リノベーションのテイストとは?テイストに応じた福岡人気インテリア選択ポイントをご紹介
マンションリノベーションやリフォームをする上で、どのようなテイストやスタイルにしたいかお悩みの方は必見!
福岡において、リノベーションのテイスト別でインテリアを選ぶポイントをご紹介していきます。
リノベーションのテイストとスタイル別のインテリアについて
別の記事にてご紹介しておりますが、リノベーションやフルリノベーションといっても、そのテイストや様式はさまざまです。
では、実際にマンションリノベーションを検討する上で、イメージ通りのスタイルにするにはどのような内装やインテリアが好ましいのか。今回の記事では、テイスト別、スタイル別に「インテリア」についてご紹介していきます。リノベーション会社や不動産会社によっても、そのデザインや提案してもらう情報が異なります。是非こちらの記事を見て、具体的なリノベーションのテイストやインテリア選びの参考にされてみてください!
自然素材(ナチュラル)
自然の温もりを感じさせる素材感や落ち着いた雰囲気であることから人気の高いテイストの一つ「ナチュラル」スタイル。流行に左右される事なく自然体でいられる空間は、穏やかで癒されます。例えば、床材には無垢材のオーク・メープル・バーチなどが多く使われます。また、杉の木やヒノキ、ナラなど日本古来の木材も多く使用されます。
ナチュラルなテイストのリノベーションをされる際のインテリアポイントは、やはり「自然素材」の材質に如何にこだわるかになります。
ナチュラルテイスト、自然素材のスタイルのリノベーションは、無垢材のフローリングが多く採用され、質感が美しく調湿効果も期待できる漆喰や珪藻土の内壁も多く使われます。また、お子さまやペットを考慮したアレルギー対策など、体に安全で安心な素材を選ぶことが多くあります。
そのため、インテリア選びにおいても自然や健康に配慮した素材のインテリア選びがポイントになります。
例えば、カーテンやクッションなどはコットンや生成り素材、木綿やガーゼ等を使うことで光をやわらかく反射させ、優しい風が揺らぐ様子を演出できます。
ナチュラルなテイストの住まいはどうしてもパステルカラーや自然に溶け込む色合いが好まれます。そこで、逆に原色に近いような赤や青、水色などのビビットなカラーのインテリアをチョイスすることで、内装にメリハリが出て飽きない住まいづくりになるケースもあります。
また、自然素材の多い住まいには「タイル」が良く映えます。例えばキッチンをタイル貼りにしてみたり、洗面所やお手洗いにワンポイントのタイルを貼ってみたりすると、とてもかわいらしく、漆喰や珪藻土の内壁にとても良く似合います。
和モダン
日本古来の趣と洗練された、木・紙・石に包まれるような内観が特徴的な「和モダン」スタイル。畳の肌ざわりやイ草の香り、木の温もりや障子から注ぐやわらかな光。木・紙・石といった日本古来の素材は、心に染み入るようなやすらぎをもたらしてくれます。そこに現代の暮らしやすさをプラスしたのが『和モダン』な住まい。日本人であることを誇りに思わずにはいられない、情緒ある空間。極上のおもてなしを受けたような心地よさを感じます。
そんな和モダンスタイルの住まいに欠かせないのが、「天井の梁」や「雪見障子」、「組子格子」といった日本古来の美しさを表現した内観や内装になります。
ただ和モダンを検討している方の中にも、「和室のインテリアって似たようなものでは?」「同じに見えて代わり映えがしない?」など感じている方も少なくないかもしれません。
しかし最近では「引き戸を開けたまま使いたい」「見せる和室」といった思考も多く。開放的な空間と和の共存を楽しむケースも多々あります。
格子や障子、畳にアクセントがあるので、そのような住まいにされる方は、インテリアの素材や材木をシンプルなものにこだわると落ち着いて統一された空間にすることができます。フローリングの無垢材や天井の素材とのメリハリを良く考慮されると素敵な住まいになるかもしれません。
また、星野リゾートや有名な旅館など、和モダンなテイストの宿泊施設も多くあります。旅行などで行かれたり、旅のパンフレットを眺めたりするだけでも参考になるかもしれません。
北欧
「北欧風テイスト」の住まいとは、北欧地方のような住まいを指します。そしてよく耳にする「北欧インテリア」とは、北欧地方で愛されるインテリアスタイルのことになります。ここで言う北欧とはヨーロッパの北に位置するスカンジナビア半島のエリアで、主にフィンランド・デンマーク・ノルウェー・スウェーデンの4ヶ国周辺を指します。
北欧の国々は冬季が長く、寒さが厳しいうえに日照時間も短いので、外で過ごすよりも自宅で家族と過ごす時間が長い傾向にあります。そのため、長時間家の中で快適に過ごせるような温かみのあるインテリアスタイルが普及していきました。
その特徴は、「居心地のよい空間」と「シンプル且つ上質」を絶妙に組み合わせたものになります。北欧の人々は上質でデザインに優れたアイテムをひとつひとつこだわって選び、お気に入りの空間づくりを楽しんでいます。
