2024.12.17

床の張り替えリフォームにかかる費用はどのくらい?施工事例や注意点、DIYのポイントを解説!

家具を引きずったときや物を落としてしまったときに、家の床を傷つけてしまったことがある方も多いのではないでしょうか?

 

そして、床材を張ってから年数が経過するにつれて、傷や汚れが目立ちやすくなるため、築年数の古い家に住んでいる方は床材を張り替えるリフォームがおすすめです。

 

しかし、リフォームを依頼しようと思っても、床を張り替えるのにかかる費用や注意点などの情報を知らないと検討できないものです。

 

また、費用を抑えるためにDIYで張り替えようと考えている方もいるでしょう。

 

そこで今回は、床を張り替えるリフォームの費用相場や注意点、DIYのポイント、施工事例について紹介します。

 

【素材別】床の張り替えにかかるリフォーム費用

床の張り替えにかかるリフォーム費用は、施工内容や床材によって大きく変わります。

 

まずは「フローリング・クッションフロア・カーペット・畳」を張り替えた場合の費用を比較してみましょう。

床材の種類 費用相場
フローリング 9万〜18万円
クッションフロア 4万5千〜10万円
カーペット 5万3千〜12万円
7万〜20万円

※6畳の部屋の床を張り替えた場合

 

ここからは、床材ごとの張り替え費用について詳しく解説します。

 

フローリングの場合

フローリングは最も一般的で人気の床材です。

 

フローリングのリノベーション方法は張り替えと重ね張りの主に2種類があります。

 

施工方法によって費用は異なるため、以下の表を参考にしてください。

部屋の広さ 張り替え 重ね張り
6畳 9万〜18万円 6万〜14万円
8畳 10万〜20万円 8万〜18万円
10畳 15万〜30万円 10万8千〜25万円

 

また、フローリングの種類が「無垢フローリング」か「複合フローリング」によっても費用が異なるため、金額の詳細についてはリノベーション会社に確認してください。

 

クッションフロアの場合

クッションフロアは、塩化ビニール素材で作られたクッション性のある床材です。

 

フローリングと同様に、リノベーション方法には張り替えと重ね張りの主に2種類があります。

 

クッションフロアの張り替えにかかるリノベーション費用は以下のとおりです。

部屋の広さ 張り替え 重ね張り
6畳 4万5千〜10万円 4万5千〜9万円
8畳 6万〜12万円 5万〜10万円
10畳 6万9千〜13万円 5万5千〜11万円

 

カーペットの場合

カーペットは他の床材とは違い、素材の柔らかさが特徴です。

 

安全性と保湿性が高く、赤ちゃんがハイハイして動き回っても安心です。

 

カーペットの張り替えにかかるリノベーション費用は以下のとおりです。

部屋の広さ 張り替え 重ね張り
6畳 5万3千〜12万円 4万5千〜6万5千円
8畳 7万〜13万円 6万〜12万円
10畳 8万〜15万円 7万6千〜14万円

 

畳の場合

畳のリフォーム方法は、新調・表替え・裏返しの3種類があり、畳の状態によって異なります。

 

また、畳を交換する枚数やグレードによって費用が変わります。

 

畳の張り替えにかかるリノベーション費用は以下のとおりです。

部屋の広さ 新調 表替え 裏返し
6畳 7万〜20万円 3万〜12万円 2万4千〜10万円
8畳 9万〜28万円 4万〜16万円 3万2千〜12万円
10畳 11万〜36万円 5万〜20万円 4万〜14万円

 

床を張り替える時期の目安

 

床を張り替える時期の目安は以下の周期を参考にしてください。

 

床材の種類 時期の目安
フローリング 15〜20年
クッションフロア 10年前後
カーペット 10年前後
2〜5年:裏返し

4〜7年:表替え

10〜15年:新調

 

ただし、床材の種類や自宅の環境によって、傷や汚れの度合いは異なります。

 

例えば、床材が複合フローリングの場合は、人が歩いたり、家具を移動させたことにより擦れ、下層の合板が表に出てしまうことがあるので張り替えが必要です。

 

一方で無垢材のフローリングであれば、傷ついた箇所の補修だけで良いケースもあります。

 

また、床材が吸収したペットの匂いや日に当たって一部分だけ色褪せしていることが気になる方は床材の張り替えの検討をおすすめします。

 

床を張り替える際の4つの注意点

ここからは床を張り替える際の4つの注意点について解説します。

 

耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮する

カタログやショールームで床材を探すときは、デザインや触り心地で判断してしまいがちです。

 

しかし、床の上は毎日人が行き交い、空気中のホコリが下に落ちてくるため、汚れが溜まりやすい場所です。

 

掃除が行き届いていないと劣化が進みやすくなってしまうため、耐久性とメンテナンスのしやすさを必ず確認しましょう。

 

クッションフロアは安っぽく見せない工夫をする

安価でデザインが豊富なことから人気の床材の1つですが、塩化ビニールの質感が強いクッションフロアは「偽物の木」のように見えてしまうことから安っぽい印象があります。

 

そのため、さまざまなデザインの中から高級感のあるデザインを選んだり、インテリアを配置してクッションフロアがむき出しにならないように工夫すると良いでしょう。

 

既存の畳を処分するのに費用がかかる

畳を新調して張り替える際に、購入費用と施工費用がかかることは多くの方が理解しているでしょう。

 

しかし、取り外した既存の畳を処分するための費用が別途かかることも把握しておかなければなりません。

 

施工業者が無償サービスとして回収してくれるケースもありますが、基本的には1,500~2,000円程度の処分費用がかかります。

 

また、業者に依頼せず、一般のゴミとして処分する場合も、粗大ごみの回収費用がかかります。

 

既存の畳を処分する費用も含めて予算を考えておきましょう。

 

マンションを施工する場合は管理規約を確認する

分譲マンションは個人が所有する専有部分と住人全員が管理費を支払って維持している共用部分に分かれます。

 

自宅の床は専有部分に該当するため、基本的には所有者が自由にリフォームを行うことができるのですが、下の階への影響を考慮して使用できる床材が限定されていたり、依頼できる業者が決められていたりするケースがあります。

 

後で大きなトラブルに繋がってしまうことを防ぐためにも、あらかじめ管理規約を確認しておきましょう。

 

床の張り替えは自分でDIYできる?

既存の床材を剥がして、新しい床材に張り替えるだけなので、自分でDIYできるのではないかと考えている方も多いのではないでしょうか?

 

また、DIYすることで、材料と機材の購入費しかかからず、安く済むメリットがあります。

 

しかし、床材の張り替えは難易度が高く、素人がDIYすると美しい仕上がりにならなかったり、下地が補修されていないままで、数年後に再工事が必要になってしまうこともあります。

 

そのため、DIYの経験が全くない方は、プロのリフォーム会社に床の張り替えを依頼してください。

 

もし、手先が器用な方でどうしてもDIYしたい人は、張り替えではなく重ね張りで部屋の雰囲気を変えましょう。

 

床張り替えリフォームの施工事例

ここからは床を張り替えたリフォームの施工事例を紹介します。

 

木とコンクリートを組み合わせた自然体な床

異なる木の素材とコンクリートの組み合わせが特徴的なリフォーム事例です。

 

玄関からリビングまでの床には、規則性のある組み合わせが美しい無垢のオークスクールパーケットを採用し、キッチンから窓際のインナーテラスまでは耐水性の高いコンクリートに仕上げています。

 

床材の色でゾーニングしたメリハリのある空間

壁や棚といった立体構造ではなく、床材の色でゾーンニングしたおしゃれなリフォーム事例です。

 

「グレー」と「木目」の床材でダイニングとリビングを間仕切りし、広々とした雰囲気は残しつつもメリハリのある空間に仕上げています。

 

まとめ

部屋の雰囲気を変えたい方は、大部分を占める床の張り替えがおすすめです。

 

また、床材の耐用年数は10〜20年程度のため、張り替えてから10年以上経過している場合は、床を張り替える時期と言えます。

 

ただし、床材には複数の種類があり、施工方法や部屋の広さによって費用が異なるので、リフォーム会社に希望条件を伝えて見積もりをもらうと良いでしょう。

 

また、床の張り替えを素人が行うには難易度が高いため、DIYはせずにプロの業者に依頼しましょう。

ご質問・お問い合わせ、資料請求、来店予約は、お電話またはメールフォームにてお気軽にご連絡下さい。

お電話でのお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
092-791-4080
営業時間10:00~18:00
定休日/水曜日
質問・来店予約・資料請求
お問合せ/資料請求/イベント予約
来店予約/オンライン相談
24時間受付中
リノベーションの全てがわかるカタログのアイコンリノベーションの全てがわかるカタログのアイコン