2023.10.6

タイルリノベーションのおしゃれな施工事例を紹介!費用相場や注意点についても解説

傷がつきにくく、掃除や手入れがしやすい特徴のあるタイルを活用して、住まいをおしゃれにするリノベーションを行う人が近年増えています。

 

特に水回りはタイルの材質と相性が良いため、よくタイルリノベーションされます。

 

しかし、タイルには様々な種類やデザインがあるため、どれを選んだら良いか悩んでしまうでしょう。

 

そこで今回は、タイルリノベーションを検討している方に向け、おしゃれな施工事例や費用相場、注意点について解説します。

 

タイルリノベーションに使われるタイルの素材

タイルの主な素材は次のとおりです。

 

・磁器質タイル

・陶器質タイル

・せっ器質タイル

 

タイルの素材によって貼り付ける適切な場所が変わるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

 

磁器質タイル

【性質】水を吸収しない、汚れに強い、強度が高い

【使用に適している場所】水回り

 

磁器質タイルは、石英や長石などの材料を1,200℃~1,350℃で焼き固めて作られます。

 

強度と耐汚性の高さが特徴で、叩くと金属のような音がします。

 

また、他の素材のタイルと比べて吸水性が低いため、水を吸収して膨張する心配がなく、水回りに使われることが多いです。

 

ただし、水で濡れたタイルは滑りやすいため、水回りの床に磁器質タイルを使用する場合は、ノンスリップ加工を施すことをおすすめします。

 

陶器質タイル

 

【性質】汚れに強い、調質性が高い

【使用に適している場所】LDK・寝室

 

陶器質タイルは、石灰や粘土などの材料を1,000℃~1,200℃で焼き固めて作られます。

 

そして、ほとんどの陶器質タイルには、釉薬と呼ばれるガラスコーティングが施されます。

 

汚れに強く、デザインや色のバリエーションが豊富なのが特徴です。

 

そして、調湿性が高いため、湿度の高い夏場は快適な空間作りに役立ちます。

 

ただし、陶器質タイルは吸水性が高いため、水回りや床への使用は避けましょう。

 

また、膨張性が高いので、冬場は室内の温度差が原因で割れてしまわないように注意してください。

 

せっ器質タイル

【性質】強度が高い、

【使用に適している場所】外壁・床

 

せっ器質タイルは、粘土や長石などの材料を1,200℃前後で焼き固めて作られます。

 

そして、コーティングは施されず、素焼きの状態であることがほどんです。

 

高温で焼き固められているため強度が強く、外壁や玄関の床などに使われるケースが多いです。

 

ただし、陶器質タイルと同様に、吸水性が高いため水回りや床への使用は避けましょう。

 

タイルのデザイン

タイルの種類は素材だけでなく、デザインでも分けることができます。

 

主なタイルのデザインは以下のとおりです。

 

・モザイクタイル

・サブウェイタイル

・コラベルタイル

 

タイルのデザインによって、室内の印象は大きく変わるため、自分の好みや部屋全体のバランスを考えて選ぶようにしましょう。

 

モザイクタイル

モザイクタイルとは、5cm以下のタイルを組み合わせて1つの大きなタイルにするデザインです。

 

また、違う色や素材のタイルを組み合わせて作ることができ、丸やひし形など形状も豊富なため、デザイン性の高い部屋にしたい方におすすめです。

 

サブウェイタイル

サブウェイタイルは、ニューヨークやパリなどの地下鉄で駅の壁に使われているデザインです。

 

シンプルなデザインが部屋全体の雰囲気とマッチするので、おしゃれさをワンポイント付け足したい場合に用いられます。

 

コラベルタイル

コラベルとは、ランタンをモチーフにしたイスラム教圏で生まれたデザインです。

 

アンティーク感のあるデザインは女性から人気で、商業施設やホテルのメイクルームに用いられることが多いため、洗面所に使用するとブティックのような雰囲気を演出できます。

 

タイルリノベーションの施工事例

ここからはタイルリノベーションの施工事例について紹介します。

 

ダイニング

ダイニング横のワークコーナーは、木目に合うカラフルなタイルを貼り付けることで、家族憩いのカフェスペースにしました。

 

洗面所

洗面所の鏡下にタイルを貼り付け、白いクロスにワンポイントのアクセントを付け足しました。

 

レトロ柄のクッションフロアと相性も良く、かわいい空間に仕上がっています。

 

キッチン

壁の黒いタイルはマッドな質感に仕上げ、洗練性と無骨さのあるおしゃれなキッチンを実現した事例です。

 

オールステンレスのキッチンとも相性が良く、おしゃれさを引き立てます。

 

トイレ

トイレ空間の下半分に黒色のタイルをアクセントとして貼り付け、白と黒のカラーで空間全体を引き締めます。

 

また、トイレの壁は汚れが付着しやすいですが、タイルを貼ることで掃除がしやすくなるメリットもあります。

 

タイルリノベーションの費用相場

タイルリノベーションを行うためには、まずタイルを購入しなければなりません。

 

種類やデザインによって費用は異なりますが、1㎡あたり3,500円~20,000円程度で購入できます。

 

また、タイルを貼り付けるためには、既存のクロスや床材を撤去する必要があり、その費用が1㎡あたりおおよそ10,000円です。

 

そして、タイルの貼り付けにかかる施工費用が1㎡あたり5,000円〜15,000円です。

 

これらの費用を合計すると、1㎡あたり18,000円~40,000円が相場となります。

 

タイルリノベーションの費用を少しでも抑えたい方は、施工期間を短くするためにに、大きいタイルを選ぶと良いでしょう。

 

タイルリノベーションの注意点

ここからはタイルリノベーションを行う際の以下の注意点について解説します。

 

・適切な使い方をする

・定期的にメンテナンスを行う

・寒さ対策をする

 

適切な使い方をする

タイルには多くの種類があり、使用する場所や目的に合わせて適切な製品を選ぶことが重要です。

 

例えば、屋外では耐久性や耐候性が必要なため、室内用のタイルを屋外で使用するとトラブルの原因となります。

 

また、浴室やキッチンの床は水滴や湿気が多い場所では、防水性能が高く、滑りにくいタイルを選ぶと良いでしょう。

 

そして、汚れやすいキッチンの壁には、表面が滑らかで掃除しやすいものが適しています。

 

タイルをデザインや質感だけで選ばずに、素材の特徴を理解して適切な場所に使用しましょう。

 

定期的にメンテナンスを行う

耐久性が高いタイルもありますが、年数が経過するにつれて経年劣化していきます。

 

そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

特にタイルを固定する目地はゴミが入り込んだり、カビが発生しやすいため、10年~20年周期で点検をしてもらい、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。

 

寒さ対策をする

タイルは熱伝導率が高いため、冬場はひんやりと冷たくなり、床材に使用してしまうと素足では歩くことができないでしょう。

 

そのため、床暖房やホットカーペットなどの寒さ対策を行うことができるか、施工会社に相談した際にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

 

まとめ

今回はタイルリノベーションを考えている方に向けて、タイルの種類や費用相場、注意点について解説しました。

 

タイルリノベーションに使われるタイルの種類は、素材とデザインで分類され、それぞれ特徴が異なります。

 

さらに費用も使用するタイルによって異なるため、理想のインテリアに合う、気に入ったタイルを見つけ、施工会社に見積もりをもらうと良いでしょう。

 

豊富なバリエーションの中から、どのタイルを選ぶか決められないという方は、ぜひ本記事で紹介した施工事例を参考にしてください。

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