75平米以上のマンションリノベ事例7選!リノベーションの費用相場も解説
3〜4人家族で暮らすのに適している75平米以上のマンションをリノベーションしたらどのような間取りを実現できるか、どのくらいの費用がかかるか気になる方も多いでしょう。
一般的なリノベーションにかかる費用は400万〜1,200万円と幅広く、予算によって「広々としたLDK」「荷物をたくさん収納できるウォークインクローゼット」など、理想の住まいを叶えられます。
そこで今回は75平米以上のマンションをリノベーションした施工事例を紹介します。
また、リノベーション費用を抑えるポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
75平米以上のマンションをリノベーションした施工事例5選
まずは、75平米以上のマンションをリノベーションした施工事例を5つ紹介します。
事例1.好きな色合わせで楽しむ家
依頼者のお子さんが成長したことで賃貸マンションが手狭になり、85平米の中古マンションを購入してリノベーションした事例です。
グレー・ベージュ・白で彩る開放的なリビングが特徴で、家族全員がくつろげる十分な広さがあります。
また、画像奥のフリースペースは将来的に壁を設置して個室にすることもできるようにあえて余白を残した設計にしています。
事例2.景色を楽しむ最上階のお家
マンションの最上階という特徴を最大限に活かすために、LDKからは眺望を楽しめる作りにしました。
また、グラフテクトのキッチンとダイニングは、落ち着きのあるグレーにすることで、高級感を演出しています。
そして、柔らかい光が広がるように光源を壁に組み込むなど、細かい部分にもこだわったリノベーション事例です。
事例3.子育てに快適なやさしいお家
白と木目でまとめたナチュラルウッドなデザインは温かみを感じ、家族がリラックスして暮らせる住まいとなっています。
また、家事動線や回遊動線を工夫した作りとなっている点が特徴です。
事例4.木とコンクリートとの自然体な暮らしができる家
こちらは専有面積117.08㎡の物件をリノベーションした事例です。
7人で暮らせる新築物件がなかなか見つからず、中古マンションを2,000万円程度かけてリノベーションしています。
異なる木の素材とコンクリートを組み合わせて、温かみのあるカジュアルなデザインに仕上げました。
また、バルコニーの窓際にはインナーテラスを作り、観葉植物を置いて楽しめる作りにしています。
事例5.平屋のように暮らす素材感と開放感の家
専有面積100㎡という広さを活かして、開放感をテーマにリノベーションした事例です。
元々リビング・キッチン・洋室だった場所をLDKにまとめることで、他の住まいでは叶わない開放感を実現しています。
また、インダストリアルテイストの内装と存在感抜群のアイランドキッチンが高級感を演出しています。
75平米のマンションをリノベーションするのにかかる費用
75平米のマンションをリノベーションするのにかかる費用は400万〜700万円が相場です。
ただし、施工内容や素材・設備のグレードによって金額は大きく変動するため、最終的な費用はリノベーション会社に見積もりをもらって確認しましょう。
施工箇所別の費用相場は以下の一覧を参考にしてください。
施工箇所 | 施工内容 | 費用相場 |
内装 | 壁クロスの張り替え | 6万〜15万円 |
床材の張り替え | 15万〜20万円 | |
畳をフローリングに変更 | 20万〜30万円 | |
水回り | キッチン交換 | 80万〜200万円 |
ユニットバス交換 | 80万〜150万円 | |
トイレ交換 | 20万〜30万円 | |
洗面台交換 | 10万〜30万円 | |
間取り変更 | 間仕切り壁の撤去 | 15万〜30万円 |
間仕切り壁の設置 | 5万〜25万円 |
スケルトンリノベーションをした場合の費用相場
間取りを大規模に変更したい場合はスケルトンリノベーションがおすすめです。
スケルトンリノベーションとは、柱や梁などの構造部分のみを残し、全てを作り変える工事方法です。
間取りやデザインを自分好みに変えられるメリットがある一方で、部分的なリノベーションと比べて費用がかかる傾向にあります。
スケルトンリノベーションを検討している方は、部屋の広さによっても変わりますが、600万〜1,200万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
リノベーション費用を抑える3つのポイント
リノベーションにかかる費用は、新築住宅の購入や中古住宅の建て替えよりは低いですが、決して安い金額ではありません。
そのため、できるだけ費用を抑えたいと考えている方も多いでしょう。
ここからはリノベーション費用を抑える3つのポイントを紹介します。
ポイント1.設備のグレードを下げる
リノベーション時に新しい設備に交換する方は、グレードを下げることで費用を抑えられるでしょう。
特に水回りの設備は様々なグレードの製品が各メーカーから販売されています。
例えば、人気の設備である対面型のキッチンであれば、スタンダードグレードで80万〜130万円、ハイグレードで90万〜160万円と数十万円の差額があります。
必要最低限の機能をリストアップし、予算に応じて適切な設備を選びましょう。
ポイント2.複数の会社から相見積もりをとる
同じ施工内容であったとしてもリノベーション費用は依頼する会社によって変わります。
そのため、1社だけに相談するのではなく、複数の会社に相談して見積もりをもらいましょう。
そして、複数社からもらった見積もりを比較することで、希望通りのリノベーションを安い金額で引き受けてくれる会社を見つけることができます。
ただし、金額が低いことには理由があり、後から追加工事が発生して高額な費用を請求する悪徳業者も存在するため、相場よりも低すぎる見積もりを提示された場合は注意してください。
ポイント3.補助金や減税制度を利用する
補助金や減税制度を利用することで、リノベーション会社に支払う金額は変わりませんが、行政からお金が還付されたり、減税を受けたりすることで、実質的な支出を抑えることができます。
ただし、補助金制度は予算の上限に達し次第打ち切りとなり、着工前に申請していないと補助金を受給できなかったりするため、注意が必要です。
リノベーションで利用できる補助金や減税制度は以下を参考にしてください。
【補助金制度】
事業名 | 概要 | 最大補助額 |
先進的窓リノベ2024事業 | 断熱性能の高い窓に交換するリフォームに対しての補助金事業 | 最大200万円/戸 |
給湯省エネ2024事業 | 省エネ性能の高効率給湯器を設置した場合に受けられる補助金事業 | 最大20万円/台 |
賃貸集合給湯省エネ2024事業 | 既存の賃貸集合住宅にエコジョーズやエコフィールを導入した際に発生する費用を一部負担する補助金事業 | 最大7万円/台 |
子育てエコホーム支援事業 | 若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下)や子育て世帯が省エネ化を目的した改修・改築を行った場合に受けられる補助金事業 | 最大100万円/戸 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 既存住宅の長寿命化や省エネ化を目的としたリフォーム、子育て世帯向けのリフォームに対しての補助金事業 | 最大300万円/戸 |
【減税制度】
減税制度の種類 | 概要 | 最大控除額 |
住宅ローン控除 | 10年以上のローンを組んで既存住宅を購入する場合 | 140万円 |
リフォーム控除 | 一定の条件を満たす省エネ・耐震リフォームを行う場合 | 80万円 |
固定資産税の減額 | 一定の条件を満たす省エネ・耐震リフォームを行う場合 | リフォーム費用の2分の1 |
まとめ
マンションをリノベーションすることで、新築住宅を購入するよりも安く理想の住まいを手に入れることができます。
75平米以上のマンションをリノベーションするのにかかる費用は、400万〜700万円が相場です。
ただし、スケルトンリノベーションした場合やハイグレードの設備を設置した場合は、さらに費用がかかります。
また、同じ金額であっても依頼するリノベーション会社によって完成する住まいは異なるため、複数の会社に相談して信頼できる会社を見つけましょう。