2024.8.26

ベランダ・バルコニーをおしゃれにリフォーム!リフォームの種類や費用相場、注意点を紹介

ベランダやバルコニーは洗濯物を干すためだけの場所と考えている方も多いでしょう。

 

しかし、ベランダやバルコニーは、自宅にいながら外の空気を感じられる唯一の場所です。

 

テーブルや椅子を置いてくつろげる空間にしたり、プランターを置いてガーデニングを楽しんだりできるようにリフォームを行うことで、生活の質を向上させることができます。

 

また、ベランダやバルコニーは、雨や日差しの影響を受けて劣化しやすい箇所のため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

そこで今回は、ベランダやバルコニーのリフォームの種類や費用相場、注意点について紹介します。

 

ベランダやバルコニーのリフォームはどんな工事?

まずはベランダやバルコニーのリフォーム方法には以下のようなさまざまな種類があります。

 

・劣化した床の修復

・床の防水加工やサビ止め

・屋根の新設

・ベランダやバルコニーの新設

・ベランダやバルコニーの増築

 

それぞれのリフォーム方法について詳しく解説します。

 

劣化した床の修復

ベランダやバルコニーの床は、経年劣化とともに塗装が剥がれたり、傷んだりしてしまいます。

 

劣化したまま放置していると、傷んだ箇所から雨水が入り込み、雨漏りを引き起こす可能性があります。

 

そのため、ベランダやバルコニーの床の塗装が剥げていたり、ひび割れを見つけたら、床の修復リフォームをすぐに行いましょう。

 

床の防水加工やサビ止め

ベランダ・バルコニーの床や壁が雨の影響で傷んでしまうのを避けたい方は、防水加工やサビ止めを施すことで対策できます。

 

コーティング剤の種類によって費用や耐久性が異なるため、以下を参考にどの防水加工を行うか選びましょう。

 

FRP防水

近年販売されている新築住宅のベランダの多くはFRP防水を使用しています。

 

防水性や耐久性が高く、工期も1〜2日で終わる特徴がある一方で、紫外線の影響を受けやすいデメリットがあります。

 

そのため大きな劣化症状が見られる前に、5〜8年周期で塗り替えを行いましょう。

 

ウレタン防水

ウレタン防水は、比較的安価に施工できることから、FRP防水と同じく代表的な防水工法です。

 

ただし、手作業で塗装するため、表面を完全に均一にすることが難しいというデメリットがあります。

 

また、劣化しやすいため、5年ごとに再塗装することをおすすめします。

 

シート防水

主に屋上など一目につかない場所に使われるシート防水は、ベランダやバルコニーの防水工法にも使われます。

 

伸縮性があるため、下地の亀裂にも柔軟に対応でき、施工費用を安く抑えられることがメリットです。

 

一方で複雑な形状の場所には使いづらいため、つなぎ目が見えてしまうことや、シートを撤去する際に撤去費用を請求される可能性があるので注意しましょう。

 

アスファルト防水

アスファルト防水とは、アスファルトを合成繊維に含ませて、シート上のルーフィングを貼り重ねる防水工法です。

 

耐久年数が他の工法よりも長いため、数年単位でのメンテナンスが不要です。

 

一方デメリットは、アスファルトを高熱で溶かすことで発生する悪臭や費用の高さ、工期の長さなどが挙げられます。

 

屋根の新設

ベランダとバルコニーは、住宅の外側に設置されたスペースを指しますが、主な違いは屋根の有無です。

 

屋根のないものをバルコニー、屋根のあるものをベランダと呼びます。

 

そのため、バルコニーに屋根を取り付けてベランダにするリフォームを行う事例も多いです。

 

屋根があると雨がベランダに入りにくくなるメリットがありますが、屋根の新設には比較的高額な費用がかかるため、予算と相談して決めると良いでしょう。

 

ベランダやバルコニーの新設

住宅の構造によっては、窓の外側にベランダやバルコニーを新設することができます。

 

施工方法や必要な広さは使用目的によって異なるため、どのように活用するかあらかじめ決めておき、リフォーム会社に依頼しましょう。

 

