2024.12.17

リノベーションで使えるローンの種類は?知っておくと得する優遇制度も紹介!

少ない費用で理想の住まいを手に入れられることから、購入した中古住宅をリノベーションする事例が増えています。

 

しかし、施工内容によっては1,000万円以上の費用がかかるだけでなく、物件を購入するための費用を用意しなければなりません。

 

そのため、自己資金だけでは費用が足りない方は、金融機関のローンを利用しましょう。

 

今回はリノベーションで使えるローンの種類や優遇制度について紹介します。

 

ぜひ本記事を参考に、お得にリノベーションをしてください。

 

リノベーションに使えるローンの種類

リノベーションに使えるローンの種類としては主に以下の2種類があります。

 

・リフォームローン

・住宅ローン

 

それぞれ特徴や利用条件が異なるため、基本情報を押さえておきましょう。

 

リフォームローンについて

リフォームローンは、住宅のリフォームやリノベーションにかかる費用を金融機関が融資するローン商品です。

 

多くの場合、借入限度額は約1,000万円で設定されており、審査の通りやすさが特徴です。

 

借入額によっては担保なしで借り入れられますが、金利は2〜5%と高めに設定されています。

 

さらに、他のローンと比べて返済期間が短いため、リフォームローンを利用する際は、返済計画をしっかり立ててから借り入れることが重要です。

 

住宅ローンについて

住宅ローンは、住宅購入時の資金調達に利用されるローンです。

 

さらに、住宅購入と同時にリノベーションを行う際にも、住宅ローンを利用できます。

 

購入した土地や建物に抵当権を設定して担保とするため、金利が低く、返済期間が他のローン商品と比べると長いことが特徴です。

 

しかし、担保となる土地や建物の評価額は、審査の結果や金利、借入可能額に大きく影響するため注意が必要です。

 

また、審査手続きが複雑で提出すべき書類も多いことから、余裕を持って準備を進めましょう。

 

購入した物件をリノベーションする人は住宅ローンがおすすめ

購入した物件をリノベーションする人は、金利が低く、返済期間も長い住宅ローンの利用がおすすめです。

 

ここからはリノベーションに住宅ローンを使うメリットを解説します。

 

メリット1.金利が低い

リフォームローンの金利相場は2〜5%ですが、住宅ローンは金利0%台の商品も多いです。

 

そのため、同じ金額を借り入れたとしても、住宅ローンであれば返済総額を抑えることができます。

 

1,000万円を30年間で返済する場合、2つのローンにおける毎月の返済額や利息の違いは以下のとおりです。

住宅ローン(金利1%) 毎月返済額:32,164円

利息:1,579,040円

リフォームローン(金利3%) 毎月返済額:42,160円

利息:5,177,600円

 

利息の差額は300万円以上となり、圧倒的に住宅ローンを利用した方が経済的にメリットが大きいと言えます。

 

ただし、住宅ローンは物件購入と同時にリノベーションを行うことが条件です。

 

住宅ローンの審査を行う際には、リノベーション費用の見積もり書も必ず提出しましょう。

 

メリット2.返済期間が長い

住宅ローンの返済期間は最長で35年まで設定できるため、月々の返済額を抑え、負担なく返済できるメリットがあります。

 

返済期間が長くなるほど支払う利息も増えますが、住宅ローンは金利が低いので、利息による負担はそれほど大きくならないでしょう。

 

メリット3.借入限度額が大きい

住宅ローンは物件購入時の資金調達を目的としたローン商品であり、借入限度額が高いのが特徴です。

 

借入可能額が大きいほど、リノベーションの選択肢が増え、理想の住まいを実現しやすくなります。

 

しかし、借入限度額は収入や年齢などの条件によって審査されるため、必ずしも希望額を借りられるとは限らない点に注意が必要です。

 

住宅ローンを利用する際の注意点

ここからは住宅ローンを利用する際の注意点について解説します。

 

