2024.1.17

リノベーション・リフォーム・リニューアルの言葉の違いとは?費用相場や施工事例を紹介

築年数が経過した住まいは、様々な箇所が経年劣化していきます。

 

そのため、住まいの改修や修繕を考える方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、「リノベーション」・「リフォーム」・「リニューアル」など似た言葉がたくさんあるため、それぞれの言葉を理解しておくことが重要です。

 

そこで今回はリノベーション・リフォーム・リニューアルの言葉の違いについて解説します。

 

リノベーション・リフォーム・リニューアルの言葉の違い

 

リノベーション・リフォーム・リニューアルは、全て建物の改修や修繕を表す言葉です。

 

リノベーション リフォーム リニューアル
目的 デザインや機能を一新して、建物の価値を向上させること 老朽化や破損している箇所を修繕し、元の状態に戻すこと 建物の見た目や機能を一新し、時代に合わせたイメージチェンジを図ること
対象 経年劣化が進んだ古い建物 住宅の老朽化した一部分 外観や共用部分
改修内容 ・間取り変更

・耐震補強

・新しい設備の導入

・壁紙や床の張り替え

・水回りの補修

・外観のデザイン変更

・空調や照明設備の交換

 

それぞれの違いについて詳しく解説します。

 

リノベーションとは?

リノベーションとは既存の建物を改修して機能や性能を大幅に向上させる工事のことを言います。

 

部分的な補修工事とは違い、家族構成やライフスタイルに合わせて間取り変更を行ったり、建物の構造を根本から見直すことで、住宅の価値を向上させることを目的としています。

 

築年数の古い建物もコストを抑えながら新築同様に生まれ変わらせ、自由度高く建物全体を改修できるため、理想の住まいを作ることが可能です。

 

リフォームとは?

リフォームとは、建物の老朽化した箇所や設備を修繕し、元の状態や機能を回復させることを目的に行う住宅工事です。

 

壁紙の張り替えや床の補修、キッチンや浴室などの設備交換など、部分的な修繕が中心で、現状の不具合を解消することができます。

 

また、大規模な工事を行わないことから、費用を比較的抑えられます。

 

ただし、既存の状態から一部分のみを大きく変えてしまうと、統一感のない空間になってしまう可能性があるため、全体のバランスを考えてリフォームしましょう。

 

リニューアルとは?

リニューアルとは、建物や施設の外観や設備を新しくして、イメージや機能を刷新することを指します。

 

商業施設やオフィスビル、公共施設などで、時代に合わせたデザインの更新や設備の改善を行い、利用者の満足度や利便性を向上させる目的として行われることが多いです。

 

理想の住まいを作りたい方はリノベーションがおすすめ

理想の住まいを作りたい方には、リノベーションがおすすめです。

 

リノベーションは、既存の建物をベースにしつつ、間取りやデザイン、設備を自由にカスタマイズできます。

 

そのため、リフォームやリニューアルと比べて、自分のライフスタイルや家族のニーズに合わせた理想の住まいを実現することができるでしょう。

 

また、新築物件を購入するよりもコストを抑えつつ、最新の設備や省エネ性能を取り入れることで、機能性や快適さを大幅に向上させることが可能です。

 

リノベーションの施工事例

リノベーションの施工事例について紹介します。

 

どのような住まいを作るかアイデアに悩んでいる方は参考にしてください。

 

光と風が抜けるひと繋ぎの住まい

広い土間玄関からLDKまでをひと繋ぎにしてワンルームの様な住まいに仕上げた事例です。

 

必要ない扉やドアを設けないことで、光や風が部屋の隅々まで行き届くようにこだわっています。

 

また、リビングの横には寝室としても利用できる特別感のあるヌックを配置しています。

 

子育てに快適なやさしいお家

こちらの事例は、広い土間玄関、玄関からリビングへ抜ける大容量のWTCが特徴の明るく快適な住まいです。

 

