一人暮らし向けのリノベーションアイディア8選!施工時の注意点についても詳しく紹介
中古物件を購入するのは家族ができてからで、一人暮らしは賃貸に住むものと考えている方も多いでしょう。
しかし、近年は中古物件を購入して、自分好みの住まいにリノベーションする一人暮らしの方が増えています。
そこで今回は、一人暮らしの方が中古物件を購入してリノベーションするメリットやリノベアイディア、施工時の注意点を紹介します。
中古物件リノベーションを検討している一人暮らしの方は、本記事を参考にしてください。
一人暮らし向けのリノベーションアイディア8選
まずは一人暮らし向けのリノベーションアイディア8選を紹介します。
リノベーションプランを決める際の参考にしてください。
①心ときめく 都心の小さな家
木目×白をベースに黒と緑を入れ、落ち着きのあるカジュアルなデザインに仕上げた事例です。
家全体に面した窓を二重窓にすることにより、遮音・遮熱・断熱を叶え、都心エリアにありながら静かな空間を実現しています。
また、キッチンの奥に水回りを集約させることで、家事動線と生活動線を快適に進化させています。
②ミニマルなギャラリー空間
空間の使い方を工夫し、プライベート空間×リビングをギャラリー空間として大胆にゾーニングした施工事例です。
プライベート空間はできるだけコンパクトでシンプルに仕上げ、土間が圧倒的な存在感を放っているギャラリー空間は空間を広くすることで、人が集う場として利用できます。
③メンタルを満たしてくれる家
不要な壁やドアは撤去することで、広々としたワンルームの住まいに仕上げています。
また、打ちっぱなしコンクリート以外の部分は、キレイ目に仕上げてバランスを取るのがおしゃれに見せるポイントです。
また、写真奥には書斎と収納スペースをつくり、散乱しがちな日用品や書類関係をまとめてしまっておくことができます。
④アートと暮らす家
部屋全体にお客様がお持ちのお洒落な家具・雑貨・絵画をディスプレイすることで、「好きなもの」に囲まれた素敵な暮らしを叶えた施工事例です。
インダストリアル・モダン・コンクリートなどディスプレイの魅力を引き出せるテイストでまとめています。
また、コンクリート打ちっぱなしの天井は「シンプルだけどかっこいい」無機質な印象を演出します。
⑤大人のアジアンリゾート
シックな色合いと素材感にこだわり、「ヴィラ」をテーマにした大人のアジアンリゾート風インテリアを実現しました。
暮らしながら間接照明やDIYでインテリアを作りこめるように、余白を残してリノベーションを行っています。
⑥中古マンションで叶えるスマートハウス
ロボット掃除機が掃除をしやすいように、段差を無くした造りが最大の特徴の施工事例です。
リビングとダイニングを壁や棚といった立体構造ではなく、「グレー」と「木目」の床材で仕切り、広々とした雰囲気は残しつつもメリハリのある空間に仕上げています。
⑦ホームパーティーを楽しむヴィンテージカフェの家
将来ライフスタイルが変化する可能性も見据えて選んだ物件を、「友達を呼べる心地よい空間」をコンセプトに、無垢フローリングや収納にこだわってリノベーションした事例です。
もともとあった和室をなくして大空間のLDKに変え、物件の特性である眺望も味わえるように抜け感のある空間に仕上げています。
⑧積層の家
壁や扉を極力使わずに、4枚の壁を用いて部屋を大きく5層の空間に分けているのが特徴で、ワークスペースだったり様々な用途に使い分けられるフレキシブルな住まいです。
無垢のフローリングを使用しており、照明の色合いとマッチした暖かみのある空間を作り出しています。
また、土間部分は海外暮らしの様に土足利用も可能で、積層部分は段差をつけることで空間をゾーニングしています。
一人暮らしリノベーションのメリット
ここからは一人暮らしリノベーションのメリットについて紹介します。
おしゃれな住まいで暮らせる
賃貸物件は退去時に原状回復しなければならないため、自由にリノベーションしなければなりません。
しかし、中古物件を購入すれば、自分好みに住まいを作り変えられるため、おしゃれな家に住むという希望を叶えることができます。
資産形成に繋がる
リノベーションは、住まいをおしゃれにするだけでなく、劣化した箇所の修繕も行います。
そのため、物件の価値が高まり、購入価格よりも高い金額で売却できるでしょう。
賃貸住宅に住んで家賃を支払い続けるのではなく、中古物件を資産として持つ選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?
老後の住まいに対する不安が無くなる
高齢になると賃貸契約の審査に通りづらくなります。
そのため、中古マンションを購入することで老後の住まいを確保でき、将来の不安が無くなるでしょう。
また、購入した物件であれば自由にリノベーションできるため、手すりを取り付けたり、段差を解消したりして、バリアフリーな住まいを実現できます。
一人暮らしリノベーションの4つの注意点
一人暮らしリノベーションを行う際に知っておくべき4つの注意点を解説します。
ライフスタイルの変化に対応できるようにする
中古物件を一人暮らし用の住まいにリノベーションする際は、家族が増えるなど、将来のライフスタイルの変化に対応できるように余白を残しておくことが重要です。
壁を設置することが可能か、リノベーション会社の設計担当者にあらかじめ確認しておきましょう。
将来の売却を考慮して物件を選ぶ
一人暮らしリノベーションを行う方は、将来的に売却することを考慮して物件を探しましょう。
物件の資産価値は、立地条件や管理状況などによって大きく左右されます。
内装は後からでも変えることができますが、立地や管理体制は変えることができないため、物件を購入する前にしっかりと吟味しましょう。
間取り変更が自由にできる物件を選ぶ
一人暮らし用の住まいにリノベーションする場合、使わない部屋の壁を撤去したり、家事効率の良い動線となるように水回りの配置を変えたり、間取り変更を行うことが一般的です。
ただし、物件の構造によっては自由に間取り変更することができないので、購入予定の物件の図面を持って、設計士に相談しましょう。
物件の耐震性を確認する
1981年の建築基準法改正で耐震基準が引き上げられたため、それ以前に設計された物件は耐震性が低い可能性があります。
耐震性を高めるためには、耐震補強工事が必要になり、追加の工事費用がかかります。
総額費用を抑えるためにも、事前に耐震性を確認しましょう。
無理のないローン設定をする
中古物件の購入費用やリノベーション費用を調達するためにローンを組む予定の方は、無理のない返済計画にしましょう。
単身者は、共働き夫婦のように収入を合算できないため、審査の基準が厳しくなる傾向にあります。
また、保証人が必要となることもあるため、注意してください。
まとめ
自分好みの住まいを作ることができ、将来的に売却することができる資産となることから、中古物件を購入してリノベーションする単身者が増えています。
将来的なライフスタイルの変化や無理のないローン返済など、注意すべき点はいくつかありますが、生活のクオリティが高まるため、一人暮らしリノベーションはおすすめです。
リノベーションプランの提案や見積もりを無料で行っているリノベーション会社が多いため、誰でも気軽に相談することができます。
単身者の方で中古住宅のリノベーションを検討している方は、本記事を参考にして、一度相談してみてはいかがでしょうか?