お風呂・浴室のリフォーム施工事例!リフォーム時のポイントや費用相場を紹介
一般的にお風呂や浴室の寿命は10〜15年と言われています。
そのため、築10年以上の家に住んでいて、お風呂や浴室の不具合が気になっている方は、リフォームを検討するタイミングです。
しかし、お風呂・浴室のリフォームではどのようなことができて、どのくらい費用がかかるか理解していない方も多いでしょう。
本記事では、お風呂・浴室のリフォーム施工事例や費用相場、リフォーム中に気をつけるべきポイントを紹介します。
実際の施工事例を見ることで完成イメージを具体的にでき、あらかじめ費用を準備しておくことができるので、お風呂や浴室をリフォームしたいと考えている方は参考にしてください。
おしゃれなお風呂・浴室のリフォーム施工事例3選
ここからはおしゃれなお風呂・浴室のリフォーム施工事例3つを紹介します。
実際の施工事例を見ることで完成イメージがつきやすく、どのくらいの費用がかかるかも把握できます。
お風呂や浴室のリフォームを検討している方は参考にしてください。
事例①ミニマムな清潔感あふれる浴室
こちらは築30年の物件の浴室をモノトーンで統一された浴室にリノベーションした事例です。
設備は最小限の棚のみとミニマムに仕上げ、浴室を広々使うことができます。
工事期間は13日でリフォームにかかった費用は162万円です。
事例②高級感のある明るい浴室
築27年の物件の浴室をリフォームしたこちらの事例は窓を大きくし、陽の光が入りやすくすることで浴室全体が明るくなるように仕上げています。
また、全体を落ち着いた色合いにすることで高級感を演出しています。
工事にかかった日数は7日間で、費用は185万円です。
事例③カフェ風のレトロな浴室
築25年の物件の浴室をリフォームしたこちらの事例は、洗面コーナーの床をレトロな柄のクッションフロアに仕上げています。
また、浴室の壁面は木目調にすることで、全体がナチュラルな雰囲気となっています。
工事にかかった日数は7日間で、費用は93万円です。
お風呂・浴室リフォームの費用相場
ここからは、お風呂や浴室のリフォームにかかる費用を解説します。
浴室リフォームには、ユニットバスの交換や配管工事などの基本工事と、手すりの設置やジェットバスの取り付けなど追加オプション工事に分けられます。
基本工事にかかる費用を把握して、予算の範囲内でオプションを追加しましょう。
主な浴室リフォームにかかる費用
お風呂や浴室のリフォームにかかる費用の相場は60万〜150万円と幅広く、形状や劣化状況によって異なります。
主な浴室リフォームにかかる費用は以下を参考にしてください。
施工内容 | 費用相場 |
ユニットバスの購入 | 25万〜120万円 |
既存のユニットバスの解体・撤去 | 3万〜13万円 |
仮設工事(養生・搬入出) | 1万〜3万円 |
基礎工事 | 2万〜7万円 |
配管工事・給排水 | 3万〜10万円 |
電気工事 | 3万〜6万円 |
ユニットバスの設置 | 8万〜10万円 |
入り口部分の修復工事 | 4万〜10万円 |
諸経費 | 5万〜8万円 |
浴室リフォームにかかる費用はユニットバスを購入して設置するかによって大きく変動します。
特に多機能なハイグレード製品を選んだ場合は、200万円以上の費用がかかる可能性もあります。
また、諸工事費用の5〜15%が諸経費としてかかるため、注意しましょう。
追加オプションにかかる費用
浴室リフォームは劣化した箇所の修繕だけでなく、オプションを追加することもできます。
主なオプション内容と追加費用は以下の通りです。
オプション内容 | 費用 |
手すり | 4千〜2万円/1本 |
テレビ | 5万〜20万円 |
浴室暖房乾燥機 | 15万〜40万円 |
ジェットバス | 15万〜30万円 |
追い焚き機能 | 2万〜5万円 |
オプションは必ず追加しなければならないものではありませんが、機能を追加することで生活の快適性が向上します。
【素材別】ユニットバス本体の価格
ユニットバスの素材はFRPや人工大理石など様々です。
同じ大きさのユニットバスであっても使用されている素材によって費用は変わるため、ユニットバスを設置または交換する予定の方は、素材別の費用を把握しておきましょう。
