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2023.5.13

築50年以上の住宅リノベーション(リフォーム)でよくある失敗例!チェックすべき費用や耐震性についても紹介

 

古くなった住宅を長く住み続けられるように、造り替える工事をリノベーション(リフォーム)と言いますが、築50年以上の住宅はリノベーションできるのか、分からない方も多いのではないでしょうか?

 

結論、築50年以上の住宅であってもリノベーションして、快適に生活を送ることはできます。

 

また、築50年以上の住宅であれば、購入費用も安く抑えられるため、リノベーションに費用をかけることができ、細かい部分までこだわった部屋を実現できるでしょう。

 

ただし、築浅の物件をリノベーションするのと比べて注意しなければならないポイントがいくつかあります。

 

築50年以上の住宅をリノベーションしようと考えている方は、本記事をぜひ参考にしてください。

 

築50年以上の住宅でよくあるリノベーション失敗例

まずは、築50年以上の住宅でよくあるリノベーションの失敗例を紹介します。

 

・追加工事が発生して予算オーバーになってしまう

・間取り変更が自由にできない

・完成した住まいをイメージしづらい

・断熱性の不足で適切な温度にならない

・耐震性が低く補強工事が必要になる

 

リノベーションで失敗しないためにもそれぞれ確認しておきましょう。

 

追加工事が発生して予算オーバーになってしまう

築50年以上の住宅は、定期的なメンテナンスを行っていない場合、見えない部分まで劣化が進んでいると考えられます。

 

リノベーション前には専門の業者が現地を調査し、見積もりを立てたり、プランニングをしたりしますが、見えた部分のみで判断するため、着工後に追加工事が必要になるケースが多いです。

 

そのため、築50年以上の住宅リノベーションでは、追加工事の発生により、予算を超えてしまわないように注意しましょう。

 

間取り変更が自由にできない

住まいの構造によっては、自由に間取り変更ができない可能性もあります。

 

戸建てであれば「ツーバイフォー工法」、マンションであれば「壁式構造」の住まいは、壁を取り除き自由に間取り変更できない構造のため注意しましょう。

 

また、せっかく購入した住まいが、希望通りのリノベーションができず失敗となってしまわないように、物件選びの段階からリノベーション会社に相談してください。

 

完成した住まいをイメージしづらい

築50年以上の住まいのリノベーションでは、大幅な工事を行うケースが多いため、完成した住まいをイメージするのが難しいでしょう。

 

ですが、一見綺麗にならないように見える部屋でも、リノベーションを行えば、新築同様の綺麗な部屋へと生まれ変わります。

 

築50年以上の住まいをリノベーションする場合は、実際に行われた施工事例を見て、イメージをすることをおすすめします。

 

断熱性の不足で適切な温度にならない

最近建てられた住まいは、断熱材を壁の内側に充填しているため、夏は涼しく、冬は暖かくなります。

 

一方で、築50年以上の住まいでは、十分な断熱材が入っていないため、室内が適切な温度になりづらいです。

 

断熱材は目視で確認できない部分のため、リノベーション時に新しい断熱材をしっかりと充填していることを確認してください。

 

耐震性が低く補強工事が必要になる

建物の耐震性は建築基準法によって定められており、1981年に実施された大幅な法改正以前の基準を「旧耐震基準」と言います。

 

築50年以上の住宅は、旧耐震基準で建てられている可能性があるため、大きな地震が発生した場合に倒壊する恐れがあります。

 

築50年以上の住宅リノベーションで失敗を防ぐポイント

ここからは築50年以上の住宅をリノベーションしたときに、失敗しないためのポイントを解説します。

 

古い住宅だからこそ注意すべきポイントがいくつかありますので、必ず押さえておいてください。

 

ポイント1.物件購入前に耐震性を確認しておく

築50年以上の住宅を購入してリノベーションする場合は、物件を購入する前に耐震性を必ず確認しましょう。

 

