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2024.4.1

コンバージョンとリノベーションの違いとは?メリット・デメリットと施工事例を紹介!

コンバージョンとリノベーションはどちらも建築用語として使われますが、それぞれの言葉の意味は違います。

 

似ている言葉のため、よく間違えて使われますが、完成する家の用途が異なるので正しく理解しておきましょう。

 

今回はコンバージョンとリノベーションの違いについて解説します。

 

また、メリット・デメリットと施工事例についても紹介しますので参考にしてください。

 

コンバージョンとリノベーションの違いとは?

コンバージョンとリノベーションはどちらも家をつくり変える建築工事に用いられる言葉ですが、完成した建物の使用用途が異なります。

 

コンバージョンは、事務所や店舗などを住居として使えるように作り変える工事のことを言います。

 

一方でリノベーションは、既存の住居をより快適に暮らせる住まいにするために行われる工事です。

 

その他にもリフォームなど、家を作り変える際に用いられる言葉があるので、それぞれの意味をあらかじめ理解しておくことをおすすめします。

 

コンバージョンを行うメリット

まずはコンバージョンを行うメリットについて解説します。

 

メリット1.物件を安く手に入れられる

コンバージョンを行う場合は、住居だけでなく店舗や事務所として使われている建物も選択肢になります。

 

オフィス用の建物は築年数が経っていることが多く、外観の汚れなどを気にしなければ、中古住宅を購入するよりも安く手に入れられる可能性があります。

 

メリット2.一般的な住宅とは違うエリアで暮らせる

一般的な住宅は、住宅街と呼ばれる住居が密集しているエリアにある場合が多いですが、事務所や店舗は駅前など利便性の高いエリアにある傾向にあります。

 

そのため、事務所や店舗をコンバージョンすることで、一般的な住宅とは違うエリアで生活を送れるメリットがあります。

 

コンバージョンを行うデメリット

次にコンバージョンを行うデメリットについて解説します。

 

デメリット1.費用が高額になる可能性が高い

元々住居として使われる予定のない建物をコンバージョンする場合、設備を住居用に変更する必要があります。

 

また、ワンルームの間取りになっていることがほとんどなため、間仕切り壁を設置してプライベートな空間をつくる必要があるでしょう。

 

そのため、居住用の住まいをリノベーションするのと比べて、費用が高額になってしまう可能性が高いです。

 

特に水道やガスなどの設備が整っていない建物は、上下水道や都市ガスを建物に引き込む工事をしなければならないため、内装工事とは別に費用が発生してしまいます。

 

デメリット2.工期が長く入居までに時間がかかる

事務所や店舗用の建物を居住用にコンバージョンする場合は大規模な工事が必要になる可能性が高いです。

 

そのため、工期も長くなり、入居までに時間がかかってしまいます。

 

入居までの時間は仮住まいをしなければならず、住宅費が二重にかかってしまいます。

 

また、スケジュールをしっかりと管理していなければ、一時的に住まいが無くなってしまうため、注意してください。

 

デメリット3.一般的な住居と比べて快適さが低い

一般的な中古住宅とは違う環境で生活を送れるメリットがある一方で、コンバージョンした住まいは快適さが低く住みにくい可能性があります。

 

特に倉庫として使われていた建物は工業地域などに建っていることが多く、人が生活しているエリアではないため、周辺環境の利便性に不満を感じてしまうでしょう。

 

リノベーションを行うメリット

ここからはリノベーションを行うメリットについて解説します。

 

メリット1.工事がしやすい

コンバージョンの対象となる物件に対して住居用の住宅は工事がしやすいメリットがあります。

 

また、築年数の浅い中古住宅を選べば、簡単なリノベーションだけで済み、比較的費用を抑えられるでしょう。

 

メリット2.周辺の利便性が良い

人が多く住んでいる住宅街の周辺には、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストア、学校など、さまざまな施設が揃っていることが多く、利便性が高いです。

 

家族構成やライフスタイルに合わせて、立地を重視したい方は居住用の住宅を購入してリノベーションすることをおすすめします。

 

メリット3.対応できる会社が多い

コンバージョンよりもリノベーションのニーズが高いため、リノベーションを専門にしている会社の方が多いです。

 

そのため、簡単に会社を見つけることができ、比較しながら信頼できる会社に依頼できるでしょう。

 

リノベーションを行うデメリット

リノベーションを行うメリットがある一方でデメリットもあります。

 

メリットだけでなく、デメリットについても把握しておきましょう。

 

デメリット1.特徴のある物件が少ない

居住用の住宅は万人のニーズに応えるために、特徴のないシンプルな物件の場合が多いです。

 

特徴のあるユニークな物件に住みたい方にとっては、物足りなさを感じてしまうでしょう。

 

デメリット2.管理規約で工事内容に制限がある

マンションやアパートは、他の住人の生活環境を保つために管理規約によって工事内容に制限を設けている場合が多いです。

 

そのため、施工範囲が限られてしまい、納得のいく住まいづくりができない可能性があります。

 

中古マンションやアパートをリノベーションしたい方は、あらかじめ管理規約を確認してください。

 

コンバージョンとリノベーションの施工事例

コンバージョンとリノベーションの違いについては前述したとおりですが、どのような住まいを作ることができるかイメージできない方も多いでしょう。

 

ここからは、コンバージョンとリノベーションの施工事例について紹介します。

 

コンバージョンの施工事例

カフェバーを愉しむ家

撮影スタジオとして使っていた場所を住居としても使えるようにコンバージョンした事例です。

 

モルタルやライトを活かして、インダストリアルな空間に仕上げています。

 

違う質の床材を使ってゾーニングすることで、スタジオ部分と居住空間を綺麗に分けていることが特徴です。

 

ミニマルなギャラリー空間の家

空間の使い方を工夫し、ギャラリー空間とプライベート空間をうまく共存させています。

 

2つの空間は3枚の大きな引き戸で仕切り、プライベート空間はできるだけコンパクトにすることで、ギャラリー空間は人が集う場所としても重宝します。

 

リノベーションの施工事例

真鍮を取り入れた北欧フレンチのお家

LDKは、ダイニング・キッチン・リビング・和室を緩やかに繋げ、心地よい居場所が見つかる空間に仕上げています。

 

また、モダンな住まいの雰囲気を崩さないように、和室の畳は琉球畳の和室に変えています。

 

全体を白と木目で統一することで明るい住まいにしており、家族との時間がより有意義になるでしょう。

 

ドラマのワンシーンの家

ドラマのワンシーンで出てくる家に憧れを持っている依頼者の明確なイメージをリノベーションを行うことで実現した事例です。

 

ラワン材やネイビーのクロスなど、「好き」を詰め込んだインテリア空間は、明るく広々としたLDKをはじめ、大胆に間取り変更しています。

 

まとめ

今回はコンバージョンとリノベーションの違いについて解説しました。

 

どちらも建物を作り変えるという点では同じですが、ベースとなる建物の種類が異なります。

 

また、それぞれメリットとデメリットがあるため、どのような住まいを実現したいか明確にした上で選択しましょう。

 

ただし、コンバージョンは費用が高額になってしまうだけでなく、工期が長いためすぐに入居できません。

 

費用を抑えておしゃれな住まいを作りたい方やすぐに新居での生活を始めたい方は、中古住宅のリノベーションがおすすめです。

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