2024.2.1

中古戸建てのおしゃれなリノベーション事例!メリット・デメリットや費用相場も紹介

近年は、新築戸建てを購入するのではなく、中古の戸建てを購入してリノベーションする方法に注目が集まっています。

 

しかし、中古物件に住むことに抵抗がある人も多いでしょう。

 

中古戸建てのリノベーションには、新築を購入するよりも費用を抑えられたり、自分好みのデザインに仕上げられたり、さまざまな魅力があります。

 

所有する戸建てや購入予定の戸建てをリノベーション・リフォームしようと考えている方は参考にしてください。

 

中古の戸建てリノベーションのメリット

ここでは、中古戸建てをリノベーションするメリットについて紹介します。

 

・新築戸建てを購入するよりも費用を抑えられる

・自分好みのデザインや間取りにできる

・立地が比較的選びやすい

 

メリット1.新築戸建てを購入するよりも費用を抑えられる

中古戸建てを購入してリノベーションすれば、新築戸建てを購入するよりも費用を抑えられます。

 

特に都市部では土地価格が上昇しているため、新築戸建てを購入すると住宅にかかるコストが家計の負担となるでしょう。

 

一方で中古戸建ては新築戸建てよりも販売価格が安いため、リノベーションにかける費用を差額内に収めれば、入居後の生活に使えるお金が増えます。

 

メリット2.自分好みのデザインや間取りにできる

理想の住まいを実現するには、新築の注文住宅を購入する方法が一般的ですが、中古戸建てをリノベーションすることでも、注文住宅のようなおしゃれで機能性に優れている住まいを手に入れることができます。

 

他とは被らない個性的でおしゃれな家に住みたい人は、中古戸建てのリノベーションがおすすめです。

 

メリット3.立地が比較的選びやすい

人気のエリアでは土地が出回らないため、新築戸建ての流通量は少ないです。

 

一方で中古戸建てであれば、既存の住宅が対象となるため、駅の近くなど人気のエリアでも見つけやすいでしょう。

 

リノベーションすることで、外装や内装は自由に変更できますが、生活拠点を変えるためには引っ越しをしなければならないため、立地選びは慎重に行ってください。

 

中古の戸建てリノベーションのデメリット

ここからは、中古戸建てをリノベーションするデメリットについて紹介します。

 

・物件を購入した後すぐに入居できない

・ローンの金利が高くなりやすい

・耐震性に不安がある

 

デメリット1.物件を購入した後すぐに入居できない

中古戸建てを購入してリノベーションする場合、完成するまでの期間は仮住まいをしなければなりません。

 

そのため、すぐに住み始めたい人にとってはデメリットに感じるかもしれません。

 

また、ローンを組んでリノベーションする場合、ローンの返済と仮住まいの家賃を二重で支払わなければならないので注意が必要です。

 

デメリット2.ローンの金利が高くなりやすい

リフォームローンを利用することでリノベーションにかかる費用を調達できますが、物件取得時に利用できる住宅ローンと比べると金利が高くなる傾向にあります。

 

住宅ローン金利の相場は変動金利で1%台で、ネット銀行であれば0%台で住宅ローンを組むことができます。

 

一方でリフォームローンの金利相場は2〜5%です。

 

ただし、住宅購入と同時にリノベーションする場合は、住宅ローンでまとめて借り入れることができます。

 

ローンを組んでリノベーションをする予定の人は、中古住宅を購入するタイミングに合わせてリノベーションしましょう。

 

デメリット3.耐震性に不安がある

中古住宅は新築住宅と比べて耐震性が低い傾向にあります。

 

特に建築基準法の耐震基準が大幅に改正された1981年よりも前に建てられた住宅は注意が必要です。

 

補強工事により耐震性を高めることができますが、大規模な工事が必要となり、費用もかかってしまいます。

 

そのため、中古住宅の耐震性に不安がある方は、1981年以降に設計された物件を選びましょう。

 

戸建てリノベーションの費用相場

一戸建てをリノベーション・リフォームする場合にかかる費用は面積によりますが、一坪あたり20万〜70万円が相場です。

 

そのため、住まい全体をリノベーションする場合は、1,000万円以上かかる可能性もあります。

 

ここからは、リノベーション費用を施工内容別に紹介します。

 

リビング

リビングのリノベーションで行われる一般的な施工内容は、クロスや床材の張り替えです。

 

