リノベーションで叶える自宅用サウナ!サウナの種類や費用相場を解説
近年のサウナブームがきっかけとなり、自宅をリノベーションしてサウナを設置する事例が増えています。
しかし、「自宅にサウナを設置する方法は?」「サウナを設置するのにかかる費用は?」などの疑問から、工事に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、サウナを自宅に設置するリノベーション方法や費用相場について解説します。
自宅でサウナを楽しむ生活を実現したい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
リノベーションで設置できるサウナの種類
以下のような種類のサウナは、リノベーションによって自宅に設置することができます。
・ドライサウナ(乾式サウナ)
・スチームサウナ(湿式サウナ)
・遠赤外線式サウナ
サウナの種類ごとに特徴を紹介します。
ドライサウナ(乾式サウナ)
ドライサウナ(乾式サウナ)は、温度が約80度から100度以上と高温で、湿度はわずか10%程度と低い環境が特徴のサウナです。
たっぷりと汗をかくことで爽快感を得られ、短時間で血流を活性化させる効果が期待できます。
また、疲労回復や肩こり、腰痛の軽減、ダイエット効果、気分転換に適しています。
スチームサウナ(湿式サウナ)
スチームサウナ(湿式サウナ)は、乾式サウナと異なり、温度が40度から60度と比較的低く、湿度は最大100%に達する環境で行うサウナです。
低温により副交感神経が活発になり、血管が拡張して血液循環が促進されます。
また、高い湿度が体へ熱を効率的に伝えるため、温熱効果を実感しやすいのも特徴の1つです。
遠赤外線式サウナ
遠赤外線サウナは、遠赤外線の光を利用して身体を直接温めるサウナです。
遠赤外線は波長が3μmから1000μmに分類され、体内に直接熱を伝達する特性を持ちます。
一般的な薪ストーブや電気ストーブとは異なり、空気を加熱する過程を省きながら効率的に身体を温められるのが特徴です。
また、周囲の空気がそれほど熱くならないため、長時間でも快適に過ごすことができます。
自宅にサウナを設置するメリット
ここからは自宅にサウナを設置するメリットを紹介します。
好きなときにサウナに入れる
自宅にサウナを設置すれば、時間を気にせず自由にサウナを楽しめます。
忙しい日々の中でも、自分のスケジュールに合わせてリラックスできる時間を確保できるのが大きなメリットです。
また、深夜や早朝など、通常の施設では利用が難しい時間帯でもサウナを満喫できるため、ストレス発散や健康維持に最適な環境を手に入れられます。
周囲の人を気にせずサウナに入れる
プライベートな空間で、周りを気にせずサウナに入れるのも自宅設置の魅力です。
他人と共有することがないため、静かにリラックスしたい方や混雑が苦手な方にもぴったりです。
自分だけの空間で、音楽を流したりアロマを使用したりと、好みに応じた環境を整えて心からリラックスできます。
入浴料がかからない
自宅にサウナを設置することで、外部施設の利用料が不要になります。
頻繁にサウナに通う人ほど、長期的にはコストを抑えることが可能です。
また、移動の手間や交通費も節約できるため、一度設置すれば時間とお金の両面でメリットがあります。
自宅にサウナを設置するデメリット
自宅にサウナを設置する場合、メリットだけでなくデメリットについても考えなければなりません。
これから紹介するデメリットについても把握しておきましょう。
初期費用がかかる
自宅にサウナを設置するには、初期費用が必要です。
本体の購入費用に加え、電気工事や水回りの設備工事が必要になる場合もあり、まとまった資金を用意する必要があります。
ただし、頻繁に外部施設を利用する場合、長期的に見れば節約につながる可能性もあります。
事前に費用の見積もりを行い、予算に合った計画を立てることが大切です。
設置スペースを確保しなければならない
サウナを設置するには、住宅の間取りや広さに応じて、専用のスペースを確保することが必要です。
庭やバスルーム、空き部屋などが候補になりますが、換気や防水、配線などの条件も考慮しなければなりません。
設置場所を慎重に選ぶことで、安全かつ快適に利用できる環境を整えることが可能です。
メンテナンスの負担がかかる
自宅にサウナを設置すると、日々のメンテナンスが必要になります。
また、清掃や故障時の修理、電気代や水道代の管理など、ランニングコストも発生します。
特に湿気が多い環境ではカビや汚れが発生しやすいため、定期的な清掃が欠かせません。
ただし、適切な手入れを行えば、快適で長く使えるサウナ環境を維持できます。
自宅サウナの設置方法と費用相場
ここからは自宅サウナの設置方法と費用相場について解説します。
屋外にサウナを設置する場合
屋外にサウナを設置する場合にかかる費用は以下のとおりです。
テントサウナ | 10万~30万円 |
バレルサウナ | 100万~150万円 |
庭やベランダ、屋上といった屋外スペースに家庭用サウナを設置する方法です。
この方法は比較的簡単にサウナを設置することができ、テントサウナなど手頃な価格でDIY可能な種類を選べる点も魅力です。
一戸建てだけでなく、マンションのベランダに設置することもそれほど難しくありません。
屋内にサウナを設置する場合
屋内にサウナを設置する場合にかかる費用は以下のとおりです。
据え置きタイプ | 約40万円 |
埋め込みタイプ | 約70万円 |
メーカーが提供するホームサウナ製品を購入し、室内に設置する方法です。
近年ではストーブの種類やサイズが多彩で、自宅でも本格的なサウナ体験が楽しめます。
しかし、据え置きタイプは電源さえ確保できれば設置が容易なのに対して、埋め込みタイプは大規模な工事が必要となり、設置コストや難易度がやや高めです。
また、どちらの場合も一人用からでもある程度のスペースが必要で、設置場所の確保が課題となる点がデメリットと言えます。
サウナリノベーションに関してよくある質問
自宅へのサウナ設置は一般的な工事ではないため、疑問に感じることも多いでしょう。
ここでは、サウナリノベーションに関してよくある質問について紹介しますので、参考にしてください。
電気代や維持費はどのくらいかかる?
自宅サウナを1時間利用した場合、電気代はおおよそ50〜70円程度かかるとされています。
毎日2時間使い続けた場合、1カ月の電気代はおおよそ3000円から4000円ほどになる計算です。
マンションでもサウナを設置できる?
賃貸物件でも家庭用サウナの設置は可能です。
屋内用の家庭用サウナは、壁や天井に穴を開ける必要がなく、手軽に設置できます。
また、移動や撤去が簡単に行えるため、退去時に原状回復ができることから、賃貸でも安心して利用できます。
サウナを低価格で手に入れる方法は?
簡易タイプのサウナであれば、手頃な価格で入手可能です。
例えば、テントサウナやサウナ傘を使ったお風呂サウナなら、高額な費用はかかりません。
ただし、これらは通常のサウナよりも温度が低いため、本格的にサウナを楽しみたい方にとっては物足りなさを感じてしまうでしょう。
まとめ
本記事では、サウナを自宅に設置するリノベーション方法や費用相場について解説しました。
自宅にサウナを設置することで、自分のスタイル・いつでも好きなタイミングで、気軽にサウナを楽しむことができます。
ただし、初期費用がかかったり、設置スペースを確保しなければならなかったり、いくつかの条件をクリアしなければなりません。
また、サウナリノベーションに対応している会社は限られるため、必ず施工実績の情報を確認してから依頼しましょう。