2023.7.13

リノベーション賃貸はやめるべき?メリット・デメリットや物件を選ぶ際の注意点を解説!

近年は、ライフスタイルが多様化したことで、賃貸物件のデザインや間取りの種類も増えています。

 

また、築年数の経っている物件を現代の生活スタイルに合うようにリノベーションして、賃貸しているケースも多いです。

 

しかし、「リノベーション賃貸はやめた方がいい」と耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回はリノベーション賃貸のメリット・デメリットや物件を選ぶ際の注意点や情報、リノベーション賃貸以外の選択肢について解説します。

 

リノベーション賃貸はやめた方がいいと言われる理由

リノベーション賃貸を探していると「後悔」や「失敗」などの言葉を耳にした人もいるのではないでしょうか?

 

リノベーション賃貸でよくある後悔の理由や失敗例は次のとおりです。

 

・電気の容量が少なくすぐにブレーカーが落ちてしまう

・断熱性が低いため光熱費が高くなる

・耐震性が低く不安になる

・防音生が低く周囲の音が気になる

・ゴキブリが出てくる

・水漏れや給湯器が故障する

 

リノベーション賃貸は、一般的に築年数が古くなった物件をリニューアルしているため、表面的なデザインや設備は新しくなっていますが、断熱性・防音性・耐震性などは低い場合があり、住みづらいと感じてしまう人もいるでしょう。

 

また、配管などが古い設備のままになっていることで水漏れが発生したり、ゴキブリが出たりするトラブルも起きています。

 

リノベーション賃貸を選ぶメリット

ここからはリノベーション賃貸を選ぶメリットについて解説します。

 

・おしゃれな内装に現代風の間取り

・築浅の賃貸物件よりも家賃が安い

・設備が新築同様に新しい

・物件選びの選択肢が広がる

 

メリット1.おしゃれな内装に現代風の間取り

築年数の古い物件をリノベーションすることで、現代の生活スタイルに合った理想の住まい、暮らしへと変えられることが大きな魅力です。

 

一般的なデザインだけでなく、個性的でオリジナリティのある物件も多いため、自分好みの住まいを見つけられるでしょう。

 

また、家族とゆったり過ごせるLDKや在宅ワークができるスペースのある物件など、現代のライフスタイルに合う間取りも多いです。

 

メリット2.築浅の賃貸物件よりも家賃が安い

リノベーションされた賃貸は、内装のデザインだけでなく、設備も築浅の物件同様に新しくなっています。

 

それでも、既存の建物をそのまま再利用していることから、築浅の賃貸物件よりも家賃が安い場合が多いです。

 

家賃を抑えてきれいな物件に住みたい人はリノベーション済みの賃貸物件がおすすめです。

 

メリット3.設備が新築同様に新しい

賃貸を選ぶ際に設備を重要視する人も多いでしょう。

 

リノベーション賃貸は、設備も新しいものが取り付けられるため、キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面所といった水回りの設備が最新である場合が多いです。

 

設備を優先して物件探しをしている人は、リノベーション賃貸も検討してみてください。

 

メリット4.物件選びの選択肢が広がる

新築物件や築浅の物件だけで探していると希望エリアの中で見つからない場合もあるでしょう。

 

特に駅や商業施設の近くといった人気エリアで探すのは難しく、見つかったとしても家賃が相場よりも高いケースがあります。

 

新築や築浅の賃貸物件だけで探している人はリノベーション賃貸も選択肢に加えて選ぶことをおすすめします。

 

リノベーション賃貸を選ぶデメリット

リノベーション賃貸を選ぶデメリットについても確認しておきましょう。

 

・共用部分が古い

・見えない箇所が劣化している

・同じ築年数の賃貸より家賃が高い

 

デメリット1.共用部分が古い

マンションのリノベーションを個人的に行う際は、基本的に専有部分しか行えません。

 

そのため、部屋の中が綺麗になっていたとしても、エントランスや廊下などの共用部分は古いままの場合もあります。

 

