2022.8.1

福岡のマンションリノベーションのテイストとは?テイスト別リノベをイメージしていきましょう!

マンションリノベーションやリフォームが人気の福岡において、最新の「リノベーション」事情をご紹介していきます。是非一緒に具体的な自分だけのリノベーションをイメージしていきましょう!!

 

 

自分好みの「リノベーション」スタイルを探そう!!

ここ数年で人気の「リノベーション」。ですが、リノベーションやフルリノベーションといっても、そのテイストや様式はさまざま。マンションリノベーションやリフォームをする際の参考になるよう、こちらの記事では、リノベーションをテイスト別、スタイル別にご紹介していきます。リノベーション会社や不動産会社に相談される前に、是非こちらの記事を見て、具体的なリノベーションをイメージしてみて下さい。

 

 

 

西海岸(カリフォルニアスタイル)

リノベーションの中でも特に人気があるのが、「西海岸スタイル」。西海岸の特にカリフォルニアをイメージした、海沿いでカジュアルにスローな暮らしを楽しむためのスタイルが多いです。特にサーファーの多くが憧れるテイストが多く、窓からたっぷりと注ぐ自然光と風。明るく開放的な西海岸テイストの住まいでは、お酒を飲んだり、本を読んだり、ボードにオイルを塗ったり。家族でスローな暮らしを楽しむことができます。大切なのは「いかにリラックスできるか」ということ。古材を使用したインテリアや羽目板の壁、モルタルのキッチンといったラフでカジュアルな素材をふんだんに使って、くつろげる雰囲気が作れます。

青空の下でからっとした空気と、海沿いのさわやかな潮風。明るく開放的な空間で、とにかくスローな暮らしを送るのが、カリフォルニアスタイルです。

独特のカルチャーが根付いたカリフォルニアスタイルの住まいは、毎日の暮らしがどこか非日常的なものになり、家族の暮らしが開放的でゆっくりと時間を過ごせることでしょう。

 

<カリフォルニアスタイルのポイント>

・明るく開放的

・カジュアル&ラフ

・リラックスできる

・白と材木(古材)をふんだんに

・海を感じる

 

というのが、カリフォルニアスタイルのポイント。今回ご紹介したように、羽目板や古材、無垢材といった質感にパンチのある素材をふんだんに使用して、居心地のよさをつくっていくことが大切です。

 

 

 

 

 

ホテルライク

まるで洗練された高級ホテルのような暮らしを叶えるのが「ホテルライク」のテイストになります。ホテルライクなテイストは、洗練されたインテリアや内観の美しさ、それでいてゆっくりとリラックスできることが絶妙なバランスで保たれていることが特徴的です。光沢のあるタイルやガラスドア、大理石など本物の素材にこだわって、シンプルかつ趣のある空間に仕上げます。上質なキッチンやワインセラーなど、設備にもこだわりたいもの。ホテルライクな住まいは、ワンランク上の暮らしをもたらし、優雅で洗練された日常を提供してくれます。

 

自宅のドアを開けた瞬間に広がる、非日常的な空間。クラシカルなホテル、デザイナーズホテル、アジアンリゾートホテルなど、テイストはお好みで。あなたがお好きなホテルをイメージしながら、インテリアをつくってみてはいかがでしょう。

 

とにかく「上質な素材感」にこだわることが大事になります。

そしてリビングダイニングの大きな特徴は、生活感がまったくないこと。一流のホテルなら、ハンガーやスリッパ、グラスやポット、冷蔵庫、場合によってはTVまで、収納の中に納まっています。

そして寝室も主役。家具やカーペット、クロスなどはすべて、高級感のある素材でまとめられています。素材感によって、ラグジュアリーな空気をもつくっています。

特に格式の高いクラシカルなホテルでは、ベッドのサイドボードも、スタンドも、ソファの上のクッションもシンメトリー(左右対称)が多いです。空間に堂々とした美しさや威厳を表すためのもので、まさに正統派のホテルライクテイストといえます。

