2024.4.28

購入する前に知っておきたいリノベーション済み物件の7つのデメリット|確認すべきポイントを紹介

中古マンションをリノベーションしてから販売する「リノベーション済み物件」に注目が集まっています。

 

建物の共用部分に経年劣化は見られますが、部屋の内装や設備は新築と変わらないほど綺麗なため、新築マンションではなく、リノベーション済み物件の購入を検討している方も多いのではないでしょうか?

 

ただし、リノベーション済み物件にはデメリットもあります。

 

そこで今回はリノベーション済み物件を購入する前に知っておきたい7つのデメリットや確認すべきポイントを紹介します。

 

リノベーション済み物件とは?

リノベーション済み物件は、中古マンションを綺麗な状態に改修してから売り出されている物件です。

 

内装や設備は新築のように新しくなっているため、築年数に関わらず快適な暮らしを送ることができます。

 

リノベーション内容は物件によって異なり、全体をフルリノベーションしていたり、壁紙やフローリングの一部のみをリノベーションしているケースもあります。

 

リノベーション済み物件のデメリット7つ

中古マンションのデメリットをカバーするために改修を行っているリノベーション済み物件ですが、リノベーション済み物件にもデメリットがあります。

 

ここからはリノベーション済み物件のデメリットを7つ紹介します。

 

耐震性に不安がある

リノベーション済み物件の内装は新しく改装されていますが、建物の構造には手を加えられていない場合がほとんどです。

 

特に築年数が古いマンションの中には、1981年以前に建設された旧耐震基準の物件もあるため、新築物件と比べると耐震性に不安があります。

 

リノベーション済み物件を選ぶ際には、築年数から建物が旧耐震基準か新耐震基準に該当するかを確認し、旧耐震基準であれば安全性をしっかりと確認した上で購入を検討してください。

 

電気容量が少なく設定されている

築年数の古いリノベーション物件は、電気容量が少なく設定されている傾向にあります。

 

ただし、物件によっては、電力会社に連絡することで電気容量を増やすことも可能です。

 

実際に生活を始めてから不便さを感じてしまわないためにも、事前に確認しておきましょう。

 

断熱性が低い可能性がある

リノベーション済み物件を選ぶ際には、耐震性だけでなく断熱性にも注意を払う必要があります。

 

最近のマンションでは、壁や床、天井の裏側にしっかりと断熱材を入れることが一般的ですが、古いマンションの中には断熱材が十分に充填されていない物件も多く存在します。

 

断熱性能が低いと、冷暖房の効率が悪くなるだけでなく、季節ごとの寒暖差によって快適に過ごすのが難しいでしょう。

 

目に見えない部分が劣化している可能性がある

リノベーション済み物件は、すでに改修が完了した状態で販売されているため、次のような目に見えない部分が劣化したままの状態で残されている場合があります。

 

・躯体部分

・配管

・配線

 

もし劣化に気づかないまま購入してしまうと、後になって躯体の補修や配管・配線の交換を自費で行わなければならない可能性があるため、十分な注意が必要です。

 

購入した中古マンションを自分でリノベーションするよりも割高

リノベーション済み物件の販売価格には、改修工事にかかった費用や広告費などが上乗せされています。

 

そのため、リノベーション済み物件を購入するよりも、中古マンションを購入して自分でリノベーションを行った方が費用を抑えられるケースがあります。

 

販売価格が適正であるか、十分に調べた上で慎重に判断しましょう。

 

住宅ローンの審査で不利に働く可能性がある

リノベーション済み物件を購入するための資金調達に住宅ローンを利用しようと考えている方も多いでしょう。

 

しかし、金融機関の中には、融資の担保にする建物の築年数を条件にしている場合があります。

 

そのため、購入予定の中古マンションが築年数が経過している場合、審査で落とされてしまったり、借入期間が短く設定されることがあります。

 

中古マンションは住宅ローンの審査で不利に働く可能性があることを事前に理解しておきましょう。

 

