自分でどこまでリノベーションできる?メリット・デメリットやDIYのコツを紹介!
自分で部屋を作り変えられるDIYは、簡単な作業から難易度の高い作業もあり、人気が高まっています。
しかし、初めて自分でDIYをしようと考えている方の中には、何から始めたらいいか分からない方も多いでしょう。
そこで今回は、セルフリノベーションのメリット・デメリットや自分でできる作業範囲、DIYのコツについて紹介していきます。
本記事を参考に、セルフリノベーションするか業者に依頼するか検討してみてください。
セルフリノベーションのメリット
まずはセルフリノベーションのメリットについて解説します。
費用を抑えられる
セルフリノベーションは自分で作業を行うため、業者に依頼するよりも費用を抑えられます。
また、業者に依頼した場合は、工事の作業費用だけでなく、設計費・施工管理費などもかかります。
限られた予算で住まいを変えたいと思っている方は、セルフリノベーションがおすすめです。
自由に工期を決められる
リノベーション業者に依頼した場合、業者が工期を決めるため、自分のスケジュールに合わせて工事を進めることができません。
ですが、セルフリノベーションであれば、自由に工期を決められるため、他の予定の影響を受けません。
また、納得のいかない箇所は何度もやり直しができることもセルフリノベーションのメリットです。
DIYの知識が身に付く
自分でDIYを行うことで、知識や経験が蓄積されていくため、修繕やメンテナンスが必要になってもスムーズに作業できるでしょう。
そして、完成した部屋のクオリティは高まっていきます。
また、知識が蓄積されることで、さらに難易度の高いDIYにもチャレンジすることができます。
完成した部屋に愛着が湧く
自分でDIYを行えば時間や手間がかかりますが、苦労がかかった分、完成した部屋に愛着が湧きます。
そして、DIYに費やした時間が思い出として残るでしょう。
おしゃれな部屋を作るだけでなく、作業時間も楽しめるという方は、セルフリノベーションがおすすめです。
セルフリノベーションのデメリット
セルフリノベーションを行うメリットがある一方で、デメリットもあります。
ここからは、セルフリノベーションのデメリットについて解説します。
できる作業が限られる
施工内容によっては、建築の知識や専用の工具が必要な場合があります。
そのため、セルフリノベーションでできる作業は限られています。
また、電気・水道・ガスなどの設備を移動させたり交換するには、専門の資格を保有している人でないと作業できないため、素人が自分で作業することはできません。
作業に手間がかかる
プロの業者に依頼した場合、数人でリノベーションを行うため、簡単な作業であれば半日で終わります。
しかし、自分で作業をした場合、人数や経験の差から数日かかってしまいます。
また、作業内容によっては、何度もやり直しながら完成させるので、初めてDIYする方はさらに時間がかかると考えておくと良いでしょう。
仕上がりの品質が低くなってしまう可能性がある
業者に依頼するのと比べて、自分でDIYした方が仕上がりの品質が低くなってしまう可能性があります。
不格好さにも愛着が湧く方であれば問題ありませんが、完璧に仕上げたい方は業者に依頼することをおすすめします。
また、自分で交換したドアの閉まりが悪いなど、生活に支障を来す場合があるので、注意が必要です。
自分でリノベーションできる範囲や内容
ここからは、自分でリノベーションできる範囲や内容について紹介します。
壁
部屋の壁をセルフリノベーションする場合は以下のようなことが可能です。
- 壁紙・クロスを張り替える
- 好きな色合いに塗り替える
- 絵を描く
- 珪藻土や漆喰を塗る
壁のセルフリノベーションは比較的簡単なものが多く、ホームセンターなどでリノベーションに必要な道具を手軽に揃えることができます。
しかし、壁紙やクロスを張り替えるときに隙間や気泡ができてしまうなど思っていた仕上がりにならないこともあるため、ピッタリ張り替えたい方は業者へ依頼することをおすすめします。
床
床をセルフリノベーションする場合は以下のようなことが可能です。
- 床材の重ね張り便
- フローリングの張り替え
- フローリングのオイル仕上げ
床のリノベーションは張り替えだけでなく、フローリングの上にシート上の床材を重ねる方法もあり、重ね張りは比較的簡単で挑戦しやすいリノベーションです。
ただし、マンションに住んでいる方は管理規約により使用して良い床材の種類が定められている場合があるため事前に確認をしておきましょう。
ドア
ドアをセルフリノベーションする場合は以下のようなことが可能です。
- ドアノブの交換
- ドアの色を塗り替える
- ドア本体の交換
ドアノブや本体の交換、装飾は比較的簡単にリノベーションを行うことができます。
しかし、玄関のドアは共用部分に含まれるため、勝手な判断でリノベーションできません。
トイレ
トイレをセルフリノベーションする場合は以下のようなことが可能です。
- 壁紙の張り替える
- 床材の張り替え
- 収納スペースを作る
トイレのリノベーションは難しいものもありますが、壁紙や床材の張り替えは簡単に自分で行うことができます。
また、収納スペースが少ない場合は、セルフで収納棚を作ることも可能です。
ただし、トイレは汚れが付着しやすい箇所なため、汚れが落としやすい素材や脱臭効果のあるものを選びトイレのリノベーションをしましょう。
DIYのコツや注意点
ここからはDIYのコツや注意点について解説します。
入念に計画を立てる
自分でDIYをする際は、入念に計画を立てておくことで手際良く進めることができます。
まずは、紙に作業内容や手順を書き起こし、必要な材料や工具を揃えましょう。
また、大きな音が鳴ってしまう作業は近隣の迷惑とならないように日中に行ってください。
廃材の捨て方を確認する
DIYをしていると、使わなかった木材や釘などが出てしまいます。
しかし、これらの廃材は一般的なゴミとして捨てることができない可能性があるので、捨て方をあらかじめ確認しましょう。
また、大きなゴミを処分するためには、費用がかかる可能性もあるため、材料や工具を購入する費用だけでなく、処分費用も計算してください。
作業前に養生をする
塗装を施す場合は、汚したくない箇所を養生しましょう。
養生をせずに作業をしてしまうと、壁に汚れが付いてしまったり、床が傷ついてしまうかもしれません。
所有物件であれば問題ありませんが、賃貸物件でDIYを行い、万が一汚れや傷をつけてしまうと原状回復費用を請求される可能性があるので注意してください。
塗装は下地処理を必ず行う
壁や床を塗装する際は、下地処理を必ず行いましょう。
下地処理を行わずに塗装をしてしまうと、綺麗な仕上がりになりません。
また、ひび割れの原因となってしまうので、手間はかかりますが、下地処理をしてください。
まとめ
今回は、セルフリノベーションのメリット・デメリットや自分でできる作業範囲、DIYのコツについて紹介しました。
自分で作業することで、費用を抑えながら愛着の湧くデザインや部屋を作れるメリットがあります。
しかし、時間や手間がかかり、仕上がりの品質も業者に依頼した場合と比べると低いため、費用を気にしていない方は業者に依頼しましょう。
自分でDIYするか、業者にリノベーションを依頼するか迷っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。