 

 

 

 

 

和モダン

代表的な固有名詞で言うと星野リゾートのような、日本古来の趣と洗練された、木・紙・石に包まれるような内観が特徴的な「和モダン」スタイル。

畳の肌ざわりやイ草の香り、障子から注ぐやわらかな光。木・紙・石といった日本古来の素材は、心に染み入るようなやすらぎをもたらしてくれます。そこに現代の暮らしやすさをプラスしたのが『和モダン』な住まい。日本人であることを誇りに思わずにはいられない、情緒ある空間。極上のおもてなしを受けたような心地よさを感じます。

 

畳の心地や木の香り、障子など日本の伝統的な素材や意匠は、私たちの心に染み入るような心地よさがあります。疲れたときに、ホテルではなく、昔からある旅館ような和の雰囲気がしみじみと落ち着くのはそのためです。

心をとらえる雅な玄関 繊細な組子格子の間仕切り。プライベートな空間をそっと目隠しできます。

一言で和モダンと言っても、”和”と”モダン”のバランスによってイメージが大きく異なります。格子や障子といった和の「デザイン」や、紙、石といった和の「素材感」をどの程度取り入れるか。和の要素を取り入れば取り入れるほど、落ち着いた趣にできます。最小限に留めると、すっきりとモダンでシンプルな印象に仕上がります。

 

その他の「和」のテイストもご紹介します。

 

古民家

古民家にはっきりとした定義はありませんが、一般的に日本の伝統工法で建築された住まいを指します。そんな古民家の雰囲気を活かした、おもにリノベーションで採用されるスタイルです。立派な柱や梁はそのままに、現代の生活スタイルに合わせてナチュラルテイストやモダンテイストと組み合わせることが多いです。新築の住まいでも、太い柱や梁を設けて古民家風に演出するケースもあります。

 

昭和レトロ

レトロとは「懐古趣味」のこと。昭和レトロとは、昭和30年代の中頃から昭和50年代の中頃(60〜70年代)にかけて流行した鮮やかな花柄や幾何学模様、可愛らしい動物モチーフの生活雑貨やテキストタイルが特徴です。古民家スタイルと組み合わせると、ノスタルジックな雰囲気にもなります。

 

 

 

 

 

自然素材(ナチュラル)

自然の温もりを感じさせる素材感や落ち着いた雰囲気であることから人気の高いテイストの一つになります。流行に左右される事なく自然体でいられる空間は、穏やかで癒されます。例えば、床材には無垢材のオーク・メープル・バーチなどが多く使われます。また、杉の木やヒノキ、ナラなど日本古来の木材も多く使用されます。

 

無垢材の床は、裸足で歩いても気持ちが良く、自然素材をたくさん使った住まいは小さいお子さまの住環境として健康的で安心できます。

また、壁などは漆喰や珪藻土などの素材感ある塗り壁が人気になります。漆喰は空気をきれいにし、湿気と匂いを吸収してくれるとも言われています。またカーテンやクッションなどにコットンや生成り素材、ガーゼ等を使うことで光をやわらかく反射させ風に揺らぐ様子を演出できます。自然の温もりを感じさせる素材感が好きな人や、シンプルさを求めたい人におすすめです。

 

 

カフェテイスト

ナチュラルテイストの部類の一つとして、「カフェテイスト」もあげられます。

その名の通り、カフェのような雰囲気のインテリアを多く使用したテイストです。オープン棚に、デザイン性の高い調理器具や食材を並べた「見せる収納」や、朝食や軽食に便利なカウンターテーブルなどが特徴的です。タイルやレンガを採用した、カジュアルな雰囲気のインテリアも人気があります。近年、開放的なLDKを採用した間取りが主流となったこともあり、カフェテイストが人気を集めています。

 

 

 

 

 

