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2024.4.28

【徹底比較】リフォームとリノベーションの違いとは?費用相場についても紹介!

「リフォーム」と「リノベーション」は似た意味を持つ建築用語ですが、それぞれには明確に違う意味があります。

 

しかし、それぞれの意味を正確に答えられる人は少ないでしょう。

 

築年数の経った住まいを工事しようとしたときに、2つの言葉を混同して使ってしまうと、「想像していたのと違った」「理想通りの住まいにならなかった」など失敗に繋がってしまう可能性があります。

 

リフォーム・リノベーションを検討している方は、必ずそれぞれの言葉の意味を理解しておきましょう。

 

リフォームとは?

古くなった建物を部分的に修繕して元の状態に戻すことを一般的にリフォームと言います。

 

長年住んでいると、水回り設備の損傷や電化製品の設置跡などの経年劣化は避けられません。

 

ですが、リフォームをすることで劣化した箇所を修復し、新築に近い状態に戻せます。

 

リノベーションとは?

リノベーションは、中古住宅を購入してデザインや間取りを一新することを指します。

 

また、家族構成の変化に合わせて、所有している住まいの間取りを変更する場合もリノベーションに該当します。

 

古くなった住まいをつくり変えて、新しい価値を生み出せることがリノベーションの魅力です。

 

リフォームとリノベーションの違い

ここからは、リフォームとリノベーションの違いについて解説します。

 

目的の違い

リフォームは部分的な修繕を目的としているのに対して、リノベーションは住まい全体を一新して新しい価値を生み出す事を目的としています。

 

そのため、自分好みの住まいをつくりたい方はリノベーションが適しています。

 

工事規模の違い

リフォームとリノベーションの工事規模を比べると、リノベーションの方が大規模な工事になる傾向にあります。

 

リフォームはあくまで元の状態に戻すことを目的とした工事のため、劣化した部分のみの修復となりますが、リノベーションの場合は躯体部分を残し全てを変えることもあります。

 

リフォームのメリット・デメリット

ここからはリフォームのメリット・デメリットについて解説します。

 

リフォームのメリット

リフォームを行う主なメリットは以下の2つです。

 

・工事費用を抑えられる

・工事期間が短い

 

工事費用を抑えられる

リフォームは部分的な修繕を行うため、工事の規模が小さい傾向にあり、費用を抑えやすいのがメリットです。

 

また、設備の交換をする際は、グレードを下げることで費用を抑えることができるでしょう。

 

工事期間が短い

リフォームはリノベーションと比べて工事の期間が短いのが特徴です。

 

施工内容にもよりますが、簡単な作業であれば半日で終了する場合もあります。

 

大規模な工事を行うと仮住まいが必要になるケースも多いですが、リフォームの場合は仮住まいをせずに済むことが多いです。

 

リフォームのデメリット

リフォームを行う主なデメリットは以下の2つです。

 

・デザインバリエーションが少ない

・住宅性能の向上は期待できない

 

デザインバリエーションが少ない

リフォームでは劣化した箇所の部分的な補修のみを行うため、周囲のデザインや雰囲気に合わせるように施工されます。

 

そのため、リフォームによってデザインを大きく変えることは難しいでしょう。

 

また、キッチン全体を現代風にリフォームしたとしても、ダイニングやリビングが和風なテイストであれば、違和感のある空間になってしまいます。

 

住まいのデザインを変えたいという方は、リフォームではなくリノベーションをおすすめします。

 

住宅性能の向上は期待できない

リフォームは劣化した箇所の修復が目的のため、新築同様に綺麗にはなりますが、新しい価値や機能を付け加えることは難しいでしょう。

 

耐震性や省エネ性能の向上を図りたい方は、リノベーションを行い、大規模な改修をする必要があります。

 

リノベーションのメリット・デメリット

ここからはリノベーションのメリット・デメリットについて解説します。

 

リノベーションのメリット

リノベーションを行う主なメリットは以下の2つです。

 

・家族構成やライフスタイルに合わせてプランニングできる

・自分好みのデザインにできる

 

家族構成やライフスタイルに合わせてプランニングできる

間取り変更など大規模な改修が可能なリノベーションでは、家族構成やライフスタイルに合わせて自由にプランニングできるのが魅力です。

 

