2024.4.26

築10年以上の戸建てなら屋根リフォームを検討!塗装・葺き替え・カバー工法などの種類や費用を解説

屋根は高い位置にあり、目線が届きにくいことから、あまり気にしていない方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、紫外線や雨風の影響を受けやすい屋根は、家の中で劣化しやすい箇所の1つです。

 

屋根の劣化が進むと、見た目が悪くなってしまうだけでなく、小さなヒビや亀裂が入り、雨漏れなどのトラブルに繋がります。

 

屋根の耐用年数は使用している素材にもよりますが、10年程度と短い素材もあるため、定期的に点検を行い、適切なメンテナンスを施しましょう。

 

そこで今回は、屋根のリフォームを検討している方に向けて、工事の種類や費用相場について解説していきます。

 

屋根をリフォームするメリット

屋根をリフォームするメリットは主に以下の2つです。

 

・屋根の寿命を延ばせる

・外観の見栄えがよくなる

 

屋根のリフォームを行う前に、どのようなメリットがあるかしっかり押さえておきましょう。

 

屋根の寿命を延ばせる

屋根をリフォームする最大のメリットは、屋根の寿命を引き延ばせることです。

 

屋根には紫外線や雨風の影響が家の内部に及ばないように守る役割がありますが、その代わりに屋根が影響を直接受けるため、10年程度で劣化し始めます。

 

劣化した状態の屋根を放置してしまうと、劣化のスピードがさらに速まり、新しい屋根に交換する大規模な工事しか選択肢がなくなってしまうでしょう。

 

一方で適切なメンテナンスを定期的に行っていれば、屋根の寿命を伸ばすことができ、小規模な工事だけで済むため、リフォーム費用を抑えられます。

 

外観の見栄えがよくなる

屋根を塗装したり、違う素材に葺き替えるだけで、家の印象は大きく変わります。

 

家づくりにこだわり、理想のマイホームを手に入れたとしても、何十年も住み続けていたら飽きてしまうものです。

 

また、屋根の汚れが目立つ状態だと、外壁や庭などを手入れしていたとしても、見栄えが悪くなります。

 

住まいの印象を変えたい方や汚れ落として綺麗な外観を保ちたい方には、屋根のリフォームがおすすめです。

 

屋根リフォームの種類と特徴

屋根リフォームは以下の3つの種類に分けられます。

 

・屋根塗装

・葺き替え

・カバー工法

 

それぞれの特徴について詳しく解説します。

 

屋根塗装

屋根塗装は、屋根の美観を保ち、防水性能を維持するためのリフォーム方法です。

 

屋根塗装を行うことで、経年による色あせや汚れをカバーし、新築同様の外観を取り戻せます。

 

また、防水性能の低下や雨漏りの原因となるカビやコケの発生を防げるメリットもあります。

 

ただし、屋根塗装を3回以上行ってしまうと、塗料が厚くなることでスレートの隙間がなくなり、毛細管現象により雨水が侵入しやすくなるため注意しましょう。

 

葺き替え

葺き替えは、古くなった屋根材を完全に取り除き、新しい屋根材に交換するリフォーム方法です。

 

新しい屋根材に交換するため、屋根の寿命を延ばせるメリットがあります。

 

また、葺き替え時に屋根下地の状態も確認して必要に応じて補修することができるため、根本的な劣化による問題も解決できます。

 

しかし、費用と時間がかかるため、予算と相談して葺き替えを行うか決めましょう。

 

カバー工法

カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねるリフォーム方法です。

 

既存の屋根を撤去する必要がないため、撤去費用や廃材処理費用が節約できます。

 

また、屋根材を重ねるだけの工法なので、葺き替えと比べると工期が短く済むでしょう。

 

しかし、屋根材を重ねることで屋根全体の重量が増えてしまうため、住宅の構造を考慮しなければなりません。

 