インダストリアル

あまり聞き馴染みがない方もいるかもしれませんが、インダストリアル(Industrial)とは、”工業の”という意味になります。

イメージすると、古い煉瓦の壁、コンクリートの天井、むきだしの配管。かつて工場や倉庫だった時代の名残りを感じる、ロフトアパートメントのような。無骨さと無機質さのなかに整然と主張するシルエット、洗練された美しさを感じさせるのが、クラフトのインダストリアル空間です。「無骨さ=ラフ」と「洗練さ=上質さ」の相反する絶妙なバランスを共存させることで、クールで居心地よい住まいにリノベーションします。

インダストリアルな空間はインテリアや照明器具などにこだわり、素材や色、はたまた歴史やクラフトなども厳選し、無骨さの中にシックで洗練された雰囲気が漂う「大人の住まい」です。

 

<インダストリアルテイストの特徴>

・色と素材にこだわるアンティーク煉瓦

・コンクリートと塗装

・メタリックな塗装

・配管(パイプ)でスタイリッシュに

・陰影にこだわった照明配置

 

 

 

 

 

ヴィンテージ

少しインダストリアルデザインにも通う部分があり、歴史とアンティークさにこだわったスタイルが「ヴィンテージ」になります。リノベーションや住まいに限らず、車やバイク、洋服などでも聞き馴染みがあり、「絶妙に経年した質感」がくつろぎと心地よさを演出します。

ヴィンテージテイストの住まいでは、大切に集めてきたヴィンテージの家具や小物、洋服などが、この上なくフィットします。古材やアンティーク煉瓦、エイジング加工のフローリング。ひとつひとつの素材を吟味し、丁寧につくりあげることにより、唯一無二のくつろぎの住まいになることは間違いありません。過ごすうちに質感と風合いが増していくことも愉しみの一つです。

人気のヴィンテージテイストのインテリアには、北欧ヴィンテージ、アメリカンヴィンテージ、ブリティッシュヴィンテージなど同じヴィンテージでも国によって微妙にテイストが違ってきます。また、家具も小物もすべてヴィンテージでこてこてに攻める方法もあれば、モダンなアイテムと合わせてすっきりと仕上げる方法もあります。

 

なんとなくヴィンテージなアイテムを集めるよりも、始めにきちんとヴィンテージのテイストを決めてしまえば、全体的に統一感のある、落ち着いた雰囲気に仕上がります。

 

シックな北欧ヴィンテージが好きな方は、ミッドセンチュリーの北欧家具たちが静かに佇む、大人の空間に。

モダンでラフなヴィンテージが好きな方は、浮造り加工を施したナラの無垢フローリング。変色や欠けがあるアンティーク煉瓦など。

古くて新しいネオヴィンテージが好きな方は、劣化した古い煉瓦の上からペンキを上塗りし独特な塗装レンガに。古いものの中から新しい何かを生み出すような大胆な発想もリノベーションの原点です。

国籍や年代によってテイストもさまざまですから、まずは好みのテイストをはっきりしたほうが、イメージどおりのインテリアをつくりやすくなります。

 

そんな細かいこと気にせずに気ままに集めても、なんとなく馴染んでしまうのがヴィンテージの魅力でもありますが。やはりテイストをそろえた方が、インパクトが強まります

 

 

まとめ

今回の記事では、様々なリノベーションのテイストをご紹介してきました。

上記でご紹介したテイストの他にも、「アジアン」「リゾート」「北欧」「南仏」「プロヴァンス」「カントリー」・・・

など幅広く多くのテイストが存在します。

 

上にも書きましたが、「古いものの中から新しい何かを生み出す発想」もリノベーションの原点です。人それぞれ、違った趣のリノベーションが存在します。自分だけのリノベーションを追求してみてもいいかもしれません。

 

また別記事では、テイスト別の「インテリア」についてもご紹介します。

そちらの記事も是非参考にされてみてください。

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