お風呂・浴室のリフォーム事例を公開!リフォームにかかる費用やポイントも解説
お風呂や浴室は、身体のケアをしたり、リラックスしたりと毎日の生活に欠かせない空間です。
しかし、築年数が経つにつれて、機能性や快適さが失われてしまいます。
「シャワーの水圧が弱い」
「カビのような匂いがする」
「夏は暑く、冬は寒すぎる」
などといった悩みを抱えている方は、お風呂・浴室リフォームがおすすめです。
今回はお風呂・浴室リフォームで押さえておくべきポイントや費用相場や情報を解説します。
リフォーム事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
お風呂・浴室リフォームの重要性
住宅リフォームと言うと、外観や内装をイメージする人も多いと思いますが、お風呂や浴室も経年劣化していくため、定期的にメンテナンスする必要があります。
まずはお風呂・浴室リフォームの重要性について確認しておきましょう。
設備が古くなると機能が低下する
中古物件を購入した場合やお風呂や浴室を長期間メンテナンスしていない場合は、設備の劣化状況を確認しましょう。
設備が古くなるにつれて機能が低下していき、ある日突然使えなくなってしまう可能性もあります。
また、配管が劣化して水漏れを起こしている場合もあるので、見えていない部分も必ず確認しましょう。
衛生状態が悪く健康に影響を及ぼす可能性がある
古いお風呂や浴室は、汚れが蓄積していたり、換気機能がついていないことからカビが発生しやすかったりします。
そのため、衛生状態が悪いまま放置していると、健康に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
汚れやカビは、床の隙間や壁面の傷に深く入り込んでいるので表面を掃除しても解決できません。
リフォームをして床や壁を張り替えたり、窓や換気扇を設置することをおすすめします。
ライフステージに合わせて変化できる
高齢になると、浴槽の出入りが困難になり、足を滑らせてしまう危険性も高まります。
そのため、設備や内装を新しくするだけでなく、ライフステージに合わせてバリアフリー化できることもお風呂・浴室リフォームのメリットです。
早い段階で手すりを設置したり、滑りづらいタイルに変更しておくと、年をとってからも快適にお風呂を使えるでしょう。
お風呂・浴室リフォームの費用相場と工期
お風呂・浴室リフォームにかかる費用は、50万~150万円が相場です。
また、施工内容によって工期が異なるため、注意が必要です。
施工内容別の費用相場と工期目安は次のとおりです。
施工内容 | 費用相場 | 工期目安 |
ユニットバスからユニットバスへ | 50万~150万円 | 約4日間 |
在来浴室から在来浴室へ | 50万~200万円 | 2週間~1ヶ月 |
在来浴室からユニットバスへ | 65万~150万円 | 約1週間 |
浴室の拡張 | 75万~250万円 | 1週間~1ヶ月 |
浴室の移動・増築 | 75万~250万円 | 2週間~1ヶ月 |
リフォーム費用が変動する要因
お風呂・浴室リフォームの費用は以下のような要因で大きく変動します。
戸建てorマンションか
戸建て住宅かマンションかによって、リフォームの難易度は異なり、難しい工事になるほど費用が高額になります。
特にマンションは管理規約によって、リフォーム内容に制限がかけられている場合もあります。
在来工法orユニットバスか
お風呂・浴室は在来工法とユニットバスの2つに分けられます。
在来工法の場合、配管や壁面の改修が必要な場合もあるため、追加工事の費用がかかります。
ユニットバスのグレード
ユニットバスにはさまざまなグレードがあり、機能やデザインによって価格が異なります。
そのため、グレードが高いユニットバスを選んだ場合は、費用が高くなります。
ユニットバスのサイズ
ユニットバスのサイズが大きくなるにつれて、価格も高くなります。
とはいえ、浴室とユニットバスの大きさが違うとバランスが悪くなってしまうため、あえてユニットバスのサイズを小さくすることは基本的にありません。
補助金を利用してリフォーム費用を抑えよう
お風呂や浴室のリフォーム費用をできる限り抑えたい人は、補助金を上手く活用すると良いでしょう。
補助金の対象となるのは、以下のようなリフォーム工事があります。
・新しいユニットバスに交換する
・タイル張りをユニットバスに変える
・浴室入り口の段差を無くす
・滑りにくい床材にする
・断熱性の高い窓を設置する
・浴室乾燥暖房機を付ける
ただし、補助金事業は予算に達し次第終了してしまうため、利用したいと考えている人は早めに申請しましょう。
お風呂・浴室をリフォームするときのポイント
お風呂や浴室をリフォームするには費用も時間もかかります。
ですので、失敗しないためにも、お風呂や浴室をリフォームするときの注意点を押さえておきましょう。
ポイント1.予算をあらかじめ設定しておく
お風呂や浴室をどのようにリフォームするか施工会社へ相談する前に、あらかじめ予算を決めておきましょう。
施工内容や使用する素材、設備のグレードによって費用は大きく変動します。
理想のリフォームプランが決まったとしても、予算をオーバーしていたら一からプランを立て直さなければなりません。
無駄な時間や手間をかけないためにも、予算を決めた上で話し合いを進めましょう。
ポイント2.防水・断熱・安全対策を徹底する
お風呂や浴室をリフォームする際は、防水・断熱・安全に関わる対策を徹底しましょう。
例えば、水はけが悪いとカビが発生してしまったり、足を滑らせて転倒してしまう恐れがあります。
また、気温が低下する冬場は、お風呂で温まった後の寒暖差でヒートショックを起こしてしまう可能性があります。
安心してお風呂や浴室を使うためにも、リフォームするときに対策を徹底してください。
ポイント3.実績とアフターフォローで会社を比較する
お風呂・浴室リフォームの仕上がりは、依頼するリフォーム会社によって変わってきます。
施工実績の少ない会社であれば、費用は安く抑えられるかもしれませんが、施工ミスが起きている可能性もあるので注意が必要です。
そして、施工ミスが見つかったときに、アフターサービスしっかり付いている会社であれば無料で直してもらえますが、保証がない会社に依頼してしまうと別途費用を請求される可能性もあります。
リフォーム会社の施工実績を確認するだけでなく、インターネットで口コミも確認した上で、依頼するリフォーム会社を選びましょう。
お風呂・浴室のリフォーム事例
ここからはお風呂・浴室のリフォーム事例を紹介します。
事例1.高級感のある明るい浴室
築27年の物件の浴室をリフォームしたこちらの事例は窓を大きくし、陽の光が入りやすくすることで浴室全体が明るくなるように仕上げています。
また、全体を落ち着いた色合いにすることで高級感を演出しています。
工事にかかった日数は7日間で、費用は185万円です。
事例2.ミニマルな清潔感あふれる浴室
こちらは築30年の物件の浴室をモノトーンで統一された浴室にリノベーションした事例です。
設備は最小限の棚のみとミニマルに仕上げ、浴室を広々使うことができます。
工事期間は13日でリフォームにかかった費用は162万円です。
事例3.カフェ風のレトロな浴室
築25年の物件の浴室をリフォームしたこちらの事例は、洗面コーナーの床をレトロな柄のクッションフロアに仕上げています。
また、浴室の壁面は木目調にすることで、全体がナチュラルな雰囲気となっています。
工事にかかった日数は7日間で、費用は93万円です。
まとめ
お風呂や浴室は家族が毎日使う重要な空間です。
しかし、設備が古くなると機能が低下したり、汚れが溜まってしまうため衛生的に良くありません。
快適な生活を送るためにも、お風呂や浴室が古くなっている方や中古住宅を購入した方はリフォームを行って一新しましょう。