2024.1.9

注目集まる中古マンションリノベーションとは?メリットや物件購入時の注意点を解説!

   

マイホームを手に入れる方法として新築物件だけでなく、中古物件を購入してリノベーションする選択をする方が増えています。

 

しかし、中古物件と聞くとマイナスなイメージを持つ方も多いでしょう。

 

そこで今回は中古マンションを購入してリノベーションするメリットと物件購入時の注意点を解説していきます。理想の暮らしを手に入れましょう。

 

中古マンションリノベーションのメリット

これまでは、新築マンションを購入するのが一般的でしたが、近年は中古マンションを購入してリノベーションする方も増えています。

 

新築マンションを購入するのに対して、中古マンションをリノベーションすることには、どのようなメリットがあるか紹介します。

 

・マイホームの購入費用を抑えられる

・希望のエリアで物件を見つけやすい

・自分好みの住まいにデザインできる

 

メリット1.マイホームの購入費用を抑えられる

中古マンションを購入してリノベーションする最大のメリットは購入費用を抑えられることでしょう。

 

新築マンションの販売価格には、販売会社の利益が上乗せされているため、実際の価値以上の金額で販売されています。

 

また、新築マンションの販売価格はここ数年上昇し続けており、特に都市部では手の届かない価格のマンションも数多く見られます。

 

一方で中古マンションは、比較的手の届きやすい価格で、購入後にリノベーションを行ったとしても、新築マンションよりも安価に手に入れられる場合がほとんどです。

 

メリット2.希望のエリアで物件を見つけやすい

新築マンションの流通は数が少なく、希望のエリアでタイミングよく物件が販売されているとは限りません。

 

中古マンションは、既存の建物が対象となるため、市場に流通している数も多く、希望のエリアで簡単に見つけることができるでしょう。

 

内装は後から変えることができますが、居住エリアを変えるためには、新たに物件を購入して引っ越さなければなりません。

 

高額な費用がかかるだけでなく、生活拠点が大きく変わる可能性があるため、最初に物件を購入する際は、できるだけ希望のエリアで探すことをおすすめします。

 

メリット3.自分好みの住まいにデザインできる

リノベーションを行えば、内装や間取り、設備の取り付けなど、自分好みの住まいにデザインすることができます。

 

しかし、新築物件はデザインがあらかじめ決められており、無料のオプションで変更できる箇所も限られています。

 

「おしゃれな住まいにしたい」「個性的な住まいにしたい」という方は、中古マンションを購入してリノベーションするのがおすすめです。

 

中古マンションリノベーションのデメリット

中古マンションを購入してリノベーションするメリットがある一方で、デメリットもあります。

 

リノベーションした後に後悔しないためにも、あらかじめデメリットを把握しておきましょう。

 

・建物の老朽化に不安がある

・リノベーションできない箇所がある

・管理規約や構造によっては工事に制限がある

 

建物の老朽化に不安がある

比較的築年数が経っていない中古マンションであれば、気にならない可能性もありますが、築年数の古い中古マンションに対しては老朽化に不安がある方もいるでしょう。

 

しかし、中古マンションは木造の戸建て住宅とは違い、鉄筋コンクリートで造られているため、適切なメンテナンスを行っていれば、100年近く住み続けられます。

 

また、地震の多い日本では、中古マンションの耐震性も気になるかもしれません。

 

建物の耐震性は建築基準法によって定められており、1981年に行われた大幅な改正以降に建てられたマンションであれば、震度7に近い大きな地震が発生したとしても倒壊しないように設計されているため安心です。

 

リノベーションできない箇所がある

マンションには、居住者が所有する専有部分とエントランスや廊下などの共用部分があります。

 

専有部分に関しては、居住者が自由にリノベーションすることができますが、共用部分は勝手にリノベーションすることができません。

 

そのため、室内は綺麗にすることができても、エントランスや廊下は古いままとなってしまうので注意しましょう。

 

また、玄関のドアや窓、バルコニーは共用部分として扱われます。

 

管理規約や構造によっては工事に制限がある

中古マンションをリノベーションする際は、管理規約や建物の構造を確認しましょう。

 

専有部分のリノベーションであっても、管理規約によって制限がある場合は、工事できません。

 

また、間取り変更が可能であるかは、建物の構造に左右されます。

 

マンションの構造は「ラーメン構造」と「壁式構造」の大きく2つに分けられ、壁が建物を支えている壁式構造では、壁を自由に取り除いて間取り変更することができません。

 

物件購入時にチェックすべき5つの注意点

ここからは物件購入時にチェックすべき注意点を5つ紹介します。

 

築年数が20年以上かチェックする

中古マンションを購入してリノベーションする際は、築年数が20年以上の建物であるかチェックしましょう。

 

一般的なマンションは、築年数が経過するにつれて、資産価値は下落していきます。

 

しかし、下落率は一定ではなく、築年数が浅いマンションほど下落率は大きくなり、築20年を過ぎると緩やかに下落していきます。

 

将来的に購入したマンションを売却する可能性があり、資産価値の目減りを最小限に抑えたい方は、築年数が20年以上であるかチェックしましょう。

 

マンションの管理状況は適切かチェックする

リノベーションを行うことで、専有部分は綺麗にすることができますが、共用部分はそのままとなります。

 

修繕計画が守られていない、積立金が不足しているなどの理由から、適切に管理できていない中古マンションもあるため、内見時は部屋の中だけでなく共用部分もチェックしましょう。

 

物件価格が相場より高額ではないかチェックする

購入を検討している中古マンションが相場と比べて適正な価格であるか必ず確認しましょう。

 

中古マンションの販売価格は、オーナーが自由に設定することができます。

 

予算に収まっているからといって、相場と比較せずに購入してしまうと、相場よりも高く損をしてしまう可能性があります。

 

リノベーション前の物件かリノベーション済みの物件かどうかチェックする

市場に流通している中古マンションの中には、リノベーション済みの物件として販売されているものもあります。

 

しかし、リノベーション済みの物件はリノベーション費用が販売価格に上乗せされているため、同じ築年数のマンションと比べても割高になってしまうでしょう。

 

また、表面上の見える範囲は綺麗にリノベーションされていたとしても、壁や床の内側は劣化してボロボロのままの可能性もあります。

 

中古マンションを購入する際は、リノベーションをしていない物件を選び、購入後にスケルトンリノベーションすることをおすすめします。

 

希望通りのリノベーションができるかチェックする

中古マンションをリノベーションする際は、管理規約で定められた範囲内で行わなければなりません。

 

また、建物の構造によっては、自由に壁を取り除いて間取り変更することができません。

 

希望通りのリノベーションができるか確認しないで物件を購入してしまうと、プランを変更しなければならないため、購入前にリノベーション会社に現地調査を必ず行ってもらいましょう。

 

まとめ

中古マンションを購入してリノベーションする場合、新築物件を購入するよりも費用を抑えることができ、駅近など希望のエリアで物件が見つけやすいメリットがあります。

 

しかし、耐震性の不安や共用部分が適切に管理されていないなど、情報を確認し、物件によっては注意しなければならない点もあるでしょう。

 

メリットとデメリットを比較した上で、内装や間取りを自分の希望通りにしたい方は、中古マンションをリノベーションして、快適に暮らせる住まいを実現してください。

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