マンションリノベーションでおすすめの間取り変更8選!施工事例や注意点を紹介
間取り変更を伴う中古マンションのリノベーションをすることで、新築マンションを購入するよりも安価に理想の住まいを手に入れることができます。
家族構成やライフスタイルに合わせて、コンパクトなマンションでも広いリビングを作ったり、趣味や仕事に没頭できる書斎を作ったり、間取り変更を行う目的はさまざまです。
そこで今回は、マンションを間取り変更するメリットや注意点、施工事例を紹介します。
希望通りの間取りのマンションが見つからない、居住中マンションの暮らしやすさを向上させたいという方は、本記事を参考にしてください。
間取り変更するメリット
まずは、マンションの間取りを変更するメリットとして主に以下のようなことが挙げられます。
・暮らしやすさが向上する
・ライフスタイルや家族構成に合った住まいが作れる
・住宅の価値が向上することもある
それぞれについて詳しく説明します。
暮らしやすさが向上する
マンションの間取りを変更することで、機能性や利便性が上がり、暮らしやすさが向上するメリットがあります。
例えば、狭い個室をオープンにすることで、リビング・ダイニング・キッチンを一体化させ、家族や友人とのコミュニケーションが取りやすいLDKの間取りに変更できます。
また、回遊性が向上することで家事動線がシンプルになり、作業効率をアップさせることが可能です。
さらに、収納スペースが増えたり、採光や風通しが改善できたりすることで暮らしやすさが向上し、快適な生活を実現できるでしょう。
ライフスタイルや家族構成に合った住まいが作れる
ライフスタイルや家族構成に合わせて間取りを自由に変更できることも大きなメリットです。
例えば、リモートワークが増えた現在、集中して仕事ができるワークスペースを設置することで、快適な仕事環境を整えることができます。
また、子どもがいる家庭では、成長に合わせて子ども部屋を設けたり、遊びや学習に適したスペースを作ることが可能です。
ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて住まいを作り変えたい方は、間取り変更をおすすめします。
住宅の価値が向上することもある
マンションの間取り変更をすることで、住宅の価値が向上することも期待できます。
将来的に売却や賃貸を考えている場合には、間取り変更を行ったことが有利に働く可能性があるでしょう。
マンションリノベーションでおすすめの間取り変更8選
ここからはマンションリノベーションでおすすめの間取り変更を8個紹介します。
間取り変更のアイデアを決める際の参考にしてください。
①広々したLDK
家族と過ごす時間を大切にしたいと考える人が増えていることもあり、LDKを広くするリノベーションが人気です。
例えば、リビングに隣接する部屋の間仕切り壁を壊してリビングを拡張する方法があります。
広々したLDKがある住まいは開放感が増し、優雅な時間を過ごすことができるでしょう。
②趣味や在宅ワーク用の書斎を作る
趣味を楽しめるスペースが欲しい方には、間取り変更で書斎を作ることをおすすめします。
スペースは狭くても一人になれる空間を作ることで、趣味に没頭することができるでしょう。
また、最近は在宅ワークをする方も増えたため、仕事の作業用スペースとして書斎を作る人も増えています。
書斎を作る際は、十分な収納スペースを確保することが大切です。
③対面型のキッチンにする
新築物件のキッチンは壁付きタイプが基本ですが、近年リノベーション時に対面型のキッチンへ変更する方が増えています。
対面型のキッチンにすることで、家族と目線が合いやすく、料理をしながら子供の様子が見えるメリットがあります。
また、キッチンの周囲を歩いて移動できるアイランドキッチンはLDKの顔となり、高級感のある部屋に仕上がります。
④大きなワンルームにする
間仕切り壁を撤去し、大きなワンルームにすることで生活動線が繋がりやすくなり、生活利便性が向上します。
また、壁やドアなどで空間を仕切らないことで常に家族の気配を感じることができます。
ただし、プライベート空間が無くなってしまうため、一人暮らしや夫婦二人暮らしの方におすすめの間取り変更です。
⑤ウォークインクローゼットを作る
家族全員の衣類が一か所にまとまっていると非常に便利です。
うまくプランニングすれば衣替えの手間も省くことができ、洗濯機置場の近くに配置することで家事動線も改善されます。
また、各部屋に収納スペースを設けるよりも住まいのスペースを効率的に使えるため、結果的に居室のスペースを広く取れるという効果も期待できます。
マンションの間取りを変更する際の注意点
マンションの間取りを変更する際に押さえておくべき注意点がいくつかあります。
これから紹介する注意点を踏まえて間取り変更を行わなかった場合、納得のいく住まいにならない可能性があります。
マンションの間取り変更を行う前に必ず確認してください。
マンションの構造によって間取り変更のしやすさが変わる
マンションの構造は「ラーメン構造」と「壁式構造」の2つに分かれます。
ラーメン構造は柱と梁が建物を支えている構造のため、基本的に間仕切り壁は全て撤去することが可能です。
一方で壁式構造は、耐力壁という壁が建物を支えているため、撤去できない壁が各所に配置されています。
そのため、自由に間取り変更をしたい方は、ラーメン構造のマンションを探しましょう。
水回りの間取り変更には制限がある
キッチン・浴室・トイレ。洗面所といった水回りも間取り変更に伴い移動することも可能です。
しかし、水回りの設備は排水管と繋がっているため、配置を変える際は排水管の延長や移動させなければなりません。
また、建物の構造によっては水回りの排水経路に勾配をつけられない可能性があり、その場合は水回りの移動をすることができないので注意してください。
生活動線を考えた設計にする
間取り変更をする場合は、生活動線を考えて設計することが重要なポイントです。
生活動線が繋がっていない場合、無駄な移動をしなければならず、日々の生活にストレスを感じてしまうでしょう。
帰宅後や就寝前のルーティンなどをあらかじめ書き出し、リノベーション会社の担当者と打ち合わせを重ねながら慎重に決めましょう。
管理規約をしっかり確認する
マンションは専有部分と共用部分の2つに分けられ、住人が所有している専有部分は基本的に自由にリノベーションできます。
しかし、共用部分は住人が個人で所有しているわけではなく、建物の構造に関わる場所も多いため、自由にリノベーションできません。
また、マンションには住人が安心して生活を送ったり、個人の行動で建物の資産価値が下がってしまうことを防いだりするために、管理規約が定められています。
管理規約の内容はマンションによって異なりますが、専有部分のリノベーションに関するルールも記載されている場合があり、希望通りの間取り変更ができない可能性があります。
マンションの間取り変更を検討している方は、管理規約をしっかり確認し、それに従って計画を進めることが必要です。
まとめ
マンションの間取りをイメージ通りに変更し工夫することで、家族構成やライフスタイルに合わせたおしゃれで暮らしやすい住まいを実現することができます。
しかし、間取り変更に適していない物件が合ったり、管理規約によって制限が設けられている可能性があるため、一度間取り図を持ってリノベーション会社に相談することをおすすめします。
工事の費用なども含めて後悔のないように、現在住んでいる既存のマンションや中古マンションを購入して間取り変更リノベーションを検討したい方は、本記事で紹介した情報を参考にしてください。