戸建て・マンションのどちらも旧耐震基準で建てられている場合は、耐震性に不安があります。

 

また、耐震補強工事をするためには高額な費用がかかるため、耐震補強の工事費用も予算に含めておくことをおすすめします。

 

ですが、旧耐震基準で建てられた中古住宅も途中で補強工事を行っている場合もあるため、耐震調査を依頼して結果を見て判断すると良いでしょう。

 

ポイント2.希望通りのリノベーションができるか確認しておく

築50年以上の住宅を購入する際は、事前に希望通りのリノベーションができるか確認しておきましょう。

 

戸建てであれば図面を取り寄せ、マンションであれば管理規約をチェックしてください。

 

ただし、一般の方がリノベーションできるかの判断をするのは難しいため、必ず建築に関する知識を持つ専門家に相談することをおすすめします。

 

ポイント3.断熱性や気密性を高める対策を行う

築50年以上の住宅は断熱性や気密性が低い可能性があるため、リノベーション時に対策をしましょう。

 

断熱性や気密性が低いと、室内の温度が適切に保たれなくなるだけでなく、環境が悪化して快適な生活を送ることができなくなります。

 

また、エアコンを長時間稼働させることで、夏や冬は電気代が高くなってしまうでしょう。

 

断熱性や気密性を高めるためには、断熱材を入れたり、サッシの交換をすることをおすすめします。

 

築50年以上の住宅をリノベーションするのにかかる費用

築50年以上の住宅をリノベーションするのにかかる費用は以下の通りです。

施工内容 費用相場
クロスの張り替え 6万〜8万円
床材の張り替え 10万〜30万円
リビング拡張 40万〜90万円
間仕切り壁の撤去 10万〜25万円
間仕切り壁の設置 10万〜25万円
キッチンの交換 50万〜100万円
ユニットバスの交換 50万〜150万円
トイレの交換 15万〜50万円
洗面所の交換 10万〜50万円
断熱材の充填 5千円〜3万円
サッシ(内窓)の交換 8万〜30万円
外壁塗装 80万〜140万円
屋根塗装 25万〜65万円
耐震補強 100万〜150万円

 

選ぶ素材や設備のグレードによって費用は大きく変動するため、予算に合わせてプランを立てましょう。

 

また、リノベーション時にはさまざまな補助金を利用できるため、実質的な費用を抑えることができます。

 

築50年以上の住宅をリノベーションした事例

ここからは築50年以上の住宅をリノベーションした事例について紹介します。

 

積層の家

 

こちらは、壁や扉に極力限らず、4枚の壁を用いて部屋を5層の空間に分けたリノベーション事例です。

 

住む人の感覚で収納やワークスペースなど、様々な用途で使い分けることができフレキシブルな住まいになっています。

 

また、住まいの中央には、海外暮らしの様に土足で利用できる土間を取り入れるこだわりも詰まっています。

 

猫と寛ぎの家

 

「猫」と「寛ぎ」をコンセプトに無骨さの中に寛ぎを取り入れたカフェのような心地よい空間に仕上げたリノベーション事例です。

 

キッチンのフラットカウンターは広くて作業がしやすく、モルタルやむき出しの配管がインダストリアルなテイストとマッチしています。

 

また、どこにいても家族とコミュニケーションが取れるような間取りづくりがされていて、程よい「こもり感」のあるヌックが特徴です。

 

まとめ

築50年以上の住宅と聞くと、寿命を迎えていて長くは住み続けられないと思っている方も多いでしょう。

 

ですが、建て替えをしなくても、リノベーションをすることで快適に暮らせる住宅へと造り替えることができます。

 

また、築50年以上の物件は購入価格も安いため、予算を抑えてマイホームを手に入れることができるでしょう。

 

中古物件を購入してリノベーションしようと考えている方は、築50年以上の住宅の購入も検討してみてください。

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