定額制パッケージのリノベーションは安い?お得?メリットとデメリットを徹底解説!
リノベーションを検討していて色々と調べていると「定額制パッケージ」という言葉を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
定額制パッケージとは、施工内容がパッケージ化され、一定の範囲内で費用が設定されているリノベーションプランの1つです。
事前に決められている価格で設定されているため、追加費用の心配が少ないことが最大の魅力です。
しかし、定額制パッケージでリノベーションするデメリットに不安を感じている方もいるでしょう。
そこで今回は、定額制パッケージでリノベーションするメリットとデメリットを徹底解説します。
定額制リノベーションのメリット
まず初めに定額制リノベーションのメリットとして、以下の4つについて解説します。
・リノベーション費用が安くなる
・リノベーション費用が明確
・間取りやデザインを部分的に自分で選べる
・打ち合わせをスムーズに進められる
リノベーション費用が安くなる
定額制リノベーションは、費用を抑えたい方にとって大きなメリットがあります。
通常のリノベーションでは、設計や工事の進行に伴って予算が膨らむことがありますが、定額制ではあらかじめ費用が固定されているため、コスト管理しやすくなります。
さらに、定額制プランは複数の案件をまとめて効率的に施工することで、コストを削減することが可能です。
リノベーションにかかる費用を抑えつつ、質の高い施工を求めている方にとって、定額制リノベーションはおすすめです。
リノベーション費用が明確
定額制リノベーションのもう一つのメリットは、リノベーションにかかる費用が明確であることです。
あらかじめ設定された料金内で全ての工事が行われるため、リノベーション中に追加費用が発生するリスクが大幅に減少します。
そのため、初めてリノベーションする方にとって大きな安心材料と言えるでしょう。
リノベーション費用が明確であることで、計画段階での資金管理が簡単になり、思わぬ出費による予算オーバーの心配もありません。
間取りやデザインを部分的に自分で選べる
定額制リノベーションでは、基本的な工事内容や仕様が決められている一方で、間取りやデザインを部分的に自分で選べる柔軟性もあります。
そのため、個々のライフスタイルや好みに合わせた部屋作りが可能となります。
例えば、キッチンやバスルームの配置を変更したり、壁紙や床材のカラーを選択したりすることで、自分好みの空間を作り上げることができるでしょう。
定額制でありながら、部分的にカスタマイズできる自由度が定額制リノベーションの魅力の1つです。
打ち合わせをスムーズに進められる
定額制リノベーションでは、基本的なプランと追加可能なオプションが明確になっているため、打ち合わせをスムーズに進められます。
通常のリノベーションでは、細かな仕様や工事内容について何度も打ち合わせを行う必要があり、時間がかかることが少なくありません。
しかし、定額制の場合は基本プランが既に決まっているため、必要な部分に焦点を当てて短時間で有意義な打ち合わせが行えます。
さらに、施工内容が事前に明確であるため、変更点や追加項目もスムーズに話し合うことができるでしょう。
定額制リノベーションのデメリット
定額制リノベーションはメリットがある一方で、デメリットもあります。
デメリットを把握せずに定額制リノベーションを契約してしまうと、後から後悔してしまうかもしれません。
以下の3つについて解説するので、必ず押さえておきましょう。
・自分好みの選択肢がない
・オプションの追加で費用が高くなる
・打ち合わせ回数に制限がある
自分好みの選択肢がない
定額制リノベーションは、基本的なプランが決められており、自分でカスタマイズできる選択肢が限られています。
そのため、自分の好みにぴったり合った仕様やデザインを選べない可能性があります。
個性的なデザインやメーカーにこだわりがある方は、自由にプランを決められる通常のリノベーションが良いでしょう。
オプションの追加で費用が高くなる
定額制リノベーションは、基本的なプランがリーズナブルに提供される一方で、オプションの追加によって費用が大幅に増加するリスクがあります。