ただし、ベランダやバルコニーを新設することで住宅に負担がかかり、崩れてしまう可能性があります。

 

ベランダやバルコニーを新設したい方は、必要に応じて住宅の補強工事も行いましょう。

 

ベランダやバルコニーの増築

既存のベランダやバルコニーが狭く、使い勝手が悪いと感じている方は増築して面積を広げることも可能です。

 

とはいえ、建築基準法の建ぺい率によって制限が設けられているため、どの程度リフォームできるかは専門の業者に相談しましょう。

 

また、屋外での作業となるため、安全面に十分配慮して作業を行える業者に依頼することをおすすめします。

 

ベランダ・バルコニーリフォームにかかる費用と工期

ベランダやバルコニーのリフォームにかかる費用は50万円程度が相場です。

 

その中でも、床の防水加工や錆止めなどのメンテナンス工事は10万〜20万円、屋根の設置は約10万円が一般的な費用です。

 

そして、新たにベランダやバルコニーを設置する場合は、100万円以上かかるケースもあります。

 

以下、施工内容別に費用と工期の目安をまとめた一覧です。

施工内容 費用相場 工期
錆止め 400〜900円/㎡ 2日〜
防水加工 2,500〜8,000円/㎡ 1〜4日
屋根設置 10~15万円 1〜2日
ベランダの新設 60~100万円/1坪 3日〜

 

ベランダやバルコニーをリフォームする際の注意点

ここからはベランダやバルコニーをリフォームする際の注意点について紹介します。

 

・耐久性に優れた素材の使用や加工を施す

・安全面に配慮して柵の高さを決める

・日当たりや風通しを考えて設計する

・防犯対策を行う

 

注意点1.耐久性に優れた素材の使用や加工を施す

ベランダやバルコニーは屋外にあるため、雨風や紫外線の影響を強く受けます。

 

そのため、メンテナンスをしていても経年劣化は避けられないですが、リフォーム時に可能な限り耐久性の高い素材を選ぶことでメンテナンスの期間を伸ばすことが可能です。

 

ベランダやバルコニーの素材でおすすめなのはアルミです。

 

スチール素材もありますが、アルミは耐久性が高く手入れも簡単なため、ベランダの床材として非常に優れています。

 

注意点2.安全面に配慮して柵の高さを決める

物の落下や子供の転落を防ぐために、安全性に配慮した柵を設置することが重要です。

 

2階以上に設置されたバルコニーには、建築基準法により1.1メートル以上の高さの柵を設置することが義務付けられていますが、柵の高さが不十分であったり、室外機などの子供が登りやすい物があると、転落の可能性が高まります。

 

リフォーム会社と相談しながら柵の高さを決め、家族が安心して利用できるベランダやバルコニーを実現しましょう。

 

注意点3.日当たりや風通しを考えて設計する

雨の侵入を防ぐためにベランダやバルコニーに屋根を取り付けると、室内の採光量が不足する可能性があります。

 

また、ベランダやバルコニーの柵が壁となり、風通しが悪くなる恐れがあります。

 

屋根を設置する際には、利用目的に応じて日当たりと風通しを考慮して設計しましょう。

 

注意点4.防犯対策を行う

洗濯物を干したりガーデニングを楽しんだりと、ベランダやバルコニーはさまざまな用途に使用されますが、住宅への侵入経路となる可能性があるため、防犯対策が必須です。

 

特に低層階にあるベランダやバルコニーは、不審者に狙われる可能性が高いため注意が必要です。

 

近年では、ホームセンターなどで防犯対策グッズが購入できるため、自分で対策を行うことも可能です。

 

まとめ

今回は、ベランダやバルコニーのリフォームについてご紹介しました。

 

ベランダやバルコニーは、洗濯物を干すだけでなく、ガーデニングやリラックスするスペースとしても利用できます。

 

しかし、雨や日差しの影響を受けやすいため、劣化が早く進行することがあるので、定期的なメンテナンスが必要です。

 

塗装の剥がれやひび割れを発見した際は、早めにリフォーム会社に相談しましょう。

 

ベランダやバルコニーのリフォームを考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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