部屋全体を白と木目でまとめ、落ち着き感のあるナチュラルなデザインに仕上げています。

 

また、動線を考慮した間取りとなっているため、効率よく家事や子育てを行えます。

 

真鍮を取り入れた北欧フレンチのお家

「白い壁と明るい玄関」という施主のリクエストをもとにリノベーションを行ったこちらの住まいは、白を基調に真鍮を取り入れたシンプルデザインに仕上げています。

 

リビングとの繋がりを重視して作った和室は、美しくモダンな琉球畳を採用することで、北欧風な雰囲気とも違和感なくマッチしています。

 

また、和室は子供の遊び場や来客のゲストルームなど、様々な用途で活用可能です。

 

猫と寛ぎの家

「猫」と「寛ぎ」をコンセプトに、インダストリアルテイストの持つ無骨さを取り入れたカフェ風の空間に仕上げています。

 

特にモルタルやむき出しの配管は、インダストリアルテイストな雰囲気にぴったりです。

 

WICと個室以外は猫が自由に行き来できるように、リビングから廊下へ繋がるドアの右下には「猫の通路穴」を作っており、通路穴から顔を出す可愛らしい猫の姿を見て楽しむことができます。

 

ホームパーティーを楽しむヴィンテージカフェの家

こちらは、無垢材の床と海外製の輸入クロスでヴィンテージカフェスタイルに仕上げた施工事例です。

 

「友達を呼べる心地よい空間」をコンセプトに、もともとあった和室を無くして広々としたLDKに作り変え、物件の特徴である眺望も楽しめる抜け感のある空間になりました。

 

また、リビングから寝室へと抜ける大容量のWTCを設置したことで、洋服や掃除用品も一箇所に収納することができ、常に部屋が片付いている状態で保てます。

 

リノベーションにかかる費用

一戸建てとマンションのリノベーション費用相場は以下のとおりです。

物件の種類 費用相場
一戸建て 400万〜2,000万円
マンション 300円〜900万円

 

ただし、施工内容や面積、使用する建材・設備によって大きく変動するため、詳細な金額についてはリノベーション会社に見積もりを出してもらって確認してください。

 

ここからは施工内容別の費用相場を紹介します。

 

内装リノベーションの費用

施工内容 リフォーム費用
壁紙の張り替え 約1,000円/㎡
床材の張り替え 1万〜7万円/帖

 

水回りリノベーション費用

施工内容 リフォーム費用
キッチンの交換 50万〜150万円
浴室の交換 50万〜150万円
トイレの交換 10万〜50万円
洗面台の交換 10万〜50万円

 

間取り変更の費用

施工内容 リフォーム費用
間仕切り壁の撤去 7万〜23万円/箇所
間仕切り壁の設置 8万〜25万円/箇所
リビング拡張 40万〜90万円

 

外壁・屋根のリノベーション費用

施工内容 リフォーム費用
外壁塗装 1万〜3万円/坪
外壁張り替え 100万〜200万円
屋根塗装 30万〜70万円
屋根葺き替え 150万〜250万円

 

住宅性能向上リノベーションの費用

施工内容 リフォーム費用
耐震補強 20万〜200万円
断熱材の充填 4千〜3万円/㎡
バリアフリーリフォーム 手すりの設置:5千〜5万円

段差の撤去:5万〜28万円

 

まとめ

今回は建物の改修工事を表す用語としてよく使われる「リノベーション」「リフォーム」「リニューアル」の3つについて解説しました。

 

用語ごとに行われる目的や指している工事の内容が違うため、それぞれの意味を理解しておくことが重要です。

 

また、理想の住まいを作りたいと考えている方は、自由度が高く、自分好みに作り変えられるリノベーションがおすすめです。

 

ただし、希望条件によっては大規模な工事が必要となり、費用が高くなる可能性があるため、本記事で紹介したことを参考に、一度リノベーション会社に相談してみてください。

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