2024.4.3

新築と中古リノベーションのどっちがお得?費用やメリット&デメリットを徹底比較!

マイホーム購入と聞いて最初に思い浮かべるのが新築物件という方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、近年はさまざまな物件選びの選択肢があり、中古物件を購入してリノベーションする方法も一般的になりつつあります。

 

本記事では、新築と中古リノベーションを費用やメリットなどの面から徹底比較します。

 

どちらの選択肢なら、予算内でご自身の理想の住まいを手に入れられるのか、見極めていきましょう。

 

新築購入と中古リノベーションの費用比較

新築購入と中古リノベーションでは、中古物件を購入してリノベーションしたほうが費用を抑えられると言われています。

 

それぞれの主な費用は以下のとおりです。

 

【新築購入】

土地購入代金 2,000万円
土地購入仲介手数料 65万円
上下水道設置負担金 50万円
工事費用 2,300万円
登記費用 34万円
総額 4,449万円

 

【中古リノベーション】

中古物件購入費用 2,500万円
仲介手数料 80万円
印紙税 1万円
工事費用 900万円
登記費用 30万円
総額 3,511万円

 

上記からも分かるように、中古物件に大きな傷みや構造の問題がなければ、リノベーションのほうが費用が安くなる傾向にあります。

 

新築注文住宅と中古リノベーションの工期は違う?

新築の注文住宅を購入する場合と中古物件をリノベーションする場合の工期には、あまり差がありません。

 

新築注文住宅 3~6ヵ月
中古リノベーション 3~5ヵ月

 

ただし、購入した土地に新築住宅を建てる際は、地盤改良や外構工事などが必要となり、工期が延びてしまう可能性があります。

 

新生活をいつから始めたいか具体的に決まっている方は、余裕を持って計画を進めましょう。

 

新築とリノベーション、税制の違いは?

新築物件の購入と中古物件のリノベーションでは税制面に違いがあり、リノベーションのほうが有利とされています。

 

その理由としては、新築物件と比べて中古物件は固定資産税評価額が低いからです。

 

固定資産税は、不動産の「固定資産税評価額」に基づき、税率1.4%(標準税率)が課されますが、地域によって異なる場合があります。

 

評価額は建物では建築費の約70%、土地は路線価を基に算出され、新築住宅には減税措置があり、一戸建てなら3年間は税額が半減されます。

 

さらに長期優良住宅なら減税期間が5年に延長されるのも特徴です。

 

評価額は新築後3年ごとに見直され、木造一戸建ては築20年ほどで下限の20%程度まで下がります。

 

そのため、築20年以上の建物は固定資産税評価額の底値となることが一般的です。

 

リノベーションで建物の価値が向上すると、評価額が上がる可能性があります。

 

特にスケルトンリノベーションのような大規模工事では、建築確認申請を経て再評価され、当初の中古物件よりも高くなるケースもあります。

 

ただし、構造を変えない小規模改修では評価額に大きな変化は見られません。

 

さらに、バリアフリーや省エネ改修など一定の条件を満たせば、固定資産税の減税措置を受けられます。

 

税制面や補助を考慮すると、リノベーションが新築より有利になる傾向にあります。

 

新築のメリット

新築物件を購入するメリットは主に以下の2つです。

 

・最新基準を満たした住宅性能

・外観や間取りの自由度が高い

 

それぞれについて詳しく解説します。

 

最新基準を満たした住宅性能

新築住宅は、現行の耐震基準や省エネ性能基準をクリアしており、災害時の安全性や日々の快適性が高い点が大きな魅力です。

 

特に、最新の断熱材や窓ガラスを使用している住宅は、気密性が高く、冷暖房効率が良いため、光熱費の節約にもつながります。

 

また、最新の給湯器や設備が標準装備されている場合が多く、メンテナンスの必要性が少ないことも新築物件ならではのメリットと言えます。

 

外観や間取りの自由度が高い

注文住宅を選択すれば、外観や間取りを自分好みに設計できる自由度が高い点が魅力です。

 

 

家族のライフスタイルや趣味に合わせて設計を進められるため、無駄な空間を排除し、理想の住まいを実現しやすくなります。

 

