2024.7.1

リノベーション一体型の住宅ローンとは?銀行選びのポイントや融資の流れを解説

中古物件の購入とリノベーションを検討している方は、低金利で融資を受けられるリノベーション一体型の住宅ローンを利用することがおすすめです。

 

ただし、リノベーション一体型住宅ローンを取り扱う銀行は多く、初めて利用する方は資金計画で迷ってしまうでしょう

 

そこで今回は、リノベーション一体型住宅ローンの基本知識とおすすめの銀行について解説します。

 

銀行が提供しているローンの種類

銀行から融資を受けて費用を用意する場合、「どのようなローンが利用できるのか?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。

 

銀行が提供しているローンの種類は主に以下の2つです。

 

・リフォームローン

・リノベーション一体型住宅ローン

 

それぞれの特徴について詳しく解説します。

 

リフォームローン

リフォームローンとは、自宅の改修や増築をした場合に利用できるローン商品のことです。

 

住宅ローンとは異なり、無担保で借り入れが可能な場合が多く、比較的手軽に利用できます。

 

ただし、リフォームローンの金利は高めに設定されており、返済期間が5〜15年と短いです。

 

大規模なリノベーションを行わずに少額の資金が必要な場合やスピーディーに手続きを進めたい方に適したローンと言えます。

 

リノベーション一体型住宅ローン

中古住宅の購入とリノベーションをまとめて計画している方は、購入費用とリノベーション費用をまとめて借り入れできるリノベーション一体型住宅ローンがおすすめです。

 

住宅ローンと同様の低金利が適用されるため、リノベーション資金も長期で計画的に返済することができるでしょう。

 

また、諸経費を含めて一括借入できることが多いため、仲介手数料や税金などの初期費用を現金で用意する必要がありません。

 

リノベーション一体型住宅ローンの利用におすすめの銀行

リノベーション一体型住宅ローンを扱っているおすすめの銀行を紹介します。

 

大手銀行、インターネット銀行、ローン専門金融機関によって特徴が異なるため、金利率や借入可能額の条件を確認して最適な銀行を選びましょう。

 

また、ローンの申し込み条件については、各金融機関の公式ホームページで確認してください。

 

みずほ銀行

全期間固定金利(31〜35年) 年1.79%〜
変動金利(半年型) 年0.375%〜
借入期間 1年以上35年以内
借入可能額 50万円以上3億円以内
諸費用 借入可能

参照:みずほ銀行 住宅ローン

 

SBI新生銀行

当初固定金利タイプ(10年) 年1.10%
変動金利(半年型) 年0.42%
借入期間 5年以上35年以内
借入可能額 500万円以上3億円以下
諸費用 借入可能

参照:SBI新生銀行 住宅ローン

 

ARUHI

フラット35リノベ(融資率9割以下) 年1.83%
フラット35リノベ(融資率9割超) 年1.97%
借入期間 15~35年
借入可能額 100万円以上8,000万円以下
諸費用 借入可能

参照:ARUHI 住宅ローン 【フラット35】リノベ

 

銀行選びで失敗しないためのポイント

リノベーション一体型住宅ローンを提供している銀行は多いため、どのように比較検討したら良いか分からない方も多いでしょう。

 

これから紹介するポイントを参考に、最適な銀行を選んでみてください。

 

金利は固定か?変動か?

リノベーション一体型住宅ローンには固定金利と変動金利があります。

 

それぞれのメリットとデメリットを以下の表にまとめましたので、参考にしてください。

固定金利 変動金利
メリット ・返済総額が確定できる

・金利上昇のリスクを回避できる

・固定金利と比べて金利が低い

・現在は過去最低水準の低金利である

デメリット ・変動金利と比べて金利が高い

・市場金利が下がった場合に不利になる

・借入時に返済総額が分からない

・金利上昇の影響を受けてしまう

 

一般的に固定金利は変動金利と比べて金利が高く設定されていますが、返済総額が確定できるため、毎月の返済額を確定させたい方に向いています。

 

一方で、現在は過去最低水準の低金利のため、返済総額を抑えたい方は変動金利を選択することをおすすめします。

 

融資の審査基準は厳しいか?

