2024.10.17

90平米の中古マンションのリノベーション事例!気になる費用相場や注意点を紹介

90平米のマンションは4人家族で十分快適に暮らせる広さです。

 

しかし、間取りによっては狭さや使い勝手の悪さを感じてしまうでしょう。

 

そのため、中古マンションを購入して暮らす方は、家族構成やライフスタイルの変化に合わせてリノベーションすることをおすすめします。

 

本記事では、リノベーション事例や費用相場、注意点について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

90平米の中古マンションのリノベーション事例3選

90平米以上の中古マンションをリノベーションした施工事例を3つ紹介します。

 

希望の間取りやデザイン探しのアイディアを決める際の参考にしてください。

 

事例1.木とコンクリートとの自然体な暮らしを叶える家

こちらは異なる木の素材とコンクリートを組み合わせた特徴的な住まいにリノベーションした事例です。

 

玄関からリビングにかけて、規則性のある組み合わせが美しい無垢のオークスクールパーケットを床に敷き詰め、木の温かみが部屋中に広がります。

 

また、リビングのインナーテラスは、バルコニーから明るい日差しが差し込み、たくさんの観葉植物を置いて楽しめるスペースにしています。

 

事例2.平屋のように暮らす素材感と開放感の家

約100㎡の広さや部屋の中央にある大きな窓といった特徴を活かし、平屋のような開放感のある住まいにリノベーションした事例です。

 

元々リビング・台所・洋室だったスペースを間取り変更で1つにすることで、家族全員が快適に寛げるLDKに仕上げています。

 

また、LDKの一角には畳の小上がりを作り、寝転がれる休憩スペースや来客時のゲストルームとしても使用できます。

 

事例3.憧れのカフェハウス

約90㎡・3LDK+WTCのこちらの住まいは、「楽しい家づくり」を叶えるために細部までこだわり、カフェ風に仕上げました。

 

最大約3.5mの高さがある天井には木目柄の壁紙を貼ることで高級感が増し、ダイニングの上にはロフトを作っています。

 

そして、ロフト部分にはグレーの壁紙を使うことで空間を引き締めました。

 

中古マンションをリノベーションするのにかかる費用

中古マンションリノベーションの費用は、1㎡あたり20万〜25万円が相場と言われています。

 

広さ別の費用相場は以下の表を参考にしてください。

部屋の広さ 費用相場
50㎡ 1,000万〜1,250万円
60㎡ 1,200万〜1,500万円
70㎡ 1,400万〜1,750万円
80㎡ 1,600万〜2,000万円
90㎡ 1,800万〜2,250万円

 

リノベーション費用は建材や設備のグレード・間取り変更の規模などによって大きく変動します。

 

また、90㎡の中古マンションを購入するためには、2,000万〜4,000万円程度の金額が必要です。

 

自己資金だけでなく金融機関のローンを利用することも検討すると良いでしょう。

 

リノベーション費用を抑える3つのポイント

中古マンションを購入してリノベーションした場合の費用は、一般的に新築住宅の購入や建て替えより安いです。

 

しかし、数百万円以上はかかるので、決して安い金額とは言えません。

 

そのため、できるだけ費用を抑えたいと考えている方は、これから紹介するリノベーション費用を抑える3つのポイントを参考にしてください。

 

ポイント1.設備のグレードを下げる

リノベーション時に設備を新しく交換する方は、必要最低限の機能が搭載されているグレードに下げて費用を抑えましょう。

 

特に水回りの設備は、各メーカーから様々なグレードの製品が販売されています。

 

例えば、人気の設備である対面型のキッチンであれば、スタンダードグレードで80万〜130万円、ハイグレードで90万〜160万円と数十万円の差額があります。

 

必要な機能をリストアップして、予算内で適切な設備を選びましょう。

 

ポイント2.複数の会社から相見積もりをとる

同じ施工内容だとしても、依頼する会社によってリノベーション費用は変わります。

 

そのため、1社だけに相談するのではなく、複数の会社に相談しましょう。

 

そして、複数社から見積もりをもらって比較することで、より安い金額で工事を引き受けてくれる会社を見つけることができます。

 

ただし、相場よりも金額が低いことには理由があります。

 