自分好みの物件が見つからない

リノベーション済み物件は、すでに改装が完了しているため、間取りやデザインを自分で一から決めることができないというデメリットがあります。

 

理想の物件をなかなか見つけられず、スムーズに物件を購入できない可能性があるため、時間に余裕を持って物件を探しましょう。

 

また、駅近の人気物件はすぐに購入者が見つかってしまうため、インターネットで検索する際はエリアを広げて探してください。

 

リノベーション済み物件のメリット4つ

リノベーション済み物件のデメリットについて前述しましたが、メリットもあります。

 

メリットとデメリットを比較して購入を検討しましょう。

 

新築マンションと比べて価格が安い

リノベーション済み物件の大きなメリットの1つは、新築同様の快適さやデザイン性を持つ住まいを、比較的手頃な価格で購入できることです。

 

リノベーション費用が物件価格に含まれているため、リノベーションされていない中古マンションに比べると割高ですが、新築マンションを購入する場合と比べて費用を抑えられます。

 

デザイン性の高い物件が多い

リノベーション済み物件は、流行の間取りやデザインを取り入れて改装されていることが多いため、デザイン性に優れた物件が多いことが特徴です。

 

築20年、30年以上経過している物件でも、古さを感じさせない点はリノベーション済み物件のメリットと言えるでしょう。

 

設備が新築のように新しい

リノベーション済み物件はデザイン性が高いだけでなく、新築同様の設備が整っている点も大きなメリットです。

 

物件によってリノベーションの範囲は異なりますが、キッチンやトイレ、浴室などの水回り設備が新しくなっている場合も多く見られます。

 

最新の設備が備わった住まいで生活を始められることは、非常に魅力的だと言えるでしょう。

 

物件購入後にすぐ入居できる

新築マンションを購入する場合は、モデルルームなどで見学をしてから購入を決定しますが、マンションが完成するまで入居することができません。

 

一方でリノベーション済み物件であれば、購入後すぐに住み始められます。

 

リノベーション済み物件を購入する前に確認すべきポイント

ここからはリノベーション済み物件を購入する前に確認すべきポイントについて解説します。

 

施工範囲とリノベーションにかかった費用を確認する

リノベーション済み物件を購入する際は、必ず施工範囲とリノベーションにかかった費用を確認してください。

 

内装や設備が新しくなっていたとしても、配管や配線などの目に見えない部分は劣化したままの可能性があります。

 

また、リノベーションにかかった費用を確認することで、物件価格に過剰な上乗せを行っている業者からの購入を避けることができます。

 

耐震基準を確認する

地震大国の日本では安全性を確保するためにも、リノベーション済み物件を購入する際には築年数や耐震基準を確認することが重要です。

 

1981年6月以前に確認申請を行った物件は、古い耐震基準で建てられているため、耐震性に不安が残ることがあります。

 

耐震工事で性能を向上させることも可能ですが、その分のコストがかかることを考慮しなければなりません。

 

築年数や耐震基準をしっかり確認し、できるだけ耐震性能の高い物件を選びましょう。

 

住宅瑕疵保険やリフォーム瑕疵保険の加入を確認する

リノベーション済み物件などの中古物件を購入する際は、住宅瑕疵保険やリフォーム瑕疵保険の加入を確認しましょう。

 

これらの保険に加入している物件であれば、購入後に不具合が生じた場合でも保険が適用されるため、安心して暮らすことができます。

 

住宅瑕疵保険やリフォーム瑕疵保険は物件を販売している会社が加入するものであるため、保険の加入の有無を必ず確認してください。

 

まとめ

リノベーション済み物件は、内装や設備が新築物件のように綺麗にリノベーションされていて、比較的安く購入できることから人気が高まっています。

 

しかし、販売会社によっては物件価格にリノベーション費用が相場以上に上乗せされている可能性があります。

 

そのため、施工範囲やリノベーションにかかった費用を確認して、慎重に検討してください。

 

また、家族構成やライフスタイルに合わせて自分好みの住まいを作りたい方は、中古物件を購入してリノベーションを行うことをおすすめします。

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