北欧インテリアといっても様々なタイプがあります。例えば、白をベースにポップカラーをアクセントにした明るい北欧インテリア。深い色味の北欧のヴィンテージ家具を使ってシックにまとめた北欧インテリア。同じ北欧なのに、全く違います。
北欧スタイルにされる際のポイントは、北欧インテリアは家の中でも自然が感じられるような、木製で温かみのあるデザインのものが多いので。長い時間室内で過ごすための、シンプルでいて高い実用性も兼ね備えたインテリア選びをすることになります。
例えば、ソファにはカラフルなクッションを並べたり、棚にはビビッドな色使いの小物を置いたり。差し色を上手に取り入れることで、北欧スタイルにぐっと近づきます。
ただし、アクセントの色はトーンを合わせることが大切です。ビビッドカラーならビビッドカラー、パステルカラーならパステルカラーで統一し、同じ空間のなかにビビッドとパステルを混ぜないように心がけましょう。
西海岸(カリフォルニアスタイル)
リノベーションの中でも特に人気があるのが、「西海岸スタイル」。その名の通り、西海岸の特にカリフォルニアをイメージした、海沿いでカジュアルにスローな暮らしを楽しむためのスタイルが多いです。特にサーファーの多くが憧れるテイストが多く、窓からたっぷりと注ぐ自然光と風。明るく開放的な西海岸テイストの住まいでは、お酒を飲んだり、本を読んだり、ボードにオイルを塗ったり。家族でスローな暮らしを楽しむことができます。大切なのは「いかにリラックスできるか」ということ。古材を使用したインテリアや羽目板の壁、モルタルのキッチンといったラフでカジュアルな素材をふんだんに使って、くつろげる雰囲気が作れます。
西海岸インテリアに欠かせないのが「白い壁」になります。壁を白にするだけで、より西海岸の雰囲気を演出することができます。手軽に壁紙やクロスを張るのもよいですが、塗りムラや刷毛跡を残しながら白いペンキを塗ったり、アンティーク煉瓦の上から白いペンキをラフに塗ったりすれば、より西海岸の陽気な空気をつくることができます。
海岸沿いに建つビーチハウスのように、床や壁は濃い色の無垢材を用い、白い塗り壁の空間の中に、サーフボードやヤシ系の観葉植物を飾るとスタイルが強調されます。
そして、このスタイルの大きな特徴は、ソファやラグマット、照明器具などの家具や雑貨に青や水色を使う、「海を連想させる」コーディネートです。
カリフォルニアスタイルは、スペースが広い、窓が大きい、天井が高い、採光・通風がよいなど、開放感のあふれる室内空間によく似合います。また、ヴィンテージ感を演出するアイアンやレザー、レンガやタイルなどの素材と相性がよいため、家具や内装に用いられることが多くあります。
インダストリアル(ブルックリンスタイル)
インダストリアル(Industrial)とは、「産業の、工業の」という意味になります。
イメージすると、古い煉瓦の壁、コンクリートの天井、むきだしの配管。かつて工場や倉庫だった時代の名残りを感じる、ロフトアパートメントのような。無骨さと無機質さのなかに整然と主張するシルエット、洗練された美しさを感じさせるのが、クラフトのインダストリアル空間です。「無骨さ=ラフ」と「洗練さ=上質さ」の相反する絶妙なバランスを共存させることで、クールで居心地よい住まいにリノベーションします。
インダストリアルな空間はインテリアや照明器具などにこだわり、素材や色、はたまた歴史やクラフトなども厳選し、無骨さの中にシックで洗練された雰囲気が漂う「大人の住まい」が特徴的です。
インダストリアルデザインとは、工業的なデザインですので、工業的な内装やインテリアを活用することになります。例えば、工場街をイメージさせるような、スチールやコンクリートなどの建築資材がむき出しになった、無骨だがかっこいいデザインなど、壁はコンクリートや、ざらざらした荒削りな印象のもの、家具はスチールなどの無機質な金属が合います。ヴィンテージ感を出すために、あえて「サビ加工」をする場合もあります。
また、レンガやコンクリート、スチールなどの素材を活かした、どことなく重厚感の漂うインテリアの様式を「ブルックリンスタイル」と呼びます。
ブルックリンはアメリカのニューヨーク州にある地名で、東海岸に面した元・工業地帯の都市になります。そのため先述した「西海岸・カリフォルニア」とは反対に位置し、デザインやスタイルも大きく異なります。
まとめ
今回の記事では、様々なリノベーションのテイストとテイスト別インテリアの選び方などをご紹介してきました。
上記でご紹介したテイスト以外にも多くのスタイルや様式があります。また機会がありましたら上記以外のテイストもご紹介させていただきます。
さてプロシードデザインでは、この記事でご紹介したテイストの実例やそれ以外のスタイルの事例をご紹介しております。
ひとりひとり、ご家族ごとに異なったデザインとリノベーション、住まいをご提案しております。是非そちらのページも御覧ください。
https://re-proceeddesign.com/works/