また、最新のデザインや建材を取り入れることで、見た目の美しさだけでなく、機能性の高い住宅に仕上げることが可能です。

 

新築のデメリット

新築物件の購入には以下のようなデメリットがあります。

 

・近隣環境が変化する可能性がある

・住み心地がイメージしづらい

 

メリットとデメリットをしっかりと比較検討しましょう。

 

近隣環境が変化する可能性がある

新築物件が建てられる場所は、都市開発を予定している新興住宅地や郊外エリアが多い傾向にあります。

 

そのため、周辺のインフラや商業施設が未整備のことも少なくありません。

 

さらに、新築住宅地では、周囲に新たな建物が建設されることも多く、住み始めてから景観や環境が変わるリスクも考慮しなければなりません。

 

例えば、隣接する土地に高層マンションが建つことで日当たりが悪くなったり、騒音問題が発生したりする可能性もあります。

 

住み心地がイメージしづらい

新築物件は完成前に契約するケースが多く、実際にどのような住み心地になるのかをイメージしにくい点がデメリットです。

 

図面やモデルハウスで確認はできるものの、現物を見ていないため、部屋の広さや採光、通風などの細かい部分が実際と異なることもあります。

 

また、住んでから「家具の配置が思ったようにいかない」「家事導線が使いにくい」など、設計段階では気づかなかった問題が出てくることも珍しくありません。

 

リノベーションのメリット

中古物件のリノベーションには次のようなメリットがあります。

 

・近隣環境を事前に把握できる

・新築よりも費用が割安

 

それぞれについて詳しく解説します。

 

近隣環境を事前に把握できる

リノベーションは、既存の中古物件を購入して改修するため、周辺環境を事前に確認できる点がメリットです。

 

物件の立地や近隣住民の雰囲気、スーパーや学校、交通機関の利便性など、実際の住環境をしっかりと把握した上で物件を選べます。

 

特に、子育て世帯や高齢者にとって、生活環境の安定は重要な要素です。

 

住み心地を確認してから購入できることは、リノベーションならではの大きなメリットです。

 

新築よりも費用が割安

リノベーションは、物件購入費用と改修費用を合わせても、新築住宅と比べてコストが抑えられる点が魅力です。

 

中古住宅の価格は新築よりも安いため、その分、内装や設備のグレードアップに予算を充てられます。

 

例えば、キッチンや浴室を最新の設備に交換したり、リビングをおしゃれなデザインに改装したりすることも可能です。

 

費用を抑えつつ、自分好みの空間を実現したい方はリノベーションがおすすめです。

 

リノベーションのデメリット

中古物件をリノベーションする場合の主なデメリットは以下の2つです。

 

・間取りの自由度が制限される

・住宅性能に不安が残る

 

リノベーションのデメリットは後から大きな問題となる可能性があるため、必ず確認しておきましょう。

 

間取りの自由度が制限される

リノベーションは、既存の建物の構造を活かすことが前提となるため、間取りの変更には一定の制約が生じます。

 

例えば、壁や柱を取り除くことが難しい場合、リビングを拡張したり、希望通りの空間が作れないこともあります。

 

また、水回りの位置を大幅に変更すると、配管工事が必要となり、追加費用が発生することもあるでしょう。

 

住宅性能に不安が残る

中古物件をリノベーションする場合、建物の耐震性や断熱性能が現行基準に満たないケースが少なくありません。

 

例えば、築年数が古い物件では耐震補強が必要となり、追加工事が必要になる場合があります。

 

さらに、構造部分の劣化が進んでいる場合は、見えない箇所の補修に多額の費用がかかってしまうでしょう。

 

リノベーションでは、事前にしっかりと物件調査を行い、必要な工事内容を把握することが重要です。

 

まとめ

新築物件の購入と中古物件のリノベーションのどちらが向いているかは、どのような要素を重視したいかによって違います。

 

そのため、それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握した上で最適な選択をしましょう。

 

また、費用を抑えたい方は中古物件のリノベーションがおすすめですが、見えない部分がひどく劣化している可能性もあるため、専門家に建物を事前に確認してもらうことをおすすめします。

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