賃貸物件の空室対策にはリノベーションがおすすめ！費用相場や施工事例を紹介

賃貸物件を所有している大家やオーナーにとって、1番の課題は借主が見つからずに空室となってしまうことです。

特に家賃収入をローンの返済に充てている人は、空室による影響を大きく受けてしまうでしょう。

空室となってしまう原因はさまざまですが、リノベーションを行ってニーズにあった部屋に作り変えることで、空室の問題を解決できる可能性があります。

そこで今回は賃貸物件をリノベーションした場合にかかる費用やおしゃれな部屋に生まれ変わった施工事例を紹介します。

賃貸物件をリノベーションするメリット

部分的な原状回復を目的としているリフォームと違い、リノベーションは住まいを大きく作り変えることで、デザインをおしゃれにしたり、機能性を高めたりと新しい価値を生み出すことを目的として行われます。

賃貸物件は築年数が経つにつれて、設備が劣化したり、最新のライフスタイルに合わない住まいになってしまうため、一般的に築浅の物件と比べると人気が低いです。

そのため、人気のエリアではない限り、家賃を下げて入居者を募るしかなくなってしまうでしょう。

ここでは、賃貸物件をリノベーションするメリットについて解説するので、所有物件の空室に悩んでいる方は参考にしてください。

人口減少の影響により、賃貸物件は供給過多となっています。

これまでは、劣化した箇所をリフォームするだけで借主が見つかっていましたが、近年はリフォームを行っても借主が見つからない状況も珍しくなく、リノベーションを行う大家が増えています。

リノベーションはリフォームと比べると費用がかかりますが、内装のデザインや設備など、現代のライフスタイルに合った住まいへと一新できるため、有効な空室対策となるでしょう。

空室対策として家賃を下げる大家も多いですが、リノベーションを行うことで家賃を下げる必要はなく、リノベーション内容によっては家賃をアップさせることができるでしょう。

家賃アップとはいっても、築浅物件と比べると安いため、借主にとっても安く新築同様の住まいで暮らせるメリットがあります。

施工内容にもよりますが、リノベーションにかかった費用は減価償却の対象となり、経費計上できます。

ただし、耐用年数に応じて費用を分割し、減価償却を行うため、一括で経費計上することはできません。

ここからは賃貸物件をリノベーションした際にかかる費用を紹介します。

全体的にリノベーションするほど空室リスクは軽減できますが、費用が高額になり、家賃で回収するまでに時間がかかってしまいます。

そのため、リノベーション後の家賃収入と回収期間を考慮して、どの程度リノベーションを行うか検討してください。

内装が新築物件のように綺麗になることで、入居希望者が増えるでしょう。

また、一般的な内装と変えることで、差別化を図ることもできます。

*6〜8畳の部屋の場合

水回りは毎日使う場所のため、劣化のスピードも早いとされており、10〜15年ほどでリノベーションを行うと良いでしょう。

また、設備を新しくすることで生活の快適さも格段に上がり、物件情報サイトでの絞り込み検索で引っ掛かりやすくなります。

ただし、設備のグレードによって費用は大きく変わるため、予算に合わせてプランニングする必要があります。

水回りのリノベーションを検討している方は以下の一覧を参考にしてください。

部屋の数や一部屋あたりの広さなどによって入居率は変わります。

そのため、間仕切り壁を設置したり、壁を取り除いて間取り変更することをおすすめします。