2024.3.17

倉庫リノベーションの魅力や用途は?メリットと費用相場についても解説

近年、使われていない倉庫をリノベーションして、住居・オフィス・店舗として活用する人が増えています。

 

倉庫は一般的な居住用建物とは違い、鉄骨やコンクリートで作られていたり、空間の広さやシンプルなデザインが特徴です。

 

ただし、倉庫は人が生活する前提で設計されていないため、住居にしたり、お店にしたりする場合は注意点を理解してリノベーションしましょう。

 

倉庫リノベーションを検討している方は、ぜひ最後まで読んでください。

 

倉庫リノベーションとは?

倉庫リノベーションとは、使わなくなった倉庫を他の用途で使えるようにリノベーションし、有効活用する手段です。

 

従来は倉庫を修繕して再び倉庫として利用したり、全てを解体してから新しい建物を建てていましたが、倉庫リノベーションであれば、コストを抑えながら資源の無駄遣いを減らし、倉庫に新しい価値を生み出せるため注目が集まってます。

 

また、倉庫特有のデザインや雰囲気を活かせるため、物件購入の選択肢として倉庫を検討している人も増えています。

 

倉庫リノベーションでおすすめの用途は?

倉庫リノベーションでおすすめの用途は主に次の4つです。

 

・住居

・オフィス

・飲食店

・アパレル・ギャラリー

 

それぞれの用途について詳しく解説します。

 

住居

倉庫は広々とした床面積や天井の高さが特徴で、間取りの自由度が高く、おしゃれで開放感のある住まいづくりに最適です。

 

もともと間仕切りや設備が少ない倉庫では、間取りを一から設計することができ、中古マンションや一戸建てに比べて柔軟に間取り設計が行えます。

 

また、露出した鉄骨やコンクリートといった素材をうまく取り入れることで、トレンドのインダストリアルスタイルのお部屋を演出することもできるでしょう。

 

さらに高い天井を活用してロフトやスキップフロアなど、一般的な住宅では実現が難しい間取りを取り入れることができるため、間取りにこだわりたい方におすすめです。

 

斬新な間取りにリノベーションした住まいは、ご自身の住宅としてはもちろん、おしゃれな賃貸物件として運用可能です。

 

オフィス

広々とした倉庫の内部空間は、オフィスや事務所として活用するのにも適しています。

 

作業スペースと倉庫を効果的に分けて活用したり、従業員の福利厚生の一環としてリフレッシュスペースやアクティビティエリアを設けることも可能です。

 

さらに、広めの駐車場が付属している倉庫も多く、車通勤のスタッフにも対応しやすいというメリットがあります。

 

また、個性的でおしゃれなオフィスは来客に良い印象を与えるだけでなく、既存の倉庫をリノベーションすることで、環境への配慮をアピールすることもできます。

 

飲食店

倉庫をリノベーションして、おしゃれな飲食店として利用する事例は多く、カフェやバー、レストランまで幅広く対応可能です。

 

倉庫のコンクリートや鉄骨をうまく活用することで、コストを抑えながらスタイリッシュな内装に仕上げられる点が最大の魅力です。

 

また、倉庫は周囲に住宅が少ない物件も多いため、ニオイや騒音に関するトラブルが少ないメリットもあります。

 

さらに、倉庫特有の高い天井を活かして開放感のある空間を演出することで、顧客の滞在時間が延びたり、客単価の向上に繋がる可能性も期待できます。

 

アパレル・ギャラリー

倉庫をリノベーションして、アパレルや雑貨、家具などを扱う小売店舗を営業したり、おしゃれな倉庫の雰囲気を活かして絵画などを販売するギャラリーとして活用することもおすすめです。

 

倉庫は賃貸物件に比べて広さがあるため、ゆったりとした空間で顧客がじっくりと商品を選べる店舗を作ることができます。

 

また、小売店を営む場合、在庫を保管しておくスペースが一般的な賃貸物件では問題となりますが、広さのある倉庫をリノベーションすれば問題は解決するでしょう。

 

倉庫リノベーションのメリット

ここからは倉庫リノベーションのメリットについて紹介します。

 

自由に間取りを決められる

倉庫は広い床面積と少ない間仕切りが特徴です。

 

そのため、住まいや店舗の間取りを自由に設計できる点が大きなメリットです。

 

通常の住宅をリノベーションする際には、移動できない壁や柱が設計の自由度を制限します。

 

しかし、倉庫は荷物の保管や移動を前提に設計がされているため、1から理想の間取りを自由にデザインできるでしょう。

 

