クッションフロアとは?張り替えのメリットや費用を解説!
「クッションフロア」という床材を耳にしたことがある方も多いでしょう。
クッションフロアは手軽さやカラーバリエーションの豊富さから、リフォームで人気の床材です。
床材にはたくさんの種類があり、どれを選ぶかによって部屋の雰囲気は大きく変わります。
そこで今回は、クッションフロアに張り替えるメリットや向いている部屋の特徴などを解説します。
クッションフロアの張り替えを検討している方は参考にしてください。
クッションフロアとは?
クッションフロアは、塩化ビニール樹脂を主成分とした柔らかな床材です。
裏面にはクッション材が付いており、一般的な厚みは約2mmで、厚手のものは約4mm程度あります。
多くの製品では、施工性を高めるため、表面に人体に無害なガラス材加工が施されています。
デザインは多様で、木目調やレンガ調など、さまざまなプリントが採用されているのが特徴です。
掃除が簡単で張り替えも手軽なことから、飲食店や病院などの商業施設だけでなく、一般家庭でも広く支持されている人気の床材です。
クッションフロアを張り替えるメリット
クッションフロアを張り替えるメリットは次の通りです。
- 他の床材と比べてコストが低い
- 耐水性が高く、掃除がしやすい
- デザインやカラーバリエーションが豊富
- リフォームが簡単に行える
それぞれについて詳しく解説します。
他の床材と比べてコストが低い
クッションフロアは、フローリングなどの他の床材と比べてコストを抑えてリフォームできます。
また、多くの商品は1メートル以上から10センチ単位で購入できるため、部屋のサイズに合わせて敷きやすいことも特徴の1つです。
張り替えにかかる費用については、後述する費用相場を参考にしてください。
耐水性が高く、掃除がしやすい
クッションフロアは、表面がビニール素材でできているため、水分をほとんど吸収せず、汚れがついても簡単に拭き取れる特徴があります。
さらに、アンモニア汚れにも強い特性があるため、トイレの床やペットがいる部屋の床材としての使用にも適しています。
デザインやカラーバリエーションが豊富
クッションフロアは、プリント加工によるデザインが豊富な点も魅力の1つです。
タイル風や木目調、チェック柄、無地、地柄など、さまざまなパターンから選べるため、好みに合わせて部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
また、模様替えやリフォームの際に、個性的なデザインを取り入れやすく、空間のアクセントとして取り入れる場合にも効果的です。
リフォームが簡単に行える
クッションフロアは、張り替えや撤去が容易なため、リフォームに適した床材として注目されています。
また、材料費や施工費が比較的安価で済むため、「急ぎで床をリフォームしたいが予算が限られている」といった状況に最適です。
特に成長に合わせてリフォームが必要になることが多い子供部屋では、初期段階でクッションフロアを導入する家庭が増えています。
さらに、将来の張り替えを考慮して施工会社に相談しておけば、他の床材への変更がスムーズに進むよう下地処理を工夫してもらえます。
クッションフロアを張り替えるデメリット
クッションフロアを張り替えるデメリットは次の通りです。
- 家具を置いていた痕がつきやすい
- 変色・変形しやすい
- 通気性が悪く湿気がこもりやすい
それぞれについて詳しく解説します。
家具を置いていた痕がつきやすい
クッションフロアはビニール製で柔軟性があり、クッション性も優れていますが、その特性ゆえに家具や重い物を長期間置いた場合に痕が残りやすいという欠点があります。
このような状況を避けるには、家具の下に保護用の布やマットを敷くなど、対策を講じることが必要です。
特に、重い棚やソファなどを設置する場所では、痕が目立たないよう工夫することで、クッションフロアの美観を保てます。
変色・変形しやすい
クッションフロアには熱に弱いというデメリットもあります。
特に紫外線によるダメージが原因で、劣化や剥がれ、場合によっては色移りが起こることがあります。
そのため、日差しが直接当たる部屋にはあまり適していないかもしれません。
また、タバコの火や熱湯をうっかりこぼしてしまうと表面が溶けてしまう可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
通気性が悪く湿気がこもりやすい
通気性が悪いこともクッションフロアのデメリットの1つで、手入れを怠ると床下に湿気がこもり、カビが発生するリスクがあります。
ただし、下地処理を工夫したり、クッションフロアの特性を熟知したリフォーム業者に依頼すれば、カビ対策を施してもらうことが可能です。
床材選びにおいては、経験豊富で信頼できる業者に相談することが重要です。
クッションフロアのリフォームにかかる費用
クッションフロアの価格は、1㎡あたりおおよそ1,000円から5,000円程度です。
特に厚みがあり高機能な製品になると価格が上がるため、広範囲のリフォームを計画する場合は、予算に余裕を持つことをおすすめします。
さらに、既存の床材を取り外して張り替える場合と、既存の床の上に重ね張りをする場合では施工費用が異なるため、どちらの方法を選ぶかでトータルコストが変わります。
施工内容 | 費用相場 |
フローリングからクッションフロアへの張り替え | 4万5,000〜10万円/6畳 |
フローリングにクッションフロアを重ね張り | 4万5,000〜5万5,000円/6畳 |
クッションフロアが向いている部屋
ここからはクッションフロアが向いている部屋を3つ紹介します。
ライフスタイルに合わせて、クッションフロアへの張り替えを検討してみてください。
水回り
クッションフロアはビニール製で水を吸収しにくく、汚れが染み込みにくい特性があります。
そのため、キッチンや洗面所、トイレなどの水回りに最適です。
また、防カビ加工が施されている商品も多く、湿気が多い環境でもカビの発生を抑えやすい点がメリットです。
さらに、掃除がしやすいので、日常的に水が飛び散る場所でも清潔に保つことができます。
ペットのいる部屋
クッションフロアの柔らかい表面は、ペットの足腰に優しいため、安全性が高い床材と言えます。
また、アンモニアなどの汚れに強く、ペットが粗相をしても簡単に拭き取ることができます。
さらに、耐久性が高く、ペットの爪による傷がつきにくい点も適していると言えるでしょう。
子供部屋
クッションフロアは衝撃を吸収するため、子どもが転んでもケガをしにくい柔らかさが特徴です。
また、汚れが拭き取りやすいので、落書きや飲み物をこぼすなどの子どものいたずらがあっても簡単に掃除できます。
さらに、価格が手頃で張り替えもしやすいので、成長に合わせてリフォームを検討している家庭にとって経済的な選択肢となります。
まとめ
クッションフロアは耐水性や対汚性に優れているので、水回りや小さな子供・ペットのいる家庭におすすめです。
一方で、傷やへこみが生じやすいという弱点もありますが、重ね張りであれば手頃な価格で簡単にDIYにも挑戦できるため、気軽に部屋の雰囲気を変えて楽しんでみてください。
また、フローリングからクッションフロアに張り替えたい方や下地処理を適切に行いたい方は、リフォーム会社に依頼しましょう。
プロシードデザインは、これまでクッションフロアの張り替えを行った実績が数多くあります。
どのようなデザインにしようか悩んでいたり、どのくらいの費用がかかるか気になる方は、一度ご相談ください。