例えば、エントランスにオートロックの設備がないマンションは防犯面に不安があるでしょう。

 

また、共用部分のメンテナンスがしっかりとされていないマンションも避けることをおすすめします。

 

デメリット2.見えない箇所が劣化している

リノベーション賃貸は、壁の内側や床下の配管などがそのままにされていて、表面部分だけを新しくしているケースもあります。

 

見えない部分を劣化したままにしていると水漏れや漏電、カビの発生といったリスクが高まります。対策が必要です。

 

リノベーション賃貸を選ぶ際は、工事の様子が分かる写真を見せてもらったり、具体的な施工内容を聞いたり、必ず確認してください。

 

デメリット3.同じ築年数の賃貸より家賃が高い

リノベーション賃貸は、リノベーションにかかった費用が家賃に上乗せされているため、同じ築年数の賃貸物件と比べると家賃が割高になるケースがあります。

 

リノベーション賃貸だけで探していたとしても、相場より家賃が高すぎないか予算を検討して比較するようにしましょう。

 

リノベーション済みの賃貸物件を選ぶ際の注意点

ここからはリノベーション済み賃貸物件を選ぶ際の注意点やポイントを解説します。

 

注意点1.周辺の築浅物件と比較する

リノベーション賃貸は築浅物件よりも家賃が安いのがメリットです。

 

しかし、家賃は大家さんによって自由に設定できるため、築浅物件よりも家賃が高いケースもあります。

 

リノベーション賃貸だからといって、相場よりも安いと決めつけず、周辺の築浅物件と比較しましょう。

 

注意点2.検討エリアを広げる

リノベーション賃貸の数は年々増えていますが、一般的な賃貸物件と比べると数は少ないです。

 

そのため、検討しているエリアでリノベーション済みの賃貸物件が見つからない可能性もあります。

 

リノベーション賃貸にこだわって物件を選ぶ際は、検討するエリアを広げて探すようにしましょう。

 

注意点3.内見時に細かい部分まで確認する

賃貸物件選びでは、内見をしてから決めることが一般的ですが、リノベーション賃貸を選ぶ際も必ず内見を行いましょう。

 

また、内見時は部屋の雰囲気を見るだけでなく、細かい部分まで確認してください。

 

特に築年数の古い物件では、断熱性や防音性に不安があるため、室内の温度や壁をノックしたときの反響などを確認すると良いでしょう。

 

リノベーション賃貸以外の選択肢も考えよう

住みたいエリアにリノベーション賃貸がない場合や希望よりも家賃が高い場合は、リノベーション賃貸以外の選択肢も考えてみてください。

 

自分でDIYをする

簡単な大工作業ができる人は、賃貸物件を借りて、自分でDIYをするのもおすすめです。

 

ですが、リノベーションできる範囲は管理規約によって制限されているため、あらかじめ確認しておきましょう。

 

また、自分でDIYを行って破損させてしまった場合、原状回復費用がかかってしまうリスクもあることを理解しておきましょう。

 

中古物件を購入してリノベーションする

同じ場所で長期的に住み続ける予定の人は、中古物件を購入してリノベーションすることをおすすめします。

 

所有している物件であれば、自由にリノベーションできる範囲も広がるため、理想のマイホームを実現することが可能できるでしょう。

 

また、新築の住宅を購入するよりも費用を抑えられます。

 

中古物件を購入してリノベーションする場合は、住宅ローンを利用できるため、家賃よりも返済額が低ければ検討してみるのも1つでしょう。

 

まとめ

リノベーション賃貸は、個性的なデザインの住まいが多く、設備も新築同様に新しいことから、おしゃれな賃貸に住みたい人におすすめです。

 

ただし、物件の選択肢が少ないことや建物の内部が劣化したままの可能性があります。

 

希望に合うリノベーション賃貸が見つからない人は、今回紹介した中古物件を購入してリノベーションする選択も検討してみてください。

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