベーションの進め方」などがあります。別記事でもご紹介しておりますが、物件をお持ちでなくこれから中古マンションの購入を検討されている方に、そもそも知っておきたいポイントをご紹介します。

 

そもそも、中古マンションの物件を購入するにあたり、「どの会社に相談すればいいの?」という質問が多くあります。そこでポイントになるのが、「中古物件の購入」と「リノベーション」をまずは別々に考えることをおすすめします。というのも、中古マンションの購入からリノベーションまでをワンストップで一つの会社が行うケースもあれば、中古物件の購入とリノベーションを行う会社が別々のケースも多くあるからです。それでは、中古物件の購入とリノベーションの仕組みを具体的に見ていきましょう。

 

▸ 一般的に中古マンション(物件)購入が可能な会社

・不動産会社

・リノベーション会社

・工務店

・設計事務所

・その他

 

上記会社は、一般的に中古マンションの売買を取り扱う会社になります。一番代表的な例では、不動産会社が一般的で、中古マンションや中古戸建てなどの物件を探し、紹介や案内をしてくれる会社になります。いわゆる「不動産仲介」や「物件売買」などと呼ばれることもあります。

不動産会社は主に、中古マンションや中古戸建てなどの物件の情報を持っており、中古物件の購入に際して様々な相談が可能です。例えば、希望のエリアの物件情報や予算、価格などのローンにまつわることなど、リノベーションというよりも中古マンションや中古戸建ての「物件情報」を取り扱っています。

そして、不動産会社の中には、リノベーションも行う会社もあります。そのため、物件の購入からリノベーションまでをすべて相談できる会社もありますし、そうではないケースも存在します。

 

次にリノベーション会社についてですが、主にリノベーションを専門的に行う(施工する)会社のことを指します。リノベーション会社の多くは、一般的に工務店が多く、新築やリフォームも行っている会社が多くあります。施工会社や施工請負と呼ばれることもあります。

工務店は福岡にも多くの会社がありますし、そのほとんどが地元や地場の企業が多い特徴があります。工務店によってリノベーション業務の得意な分野がある場合もあります。例えば内観で言えば、木材や無垢材を使ったフローリングや内装が得意であったり、内壁の珪藻土や漆喰の左官工事が得意であったりなど。その他にも、アイアン階段や輸入建具、インダストリアルデザインが得意など工務店によって特徴がある場合もあるので、リノベーションを検討される際は、リノベーション会社や工務店(施工会社)の施工事例や過去の物件(実例)などを見学してもいいでしょう。

上記した設計事務所やその他ハウスメーカーなどもリノベーションのデザインから施工まで行うケースもあります。

 

また不動産会社同様、リノベーション会社や工務店が中古物件の購入のところからリノベーションまでをワンストップで行うケースもあります。同じ会社やグループ会社で中古物件の購入からリノベーションまでを取り扱う場合もありますし、中古物件の購入とリノベーションをそれぞれ提携している会社に案内してもらうケースも存在します。

 

少し複雑かもしれませんが、「中古物件の購入」と「リノベーション」を棲み分けて考えることで、より頭が整理できますし、より柔軟でリノベーションの対応の幅が大きく異なります。

 

 

 

まとめ

 

さて今回の記事では、「リノベーションの費用相場」についてご紹介してきました。

 

リノベーションと一言で言っても、関わる業者やリノベーションの内容、やりたいことや希望などによって費用は大きく異なります。

ご自身やご家族の理想を明確にした上で、しっかりとプランを立てて行きましょう。

 

なお、プロシードデザインでは、そんなこれからリノベーションを検討されている方のために、「お金にまつわること」や「リノベーションのお得な情報」など様々なセミナーや相談会を無料で実施しております。また随時資料請求も承っております。お気軽に何でもご相談いただければと思います。

 

ひとりひとり、ご家族ごとに異なったデザインとリノベーション、住まいをご提案しております。

是非そちらの施工事例一覧ページもごらんください。

https://re-proceeddesign.com/works/

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