ユニットバスの素材 | 本体価格 |
FRP | 1万〜35万円 |
人工大理石 | アクリル系 :30万〜120万円
ポリエステル系:2万〜40万円 |
ホーロー | 8万〜130万円 |
ステンレス | 3万〜30万円 |
お風呂・浴室をリフォームする時に気をつける4つのポイント
お風呂・浴室リフォームで後悔しないためにも、これから紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。
リフォーム中のお風呂の代替策
お風呂や浴室のリフォームは当然ながら1日で終わることはありません。
そのため、工事期間中はお風呂を使用できないこともあります。
冬のように汗をかきにくい季節であれば、タオルで体を拭くなどの対策が可能ですが、夏の暑い時期や工事が1週間以上続く場合には、お風呂の代替策を検討する必要があるでしょう。
近隣に銭湯などがない地域にお住まいの方は、施工業者に依頼して簡易シャワーを用意してもらうことも可能です。
ただし、簡易シャワーを設置する場合には、数万円の追加費用がかかるので注意が必要です。
お風呂は自分でDIYしない
最近では、自宅のリフォームを自分で行うDIYが人気を集めていますが、お風呂もDIYでできるのではないかと考える方も多いでしょう。
DIYは業者に頼むよりも低コストで行えるのが魅力ですが、お風呂場は水道や電気の工事を伴うことが多いため、基本的には専門の業者に依頼することをおすすめします。
さらに、DIYで行ったリフォームは、業者に依頼した場合と比べて仕上がりの品質が低いです。
万が一DIYで失敗すると、かえって余計な費用がかかることもあるので注意が必要です。
DIYを行う際は、手すりの設置や棚の作成など、簡単なリフォームに留めておきましょう。
ショールームでユニットバスを選ぶ
ユニットバスの購入を検討している方は、ネットの情報だけで決めるのではなく、ショールームに足を運んで実際の製品を確認することをおすすめします。
ユニットバスは素材感やサイズなど、実際に見てみないと分からない点が多く、ネットで注文すると商品が届いてから「思っていたのと違う」と感じてしまうかもしれません。
以下は、ユニットバスを取り扱うメーカーと特徴の一覧です。
メーカーを選ぶ際の参考にしてください。
メーカー | 特徴 |
TOTO | ・省エネ性が高い
・リフォーム満足度No.1 |
リクシル | ・オプションの種類が豊富
・費用を安く抑えられる |
パナソニック | ・浴槽の清掃が簡単にできる
・カビ対策の換気扇がついている |
タカラスタンダード | ・耐震対策がされている
・サイズオーダーができる |
トクラス | ・デザインが美しい
・浴槽の耐久性が高い |
クリナップ | ・手入れがしやすい
・寒い季節も快適に使える断熱性 |
ハウステック | ・バリアフリー対策がされている
・狭い浴室にも対応している |
ナスラック | ・カラーや素材の種類が豊富
・掃除がしやすい素材を使用している |
リフォーム会社からユニットバスを購入して費用を抑える
ユニットバスは、各メーカーのショールームや家電量販店だけでなく、リフォーム会社から購入することも可能です。
メーカーから大量に仕入れることで、相場よりも安い金額で販売する許可を得ているリフォーム会社も多く、メーカーや素材にこだわりがない方は費用を抑えてユニットバスを購入できます。
また、ハイグレードのユニットバスも、数年前のモデルの在庫があれば安く購入できるかもしれません。
新しいユニットバスに交換することを検討している方は、リフォーム会社に紹介できる製品がないか相談してみましょう。
まとめ
お風呂や浴室は約15年ほどで寿命を迎えると言われています。
劣化した状態で使用し続けると大規模な修繕が必要になるだけでなく、健康に悪い影響を与える可能性があるため、長い間修繕をしていない場合はリフォームを検討しましょう。
ただし、お風呂・浴室リフォームの費用は60万〜150万円と幅広く、ユニットバスを交換したり、排水管や電気工事を行ったりする場合は費用が高額になるため注意が必要です。
予算内で満足のいくリフォームを行うためにも、本記事で紹介した施工事例と費用相場を参考にしてください。