昭和レトロな部屋にリノベーション!レトロな雰囲気を演出するポイントやおすすめのアイテムを紹介
近年、どこか懐かしさを感じさせつつもモダンな新鮮さがある「昭和レトロ」なデザインが、特に若い世代を中心に人気を集めています。
そのため、古民家や中古マンションを購入し、昭和時代のノスタルジックなデザインにリノベーションを施して住みたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、昭和レトロな雰囲気を作り出すためのポイントやおすすめのアイテムをいくつか紹介します。
昭和の風情を活かした空間作りに興味がある方、特に昭和レトロなデザインに憧れを抱いている方は、ぜひこの記事を参考にして、理想の住まい作りを叶えてください。
昭和レトロな部屋にリノベーションする際のポイント
リノベーションで昭和レトロな部屋を作るためには、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
以下のポイントを意識しながら内装や家具を選ぶことで、より一層レトロで味わい深い雰囲気を演出することが可能です。
これから昭和レトロな部屋にするためのポイントを紹介していきますので、ぜひリノベーションを行う際の参考にしてください。
深みのある色の木材を床に使う
昭和レトロな雰囲気を演出するためには、茶色やこげ茶色などの深みのある色合いの木材を床に取り入れましょう。
また、床材の張り方としては、V字が連続しているようなデザインに仕上がる「ヘリンボーン張り」がおすすめです。
床は部屋全体で広い面積を占めるため、慎重に色やデザインを選ぶことで、レトロモダンな空間がより際立ちます。
お部屋の雰囲気を統一しつつ、落ち着きと風格を感じさせる床材を選ぶことが大切です。
建具にすりガラスを使う
建具にすりガラスを取り入れることで、より一層レトロな雰囲気を演出できます。
すりガラスは、表面に細かい凹凸があり不透明なガラスのことで、古民家の窓や障子などにも使われていた懐かしさを感じさせる素材の1つです。
さらに、建具のデザインにも工夫を凝らせば、モダンな印象も併せ持つスタイリッシュな空間に仕上がります。
シンプルな枠を避け、デザイン性の高い建具にしたり、一部に色付きガラスを取り入れたりすることもおすすめです。
水回りの壁にタイルを張る
キッチンや洗面台などの水回りの壁にタイルを張ると、レトロでおしゃれな雰囲気になります。
タイル張りは、どこか懐かしさを感じさせながらも温かみがあり、優しさが漂うデザインです。
特に光を柔らかく反射するタイルは、古き良き時代の魅力を表現しつつ、現代的なインテリアとも調和しやすいのが特徴です。
レトロモダンな要素を取り入れながら、居心地のよい落ち着いた空間を演出できる素材として水回りの壁にタイルを張ることも考えてみてください。
木製のインテリアを配置する
温もりと懐かしさを感じさせる木製のインテリアは、レトロな空間作りに欠かせない要素です。
特にアンティークやヴィンテージのインテリアを取り入れると、より一層独特の雰囲気が演出できます。
ただし、すべてをアンティークやヴィンテージ品で揃えると費用が高くなるため、予算に合わせて特に気に入ったアイテムを選んで取り入れると良いでしょう。
心地良い空間を作り上げたい方は、木製のインテリアを配置してくつろぎ時間を楽しんでください。
使用感のあるデザインの素材を使う
レトロスタイルを実現するには、使用感のある素材やデザインを取り入れるのが効果的です。
特にアイアン素材の家具や雑貨は、経年劣化が楽しめるユーズド感があり、部屋のアクセントにもなります。
使い込むほどに味が出る素材を選び、時間の経過とともに独自の風合いが増す魅力を楽しむのも良いでしょう。
レトロな雰囲気を演出するおすすめのアイテム
ここからはレトロな雰囲気を演出してくれるおすすめのアイテムを4つ紹介します。
アイテム1.ちゃぶ台・ローテーブル
日本の家庭でよく見られたちゃぶ台やローテーブルは、昭和時代を代表するアイテムで、レトロな空間を演出するのにぴったりです。
また、低いテーブルを囲み、床に座って談笑することで家族の一体感が生まれ、昔ながらの家庭の温もりを感じられます。
温もりが感じられる落ち着いた空間を作り出したい方は、木製のちゃぶ台やローテーブルを設置しましょう。
アイテム2.裸電球・ペンダントライト
シンプルながらも存在感のある裸電球やペンダントライトは、レトロでインダストリアルな雰囲気を引き立てるアイテムとして人気があります。
裸電球のむき出しのデザインは、どこか懐かしさを漂わせながらも、無骨で素朴な味わいを感じさせます。
また、ペンダントライトの吊り下げ式デザインは、部屋に柔らかで温かい光を広げ、くつろぎのあるレトロモダンな空間を演出するのに効果的です。
シンプルな光源ながらも、部屋全体の印象を引き締める役割を果たすので、レトロ感を求めている方におすすめのアイテムです。
アイテム3.アンティークベッド
アンティークベッドは、重厚感と時代の風合いを併せ持ち、レトロなインテリアに欠かせないアイテムです。
鉄製フレームや細かな木製装飾が施されたベッドは、その美しい装飾が目を引き、部屋全体をクラシカルで上品な雰囲気に変えてくれます。
また、アンティークベッドを一つ置くだけで、空間に深みと落ち着きが加わり、レトロで優雅な空間が広がります。
時代を超えて愛されるデザインは、趣のある空間を求める方にとって特別な存在感を持つインテリアとなるでしょう。
アイテム4.モザイクタイル
モザイクタイルは、色とりどりの小さなタイルが連なり、ポップでありながらもレトロな風合いを生み出す装飾アイテムです。
主にキッチンやバスルームの壁に使われ、カラフルで個性的なパターンを組み合わせることで、空間に独特の暖かみをもたらします。
モザイクタイルのデザインは、時代を超えて愛される魅力があり、どこか懐かしくも新しい雰囲気を演出してくれます。
小さなタイルの集合体がつくる美しい模様は、住まいに彩りと温かさを与え、レトロなインテリアのアクセントとしても最適です。
レトロな部屋にリノベーションするための費用
レトロな部屋にリノベーションするための費用は、300万〜400万円程度が相場です。
ただし、建物の劣化状態がひどい場合や全体をフルリノベーションしたり、耐震補強工事を行ったりした場合は、数千万円の費用がかかります。
下記に、施工内容別の費用相場をまとめていますので、リノベーションの計画を立てる際の参考にしてください。
施工内容 | 費用相場 | |
内装 | ・壁紙や床材の張り替え
・モールディング等の装飾 |
約50万~150万円 |
水回り | ・アンティーク調の設備に交換
・モザイクタイルの張り付け |
約100万~300万円 |
外観 | ・外壁や屋根の塗装
・外壁材の張り替え ・玄関ドアの交換 |
約80万~200万円 |
その他工事 | ・レトロな照明、収納、建具に交換
・間取り変更 |
約50万~150万円 |
まとめ
今回は、リノベーションのデザインとして近年人気が高まっている「昭和レトロ」について解説しました。
昭和レトロな雰囲気は懐かしさがあり、どこか温かさを感じさせてくれます。
また、他の家のデザインと被らない、自分だけのオリジナルな住まいにすることができるでしょう。
また、ライフスタイルに合わせて、レトロとモダンを組み合わせた住まい作りをすることも可能です。
レトロな雰囲気の住まいに憧れている方は、一度リノベーション会社に相談してみてください。