標準プランには最低限の設備や素材が含まれているため、より高品質な素材や設備、またはカスタマイズを希望する場合には、オプション追加しなければなりません。
オプションを選びすぎると、定額制のメリットが薄れたり、高額なリノベーション費用を支払うことになりかねないため、オプション追加は慎重に検討しましょう。
打ち合わせ回数に制限がある
通常のリノベーションでは、細部にわたる打ち合わせが何度も行われるため、施主の希望や意見を反映しやすくなります。
一方で定額制リノベーションは、基本プランが決まっており、打ち合わせにかかる人件費を削減するために打ち合わせ回数が制限されている場合があります。
特に初めてリノベーションを行う方や細部までこだわりたい方にとっては、打ち合わせが不十分であると感じてしまうかもしれません。
完成後に「思っていたのと違う」と感じないためにも、毎回の打ち合わせで話したい内容を事前にまとめておくと良いでしょう。
定額制パッケージでリノベーションする際の注意点
ここからは定額制パッケージでリノベーションする際の注意点について紹介します。
「自由設計型」か「パッケージ型」かを確認する
定額制パッケージでリノベーションする際は、最初に「自由設計型」と「パッケージ型」のどちらに該当するか確認することが大切です。
そして2つのタイプから選べる場合は、それぞれの特徴を理解して自分に合ったプランを選びましょう。
自由設計型の特徴
自由設計型のパッケージは、壁紙・床材・間取り・設備などを、いくつかの選択肢の中からカスタマイズすることができます。
そのため、定額制パッケージのプランとしては、比較的自分好みの部屋を作ることができます。
ただし、自由度が高いメリットがある一方で、費用が高額になる傾向にあり、施工期間も長くなるため注意が必要です。
パッケージ型の特徴
パッケージ型は、全てが決められているプランの中から1つを選び、リノベーションを行う定額制パッケージです。
自分でカスタマイズできないデメリットはありますが、自由設計型と比べると費用を抑えることができるため、金額を重視してリノベーションしたい方はおすすめです。
また、あらかじめ素材や建材、設備などが決められているため、リノベーション会社は発注を行う必要がなく、スムーズに工事にとりかかれます。
R1基準を満たしている信頼できる会社に相談する
R1基準とは、リノベーション住宅推進協議会が策定した、分譲マンションの専有部に関する品質基準です。
R1基準を満たしたリノベーション住宅は、以下のような厳しい基準をクリアしています。
・重要インフラ13項目の検査
・工事履歴情報の公開
・住宅履歴の保証
・品質が保証されている
・資産価値の向上が期待できる
R1基準を満たしている会社は、リノベーション住宅推進協議会の公式サイトで検索できます。
また、リノベーション会社のホームページや施工実績を確認することで、R1基準を満たしているかどうかを確認することも可能です。
R1基準をクリアした会社を選ぶことで、工事の品質が保証され、リノベーションを安心して依頼することができます。
希望に合わせて柔軟に対応してくれる会社を選ぶ
基本的な施工内容が決められている定額制プランですが、追加費用を支払ってもこだわりたい箇所もあるでしょう。
しかし、定額制プランと少しでも違う工事を行った場合に、フルカスタマイズのプランとして扱うリノベーション会社もあります。
定額制プランではなくなることで費用が上がったり、施工期間が大幅に伸びてしまう可能性があるため、希望に合わせて柔軟に対応してくれる会社を選びましょう。
まとめ
定額制パッケージを利用したリノベーションは、通常のリノベーションと比べて費用を抑えることができ、品質の高い住まいを作ることができます。
一方で、自分でカスタマイズできる選択肢が少ないため、理想の住まいが明確にある方や細部までこだわりたい方にとっては物足りなさを感じてしまうでしょう。
そのため、費用の安さを重視してリノベーションを行いたい方は、定額制リノベーションがおすすめです。
通常のリノベーションと迷っている方は、本記事を参考に両方の特徴と費用を比較して、信頼できる会社に依頼してください。