リノベーション一体型住宅ローンの審査基準は銀行によって異なります。

 

審査基準は一般に公開されていないため、各銀行を比較することは難しいですが、借り入れ条件の良い銀行は審査基準が厳しい傾向にあります。

 

また、中古物件の購入費用にローンを利用する場合は、築年数や修繕履歴も審査に影響してしまうでしょう。

 

不動産会社やリノベーション会社に過去の審査通過事例を聞き、審査が不利になってしまう物件は購入を避けることをおすすめします。

 

諸費用もローンで借り入れられるか?

銀行を選ぶ際は、中古住宅リノベーションにかかる諸経費をローンに含められるかどうかも確認しておきましょう。

 

例えば、中古住宅の購入時にかかる仲介手数料や印紙代などの諸費用が借入対象でない場合は、現金の準備が必要になります。

 

諸経費は予想以上に大きな負担となるため、新生活のために現金を少しでも残しておきたい方は、銀行を選ぶ際に必ず確認してください。

 

申し込みから融資までの流れ

実際に銀行でローンを組む際の流れについても把握しておきましょう。

 

STEP1.購入する中古物件を決める

まずは、リノベーションを施す中古住宅を選定します。

 

物件の条件や立地、築年数、リノベーションに適した構造などを総合的にチェックしましょう。

 

また、リノベーション工事が想定通りに進むか確認するため、不動産会社や施工会社と相談しながら、目的に合った物件選びが大切です。

 

STEP2.リノベーション費用の見積もりをもらう

物件が決まったら、希望するリノベーション内容に基づいて施工会社に見積もりを依頼します。

 

見積もりには、工事の内容や使用する素材、追加費用の有無など詳細を明記してもらい、計画に合う予算内に収まるか確認しましょう。

 

STEP3.ローンの仮審査を受ける

リノベーション費用の見積もりが出たら、住宅ローンの仮審査に進みます。

 

仮審査では、物件の価格やリノベーション費用、収入などの情報をもとに、融資の可否や可能な融資額が銀行から判断されます。

 

ただし、仮審査と本審査の結果は異なるため、審査結果をもとに予算計画を再確認しましょう。

 

STEP4.物件購入の契約を結ぶ

ローンの仮審査に通過したら、物件の売買契約を締結します。

 

この時点で、仲介手数料や印紙税などの初期費用も発生するので、契約内容を詳細に確認し、必要な書類や費用の準備を行いましょう。

 

STEP5.リノベーション工事の契約を結ぶ

物件購入の契約が済んだ後、リノベーション工事の契約を施工会社と結びます。

 

工事の内容やスケジュール、費用などの条件を十分に確認し、見積もりの通りに進むよう調整します。

 

また、契約前に追加オプションなども再確認することが大切です。

 

STEP6.ローンの本審査を受ける

物件とリノベーション工事の契約後、住宅ローンの本審査に進みます。

 

本審査では仮審査よりも詳細な審査が行われ、提出書類の確認や融資条件が確定します。

 

ただし、本審査に落ちてしまうとリノベーションの計画が進められなくなってしまうため、複数の金融機関にローンの審査を申し込んでおくと良いでしょう。

 

無事に審査が通れば、融資の実行日などが決定され、資金計画が最終確定します。

 

STEP7.リノベーション工事の着工〜完工

本審査が完了し、資金準備が整ったらリノベーション工事がスタートします。

 

工事が予定通り進むように、施工会社と進捗を確認しながら完成を待ちましょう。

 

STEP8.融資実行〜引き渡し

融資が実行され、費用の支払いが完了すると購入物件の引き渡しが行われ、ついに新しい住まいの生活がスタートします。

 

施工箇所の最終確認を行い、不備がないか点検したうえで引き渡しを受けましょう。

 

まとめ

中古住宅を購入してリノベーションする予定の方は、リノベーション一体型の住宅ローンを利用しましょう。

 

一般的な住宅ローンと同様に、低金利で数千万の借り入れが可能です。

 

また、長期間で返済できるため、安心感のある返済計画を立てられます。

 

「プロシードデザイン」では、資金計画の相談を無料で行っています。

 

申し込み条件は金融機関によって異なるため、本記事を参考にしていただき、お気軽にご相談ください。

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