中古マンションのリノベーションスケジュールとは?物件探しから引っ越しまでの流れを解説!
新築マンションと同じく人気の高い中古マンションは、購入費用を抑えた分、自分の好みに合わせてリノベーションすることができます。
しかし、具体的な手順や工事にどのくらいの期間がかかるのか、イメージできないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、中古マンションリノベーションの物件探しから引っ越しを完了するまでの流れについて、期間の目安を交えながら紹介します。
これからマイホームの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
中古マンションリノベーションのスケジュールは物件によって異なる
リノベーションのスケジュールは、平均で1.5〜3ヶ月程度と一般的に言われています。
しかし、以下の要因によってリノベーションの工期は大きく変動するため注意が必要です。
- 物件の広さ
- 劣化の程度
- 施工範囲
- 施工内容(間取り変更や設備交換、内装工事など)
- 周辺環境
- 工事を行う時期
フルスケルトンリノベーションか部分的なリノベーションか、もしくは表面的な内装変更のみかによって、工程が大きく異なります。
また、マンションをリノベーションする場合は、管理規約で工事可能な曜日や時間が制限されていることがあります。
さらに、3~5月や9~12月は引っ越しの依頼が増えるので、工事が完了してからすぐに新生活を始めるためには早めに引っ越し会社に依頼を済ませておくことが大切です。
物件探しから引っ越しまでの流れは?
購入した物件をリノベーションしてから、引っ越し後に住み始めるまでの流れを10ステップで解説します。
STEP1.中古マンションを探し
中古マンションを購入しようと考えたとき、まず最初に取り掛かるのは「物件探し」です。
近年ではインターネットを利用して手軽に物件情報を調べられるため、以前に比べて時間や手間がかかりにくくなりましたが、それでも多くの方が1〜2ヶ月程度の期間を費やしています。
特に、現在住んでいる場所から離れたエリアや、馴染みのない地域で物件を探す場合は、路線や周辺環境の把握に時間がかかってしまうでしょう。
STEP2.中古マンションの購入
候補となる物件が決まったら内覧を済ませ、住宅ローンの相談を経た後に購入手続きへ進みます。
また、購入が決まったからといってすぐに工事に着手できるとは限らないため、1〜2ヶ月程度の期間を目安として考えておきましょう。
さらに物件の引き渡しは、売主が希望する時期に影響されるため、契約後から実際に物件を引き渡されるまでに数ヶ月かかることもあります。
そのため、購入前に売主や不動産仲介業者と引き渡し時期について十分に打ち合わせを行うことが重要です。
STEP3.リノベーション会社を選ぶ
購入する物件に目処が立ったら、工事を依頼するリノベーション会社を探し始めましょう。
また、リノベーション会社を選ぶ際は、複数の会社の施工事例を確認し、自分の理想のイメージに合う会社を選ぶことが大切です。
ただし、物件を購入してからリノベーション会社を探すと、十分な時間をかけて慎重に選ぶことが難しくなります。
リノベーションすることを前提に中古マンションの購入を考えている場合は、物件選びと並行してリノベーション会社探しも進めましょう。
STEP4.リノベーションプランを立てる
物件の引き渡しが完了したら、リノベーション会社が現地調査を行い、具体的なプランと見積もりの作成に取り掛かります。
通常、プランや見積もりの作成には2週間から1ヶ月程度の時間を要するため、この期間をスケジュールに含めておくことが重要です。
また、プランの修正を何度も依頼すると、計画が延びる可能性があります。
STEP5.リノベーション会社と契約を結ぶ
リノベーションプランが8〜9割程度完成したタイミングで、リノベーション会社と工事請負契約を締結します。
また、契約を結ぶ際に契約金として工事費用の一部を支払うことが一般的なため、事前に資金計画を綿密に立てておくことが重要です。
なお、工事契約自体の手続きは1日程度で完了しますが、契約内容を十分に確認し、納得した上で次のステップに進みましょう。
STEP6.リノベーション工事の着工準備
リノベーションの契約を締結しても、すぐに着工できるわけではなく、以下のような着工準備が必要となります。
・ 施工スタッフや資材の発注・手配
・マンション管理組合への工事申請手続き
・ご近所への工事挨拶
・着工前の詳細な打ち合わせ
契約が正式に成立すると、施工会社がリノベーションに必要な人員や資材を手配します。
特に、システムキッチンやバスルームなどは、発注から納品までに2週間~1ヶ月程度かかる場合が多く、納品スケジュールに合わせて工事の工程を調整しなければなりません。
また、着工に向けた現地での詳細な打ち合わせも行われます。
さらに、マンションのリノベーションは管理組合から工事着工の許可をもらう必要があるため、管理組合へ工事申請を提出するのが一般的です。
STEP7.工事の打ち合わせをする
「工事が始まったら、後は施工会社に任せれば大丈夫」と考えている方も多いですが、可能であれば工程の節目ごとに現地を訪れ、進捗や仕上がり具合を定期的に確認することをおすすめします。
工事進捗の定期的な確認は、「思っていた仕上がりと違う」「予想と異なる結果になった」といったトラブルを未然に防ぐことができます。
STEP8.完工検査の立ち会い
工事がほぼ完了した段階で、施工スタッフ、リノベーション会社の担当者、そして施主の三者が立ち会い、完工検査を行います。
この検査では、契約内容と異なる箇所や、工事中に発生した傷や汚れなどがないかを確認し、もし問題が見つかれば修正作業を依頼する必要があります。
また、引き渡しまでのスケジュールを早めに確定させたい場合は、リノベーション会社に具体的な期限を明確に伝えることが重要です。
STEP9.物件の引き渡し
完了検査を無事に通過した後に物件の引き渡しが行われます。
引き渡し作業自体は1日で完了し、一般的には次のような書類を受け取ることになります。
・工事完了引渡書
・施工保証書
・設備機器や内装材の製品保証書
・設備機器や内装材の取扱説明書
また、このタイミングで工事費用の最終残金を支払う必要があるため、追加工事の有無などを確認して、支払いの準備を整えておきましょう。
STEP10.完成した物件への引っ越し
引越し業者は、通常予定日の約1ヶ月半から1ヶ月前までに選び、事前に現地の下見や契約を済ませておくと、スムーズに進めることができます。
特に繁忙期(3月中旬から4月中旬)、長期連休、土日などは引越し需要が集中することが多いため、工程の進行状況を確認しながら、できるだけ早めに手配しましょう。
計画をスムーズに進めたい方はワンストップリノベーションがおすすめ
前述したとおり、物件探しから引っ越しが完了するまでには、長い期間がかかります。
少しでもリノベーション計画をスムーズに進めたい方は、ワンストップリノベーションがおすすめです。
ワンストップリノベーションとは、物件探しや資金計画、設計、施工、アフターフォローまで1つの会社が一括でサポートすることを指します。
複数の会社や担当者と打ち合わせを重ねる必要がなくなり、計画をスムーズに進められるだけでなく、要望や実現したいことを確実に伝えられるメリットがあります。
また、多くの会社が関わらないことで、中間マージンが発生せず、費用を抑えられることもメリットの1つです。
中古マンションリノベーションで理想の住まいを手に入れたい方は、ワンストップリノベーションに対応している会社に依頼しましょう。
まとめ
中古マンションのリノベーションでは、着工後に状況が変わることもよくあります。
そのため、多少の遅れを想定して、余裕を持ったスケジュールを立て、計画的に「焦らず着実に」進めることが重要です。
「何から始めたら良いか分からない」という方は、リノベーションの専門スタッフがサポートします。
ぜひ、私たちプロシードデザインにご相談ください。