例えば、2人暮らしであれば、リビングと隣接する部屋の間仕切り壁を取り除いて、広いLDKにすることもできます。 

 

また、水回りの間取りを動線が繋がるように変えて、家事の効率を高めたりできます。

 

生活のしやすさにこだわりたい方は、リノベーションがおすすめです。

 

自分好みのデザインにできる

建物の駆体だけを残し、全てを刷新するスケルトンリノベーションであれば、1から自由にデザインを決められます。

 

理想の住まいを手に入れる方法としては、新築の注文住宅が一般的ですが、費用が高額なため躊躇してしまう方が多いでしょう。

 

しかし、中古の戸建てやマンションを購入してリノベーションをすれば、安い費用で自分好みの住まいを手に入れられます。

 

リノベーションのデメリット

リノベーションを行う主なデメリットは以下の2つです。

 

・費用が割高になる

・住宅費が二重で発生する可能性がある

 

費用が割高になる

リノベーションとリフォームを比較すると、リノベーションの方が工事の規模が大きくなる傾向にあり、その分費用が高額になってしまいます。

 

素材や設備にこだわりすぎてしまうと、新築住宅を購入した場合の費用を超えてしまう可能性があるので、リノベーションしたい箇所に優先順位をつけることをおすすめします。

 

住宅費が二重で発生する可能性がある

中古住宅を購入してリノベーションする場合は、すぐに入居できないため、一時的に仮住まいが必要です。

 

そして、住宅ローンやリフォームローンを組んでいる場合は、入居前から返済が始まるため、仮住まい先の家賃と二重で支払わなければならないでしょう。

 

リノベーションを検討している方は、一度リノベーション会社に相談して、物件の取得やリノベーションの他にどのような費用がかかるかあらかじめ確認してください。

 

リフォーム・リノベーションの費用相場

リフォームとリノベーションにかかる費用は、施工内容によって異なります。

 

また、素材や設備のグレードによっても変動するため、予算に合わせてプランニングしましょう。

 

ここからは、場所別の工事費用相場を一覧にまとめましたので、プランを立てる際の参考にしてください。

 

内装

施工箇所 施工内容 費用相場
クロスの貼り替え 6万〜30万円
珪藻土クロスに交換 18万〜30万円
フローリングの貼り替え 6万〜12万円
畳からフローリングに交換 15万〜60万円
段差の解消 8万〜20万円
床暖房の新設 50万〜150万円
間取り 間仕切り壁の撤去 50万〜80万円
リビングの拡張 50万〜80万円
和室を洋室に変更 50万〜200万円
廊下の改修 20万〜100万円

 

水回り

施工箇所 施工内容 費用相場
浴室 バスタブの交換 14万〜20万円
システムバスの交換 50万〜150万円
トイレ 温水洗浄便座の取り付け 8万〜16万円
タンクレストイレに変更 30万〜50万円
トイレ全体の改修 20万〜100万円
洗面所 洗面台の交換 20万〜50万円
洗面所全体の改修 20万〜100万円
キッチン システムキッチンの交換 40万〜80万円
壁付キッチンを対面型に変更 70万〜200万円
アイランドキッチンに変更 300万〜400万円

 

外装

施工箇所 施工内容 費用相場
外壁 外壁塗装 60万〜200万円
外壁材の重ね塗り 50万〜150万円
サイディングの上貼り 80万〜200万円
屋根 屋根塗装 40万〜60万円
スレート屋根の塗り替え 20万〜80万円
金属屋根の重ね葺き 90万〜250万円
瓦屋根の交換 70万〜150万円
基礎 耐震補強 20万〜60万円

 

まとめ

今回はリフォームとリノベーションの違いや場所別の工事費用について紹介しました。

 

似たような意味を持つ建築用語ですが、目的や工事の規模はそれぞれ違います。

 

認識を間違えたままプラン設計してしまうと希望通りの住まいがつくれず、後から後悔してしまうでしょう。

 

既存住宅の改修を検討している方は、今回紹介した事を参考にリフォーム・リノベーション会社に相談してみてください。

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