実は重要!マンションのインフラメンテナンス
もしも、自宅マンションの水道管が老朽化して水漏れしたら…修繕に結構なお金がかかってしまいますし、下の階の人にもご迷惑をかけるかもしれません。
そんな事態はなるべくなら考えたくありませんが、実はマンションのインフラ(上下水道・電気など生活の基盤となっているもの)のメンテナンスを怠ると、そんなリスクが発生してしまうのです!
インフラの管理、どこまでが個人の責任?
マンションの水道管や電気設備は建物全体に張り巡らされているので、そもそもどこまでが共用部分でどこからが個人のものなのか、分かりづらいですよね?
原則的に、廊下などの共用スペースから各戸の入口までつながる「本管」と呼ばれる部分は共有財産とされ、管理組合が費用を負担して長期修繕計画に基づいてメンテナンスを行います。
それより先の、メーターを超えて各戸の中に入っている「枝管」と呼ばれる部分は個人のものです。
そのため枝管に関しては、各戸のオーナーが管理して不具合が生じないようにする義務があるのです。
マンションを購入する時に入る保険には、漏水などで周りに損害を与えた場合に賠償金が出る特約もありますが、そんな事態はできれば避けたいですよね?
そのため、築年数が経ってきたら何かある前にメンテナンスしておくことが大切です☆
目安としては、築20〜30年くらいが経ったら一度インフラの交換を検討した方がいいかもしれません。
建物の健康も人の健康と同じく、30代から要注意と覚えておきましょう!
リノベーションする時がインフラメンテナンスのチャンス
インフラを交換するとなると、一旦床や壁を剥がして配管をむき出しにする必要があり、結構なコストや時間がかかってしまいます。
そこで、せっかくならお部屋をリノベーションする時にインフラメンテナンスまで済ませてしまいましょう♪
築古マンションを購入してリノベーションする場合は、インフラのメンテナンスを兼ねてスケルトンリノベーション(建物の躯体だけの状態にすること)を行うのがオススメです。
この際、古くなった断熱材まで交換しておけば、住み心地もずいぶん良くなりますよ。
早めのメンテナンスで、予想外の事故や出費を防いでおきましょう!