審査の基準が厳しい

住宅ローンは借入金額が大きい一方で、審査の基準が厳しい傾向にあります。

 

そのため、収入や年齢と希望する借入金額のバランスによっては、審査に通らないかもしれません。

 

また、審査の結果が出るまでに時間がかかるため、審査に落ちてしまうとプランを大きく変更しなければならない可能性があります。

 

複数の金融機関で同時に住宅ローンの審査を行い、審査に通らなかった場合の準備もしておきましょう。

 

審査に必要な書類の準備が大変

住宅ローンは様々な条件をもとに審査をするため、複数の書類を準備する必要があります。

 

下記は必要書類の一例です。

 

・本人確認書類

・印鑑証明書

・収入証明

・間取り図

・資金計画書類

・リノベーション見積書

 

書類を揃えなければ審査を進められないため、役所や不動産会社、リノベーション会社などから事前に書類を発行してもらいましょう。

 

住宅ローン減税を利用してお得にリノベーションしよう

住宅ローンを利用して費用を調達する方は、住宅ローン減税を使ってお得にリノベーションしましょう。

 

少しでも費用を抑えてリノベーションしたい方は、住宅ローン減税の概要や利用するための条件を把握しておきましょう。

 

住宅ローン減税とは?

住宅ローン減税とは、返済期間が10年以上の住宅ローンを利用して住宅を購入し、特定の要件を満たした場合に税金が軽減される制度です。

 

住宅ローン減税の仕組みは、一定期間の所得税が減額され、控除額が所得税を上回る場合には残りの金額が住民税から控除されます。

 

住宅ローン減税を利用するための条件

住宅ローン減税を利用するための条件は次のとおりです。

 

適用される条件

住宅ローン減税を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。

 

・住宅ローンの名義人が取得後6ヶ月以内に入居し、継続して住んでいる

・登記上の床面積が50㎡以上である

・床面積の1/2が居住用として使われている

・控除を受ける年の所得金額が2,000万円以下である

・金融機関の住宅ローンを利用している

・住宅ローンの返済期間が10年以上である

・生計をともにする人や贈与人から取得した物件ではない

・併用不可な減税特例を利用していない

 

また、中古物件を購入してリノベーション・リフォームを行う場合は、以上の条件以外にも「リノベーション費用が100万円以上」など、満たさなければならない条件があります。

 

住宅ローン減税の利用を検討している方は、必ずリノベーション会社へ相談しましょう。

 

対象となる工事

中古物件のリノベーションやリフォーム費用に住宅ローンを利用するためには、以下のような

 

・増築・改築・大規模な修繕

・壁や床、階段の半分以上をリノベーションする

・リビングや水回り、玄関、廊下の壁や床の全面リノベーション

・耐震リノベーション

・バリアフリーリノベーション

・省エネ化リノベーション

 

また、住宅ローン減税を受ける際は、指定の機関に増改築等工事証明書を発行してもらう必要があるため、必要書類の準備も忘れずに行いましょう。

 

まとめ

建物の改築や改装を自己資金だけで行えない方を対象に、金融機関はローン商品を提供しています。

 

ローンを利用することでリノベーションに費やせる資金を増やし、理想の住まいを実現できます。

 

ただし、リノベーションに使えるローンには、リフォームローンと住宅ローンの2種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なるため、希望の借入額や返済期間に合わせて選びましょう。

 

また、住宅ローン減税のような優遇制度を利用することで、お得にリノベーションできます。

 

書類の準備や複雑な申請手続きが必要なため、リノベーション会社の担当者と相談しながら進めましょう。

ご質問・お問い合わせ、資料請求、来店予約は、お電話またはメールフォームにてお気軽にご連絡下さい。

お電話でのお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
092-791-4080
営業時間10:00~18:00
定休日/水曜日
質問・来店予約・資料請求
お問合せ/資料請求/イベント予約
来店予約/オンライン相談
24時間受付中
リノベーションの全てがわかるカタログのアイコンリノベーションの全てがわかるカタログのアイコン