オリジナリティのある空間を作れる

倉庫特有の構造や高い天井を活かして、オリジナリティのある空間をつくれることも大きなメリットです。

 

リノベーションの人気スタイルとなっているインダストリアルは、鉄骨の柱や折板屋根、ブレーシングなどの構造部分が丸見えになっている倉庫と相性が良いです。

 

また、配線や空調ダクトをあえてむき出しにするスケルトン天井は、カフェや小売店におしゃれさを演出してくれます。

 

物件価格が安い

倉庫は内装の仕上げや設備が整っていないため、一般住宅に比べて比較的安価な物件を見つけやすい傾向にあります。

 

倉庫リノベーションはインフラ整備や断熱工事に費用がかかるものの、物件選びをうまく行えば全体の費用を抑えることも可能です。

 

中古の戸建てやマンションよりも物件購入費用を抑え、おしゃれで快適な住まいを作りたい方におすすめします。

 

倉庫リノベーションのデメリット

ここからは倉庫リノベーションのデメリットについて紹介します。

 

生活インフラが整備されていない

倉庫は電源や水道が最低限しか整備されていないことが多く、住居や店舗としてリノベーションする際には、インフラの整備が大きな課題となります。

 

特にインフラの整備がされていない倉庫では、敷地内に水道やガスを引き込む必要があり、追加の工事費用が必要です。

 

また、自治体や運営会社によっては、インフラの開通や契約手続きに際しても、各種費用が発生する場合があります。

 

倉庫の状況によってインフラ整備にかかる費用は異なるため、物件選びの際に必ず確認しましょう。

 

採光・換気が確保されていない

一般的な倉庫は、窓や開口部が最低限しか設けられていないため、住居や店舗として利用する際には採光や換気の改修工事が必要です。

 

窓が少ないと、住居だけでなくオフィスや飲食店でも、閉塞感が生じてしまい、マイナスの印象を与える可能性があります。

 

倉庫の構造によっては、壁に新たな窓を設けることが難しい場合もあるため、天窓や室内窓を活用して、効率的に採光を確保する工夫も必要でしょう。

 

また、倉庫は建築基準法で非居室と見なされるため、換気設備が必須ではありませんが、住宅やオフィスには換気に関する基準があります。

 

快適な空間づくりには、換気扇や換気口などを含めた設計を施工会社と打ち合わせを重ねて検討することが重要です。

 

立地と周辺環境が悪い可能性がある

倉庫は主に商業や工業地域に位置することが多いため、リノベーション後の用途に合った立地や周辺環境を選ぶことが重要です。

 

例えばおしゃれな飲食店を作ったとしても、一般の消費者が訪れにくい工業地域では、安定した集客を期待するのは難しいでしょう。

 

また、倉庫を自宅や賃貸住宅にリノベーションする際には、周囲の騒音やニオイなどの環境にも注意が必要です。

 

さらに、平日と週末で街の雰囲気が大きく変わることもあるため、倉庫物件を選ぶ際には、異なる時間帯や曜日に現地を訪れて周辺環境を確認することをおすすめします。

 

用途変更などの手続きが必要になる

倉庫をリノベーションして他の用途で使用する場合は、用途変更の手続きが必要になる可能性があります。

 

【用途変更手続きが必要なケース】

・倉庫から特殊建築物への用途変更

・200㎡を超える床面積を用途変更する場合

 

特注建築物には飲食店やスポーツ施設が含まれ、小売店を営業する場合も200㎡を超える場合は用途変更手続きを行わなければなりません。

 

一般の方が法令違反とならないか確認することは難しいため、物件選びから施工までをワンストップで対応してくれるリノベーション会社に依頼しましょう。

 

倉庫を自宅や店舗にリノベーションする場合にかかる費用は1,000万円程度が相場です。

 

まとめ

倉庫をリノベーションすることで、オリジナリティ溢れた住居や店舗に生まれ変わります。

 

リノベーション費用も1,000万円程度が相場で、一般的な戸建てやマンションをリノベーションする場合の費用と変わりません。

 

物件の購入価格は内装の仕上げや設備が整っていない分、倉庫の方が安い傾向にあります。

 

費用を抑えて理想の空間を作りたい方は倉庫リノベーションがおすすめです。

 

ただし、建物の使用用途を変更する際は手続きが必要となり、一般的な住宅街と周辺環境が違うため、倉庫リノベーションの実績がある会社に相談しながら計画を進めましょう。

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