また、隣接する空き部屋との壁を取り除き、リビングを拡張する大規模なリノベーションを行う場合もあります。

クロスの張り替え 約6万〜8万円
床材の張り替え 約10万〜30万円
リビング拡張 約40万〜90万円

 

リビングのリノベーションにかかる費用は広さや選んだ素材によって異なります。

 

約15万〜150万円を見込んでおくと良いでしょう。

 

間取り変更

家族構成やライフスタイルに合わせて空間を仕切る壁を取り除き、間取り変更する事例が増えています。

 

大規模な工事が必要ですが、間取り変更をすることで暮らしやすい住まいを実現することができるので、人気のリノベーションです。

間仕切り壁の撤去 約10万〜25万円
間仕切り壁の設置 約10万〜25万円

 

間仕切り壁を撤去する場合も、新たに設置する場合も、間取り変更にかかる費用はおおよそ同じ金額です。

 

元々の間取りからどのくらい変更するかによって総額が変わるため、大胆に間取り変更する場合は200万円以上かかることもあります。

 

和室から洋室への変更

昔ながらの日本家屋には和室の部屋があることが多いですが、現代の生活に適応させるために和室を洋室に変更する事例はとても多いです。

 

反対に、和モダンなテイストの住まいに作り変えるために、洋室をあえて和室に変更する人もいます。

 

部屋のタイプを変更する場合のリノベーション費用は約25万〜100万円が相場です。

 

水回り

キッチンやバスルーム、トイレなど水回りは毎日使用する場所のため、劣化しやすいとされています。

 

水回りのリノベーションにかかる費用は以下の通りです。

キッチンの交換 約50万〜100万円
ユニットバスの交換 約50万〜150万円
トイレの交換 約15万〜50万円
洗面所の交換 約10万〜50万円

 

あくまで水回り設備を新しく変えた場合のリノベーション費用のため、壁紙や床材、ドアの取り替えなどを行った場合はさらに費用がかかる可能性もあります。

 

外壁や屋根の塗装

マンションをリノベーションする際は、管理規約による制限で専用スペースのみに限られますが、戸建てをリノベーションする場合は、建物全体をリノベーションすることができます。

 

外壁や屋根は雨や太陽光の影響を直接受けるため劣化がしやすく、定期的なメンテナンスが必要です。

 

大きな損傷がない場合は、塗装を施すのが一般的に行われるリノベーション方法で、外壁や屋根の塗装にかかる費用は以下の通りです。

外壁塗装 約80万〜140万円
屋根塗装 約25万〜65万円

 

外観の塗装にかかる費用は面積によって大きく変動します。

 

また、劣化状況によっては、外壁の修復や屋根の葺き替えが必要なため、さらに費用は高額になるでしょう。

 

戸建てをおしゃれにリノベーションした事例

戸建てをおしゃれにリノベーションした事例を3つ紹介します。

 

リノベーションアイデアに悩んでいる方は参考にしてください。

 

照明設備にこだわった高級感のある家

光源が見えないようにキッチンの上に設置した照明やダウンライトなど、照明設備にこだわった戸建てです。

 

また、壁紙やキッチン、ドアなどアクセントとして黒を取り入れることで空間が引き締まり、高級感を演出しています。

 

アジアンナチュラルな家

こちらは、白を基調にインテリアにウッド調を取り入れたナチュラルな戸建てです。

 

また、ウッドのブラインドを設置することで、アジアンテイストも取り入れています。

 

和室を活かした和モダンな家

和室を洋室に変更することもできますが、こちらの事例では和室をそのまま活用しています。

 

また、引き戸を外してリビングと繋げることで部屋を広く使えるようにしています。

 

和モダンテイストの家にしたい人はインテリアの素材やデザインでバランスを調整すると良いでしょう。

 

まとめ

今回は中古戸建てをリノベーションするメリット・デメリットや費用相場について紹介しました。

 

新築だと希望の立地に物件が見つからなかったり、予算的に厳しい場合もありますが、中古戸建てであれば、コストを抑えておしゃれな家を実現できます。

 

とはいえ、ローンを組んだ場合に金利が高くなるなどのデメリットもあるので、将来のライフスタイルや資金計画について、リノベーション会社に一度相談してみましょう。

 

また、リノベーションアイデアが思い浮かばない方は、本記事で紹介した施工事例を参考にしてください。

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