屋根リフォームの費用相場

屋根リフォームの費用相場を、施工内容ごとに以下の一覧にまとめました。

施工内容 費用相場
足場組立・撤去 700~1,000円/㎡
防水シートを張る 1,300~1,700円/㎡
養生を貼る 200~300円/㎡
既存屋根の撤去 1,200~2,000円/㎡
下地の補修 2,000~3,000円/㎡
新しい屋根材の設置費用 スレート:150万~190万円

金属屋根:150万~160万円

瓦屋根:180万~220万円

棟の設置 1,800~3,000円/㎡
軒先の設置 1,500~2,000円/㎡

 

屋根は高所にあるため、リフォームをするためには足場を組まなければなりません。

 

また、作業中に降る雨を防いだり、塗料が外壁などに付着してしまわないように、シートを張ることが一般的です。

 

屋根リフォームの費用は、施工面積や使用する素材によって大きく変わるため、一度リフォーム会社に見積もりをもらうと良いでしょう。

 

屋根リフォームで失敗しないための4つのポイント

ここからは屋根リフォームで失敗しないための4つのポイントについて解説します。

 

定期的な点検で屋根を長持ちさせる

家を丈夫な状態で保つためには、屋根がしっかりしていることが重要です。

 

しかし、屋根は窓や壁とは異なり、状態を確認するのが難しい部分です。

 

素材や形状によって傷み具合は異なりますが、一般的に10年ごとにプロの点検を受けるのが良いとされています。

 

簡単なメンテナンスで済む場合もありますが、放置期間が長くなると大規模な工事が必要になることがあるので、定期的に点検を行いましょう。

 

屋根材の特徴を把握しておく

屋根リフォームを行う予定の方は、屋根材の特徴について把握しておきましょう。

 

ここでは、屋根材の特徴について詳しく解説します。

 

瓦は、日本の伝統的な屋根材であり、美しい外観と耐久性が特徴です。

 

瓦は、粘土を焼いて作られた陶器瓦や、セメントを材料としたコンクリート瓦などがあります。

 

特に陶器瓦は耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば数十年にわたり使用可能です。

 

ストレート

スレートは、主にセメントと繊維を混ぜて作られた屋根材で、軽量で施工が容易です。

 

スレート屋根は、瓦に比べてコストが低く、比較的短期間で施工が完了するため、費用対効果の高さが特徴です。

 

また、カラーバリエーションが豊富で、さまざまなデザインに対応できます。

 

金属屋根

金属屋根は、軽量で耐久性に優れた屋根材で、ガルバリウム鋼板が一般的です。

 

錆びにくく、耐候性が高いことから、長期間にわたり美しい外観を保つことができます。

 

また、施工が比較的簡単で、既存の屋根の上に重ねて取り付けるカバー工法にも適しています。

 

外壁リフォームや太陽光パネルの設置も検討する

屋根リフォーム工事の際には足場を組むため、外壁のリフォームや太陽光パネルの設置を同時に行うことで、個別に足場を組む費用や時間を節約できます。

 

また、太陽光パネルの設置は屋根の保護にもなるため、寿命を伸ばせるでしょう。

 

しかし、太陽光パネルは重要が重いため、住宅にかかる重量の負担を軽減でき、耐久性の高い、スレートや金属屋根を選ぶことをおすすめします。

 

また、太陽光パネルを設置する方は、夜間や災害時のエネルギー活用を考慮し、蓄電池の設置も検討しましょう。

 

まとめ

屋根は紫外線や雨風の影響を受けやすいため、劣化がしやすい箇所です。

 

そのため、10年を目安に適切なメンテナンスを行うことをおすすめします。

 

また、屋根をリフォームすることで外観の印象が変わり、自分好みの住まいを実現できるでしょう。

 

しかし、屋根に使用できる素材の種類は多く、リフォーム方法も多岐に渡るため、基本的な知識を身につけた上でリフォーム会社や専門の業者に相談すると安心です。

 

屋根のリフォームで失敗したくない方は、今回の記事で紹介した情報を参考にしてください。

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