後から追加工事が発生して高額な費用を請求されたり、外から見えない躯体部分で手抜き工事をしていたりする悪徳業者も存在するため、価格が低すぎる見積もりを提示する会社には注意してください。

 

ポイント3.補助金や減税制度を利用する

中古マンションのリノベーションには補助金や減税制度を利用できます。

 

リノベーション会社に支払う費用は変わりませんが、行政から給付金を受け取れたり、減税を受けたりすることで、実質的な支出を抑えることができます。

 

ただし、補助金制度は予算の上限に達し次第打ち切りとなってしまい、着工前に申請していないと補助金を受給できないので注意しましょう。

 

中古マンションのリノベーションで利用できる補助金や減税制度は以下を参考にしてください。

 

【補助金制度】

事業名 概要 最大補助額
先進的窓リノベ2024事業 断熱性能の高い窓に交換するリフォームに対しての補助金事業 最大200万円/戸
給湯省エネ2024事業 省エネ性能の高効率給湯器を設置した場合に受けられる補助金事業 最大20万円/台
賃貸集合給湯省エネ2024事業 既存の賃貸集合住宅にエコジョーズやエコフィールを導入した際に発生する費用を一部負担する補助金事業 最大7万円/台
子育てエコホーム支援事業 若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下)や子育て世帯が省エネ化を目的した改修・改築を行った場合に受けられる補助金事業 最大100万円/戸
長期優良住宅化リフォーム推進事業 既存住宅の長寿命化や省エネ化を目的としたリフォーム、子育て世帯向けのリフォームに対しての補助金事業 最大300万円/戸

 

【減税制度】

減税制度の種類 概要 最大控除額
住宅ローン控除 10年以上のローンを組んで既存住宅を購入する場合 140万円
リフォーム控除 一定の条件を満たす省エネ・耐震リフォームを行う場合 80万円
固定資産税の減額 一定の条件を満たす省エネ・耐震リフォームを行う場合 リフォーム費用の2分の1

 

中古マンションをリノベーションする際の注意点

ここからは中古マンションをリノベーションする際の注意点について紹介します。

 

管理規約を確認する

マンションは専有部分と共用部分の2つに分けられ、個人が所有している専有部分は基本的に自由にリノベーションできます。

 

しかし、個人の行動で建物の資産価値が下がってしまうことを防いだり、他の住人が安心して生活を送るために、専有部分のリノベーションに関する管理規約が定められているケースもあります。

 

マンションのリノベーションを検討している方は、管理規約をしっかり確認してプランを立てましょう。

 

建物の構造によっては自由に間取り変更できない

建物の構造によっては、自由に間取りを変えることができないため注意が必要です。

 

例えば、マンションの構造は、柱や梁といった躯体部分が建物を支えている「ラーメン構造」と壁が建物を支える「壁式構造」の2種類に大きく分かれます。

 

ラーメン構造は壁を撤去しても大きな影響がないため比較的自由に間取り変更できますが、壁式構造は撤去できない間仕切り壁があるので、間取り変更には向いていません。

 

特に中古物件を購入してフルリノベーションしようと考えている方は、物件を購入する前に建物の構造を確認しましょう。

 

工期中の仮住まいが必要

大規模なリノベーション工事は、数日で終わることは少なく、おおよそ2~4ヶ月程度かかります。

 

日中は工事の音でうるさく、工事が進むごとに家具などを移動させなければいけないことから、フルリノベーション・リフォームの期間中は賃貸物件などに仮住まいすることが一般的です。

 

仮住まい先の家賃や引っ越し代金を予算に含めていないと後からトラブルに繋がる可能性があるため、工事以外にかかる費用をあらかじめ把握しておきましょう。

 

まとめ

中古マンションをリノベーションすることで、新築住宅を購入するよりも安い費用で理想の住まいを手に入れることができます。

 

90平米のマンションをフルリノベーションした場合にかかる費用は、1,800万〜2,250万円が相場です。

 

ただし、素材や設備のグレードを下げたり、補助金や減税制度を利用することで支出を減らせます。

 

また、同じ金額であっても依頼するリノベーション会社によって完成する住まいは異なるため、複数の会社に相談して信頼できる会社を見つけましょう。

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