2023.10.16

中古物件を購入してリノベーションする流れを分かりやすく解説!気になる期間や費用も紹介

中古物件を購入してリノベーションする選択を取る人が増えています。

 

しかし、購入とリノベーションの工程を同時に進める必要があるため、どのような流れで進めれば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?

 

今回は中古物件を購入してリノベーションしたいと考えている方に向けて、リノベーションの流れや工事にかかる期間、費用を解説します。

 

【4ステップ】中古物件リノベーションの流れ

中古物件を購入してリノベーションする流れは、以下の4ステップです。

 

1.中古物件を探す

2.中古物件を購入する

3.中古物件を購入する

4.設計プランを立てる

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

 

Step1 中古物件を探す

まずはリノベーションを行う対象となる中古物件を探すところから始めます。

 

不動産仲介会社などに相談し、予算内で理想の住まいを探しましょう。

 

また、間取りや設備などはリノベーションで変えることができますが、立地や周辺環境は変えることができないため、この2つを重視して物件を探すことをおすすめします。

 

Step2 中古物件を購入する

理想の物件が見つかればいよいよ購入です。

 

しかし、中古物件といっても数千万円の金額がかかるため、現金一括で買える方は少ないでしょう。

 

自己資金で足りない分はローンを利用して資金を用意する必要があります。

 

ローンの審査には時間がかかり、物件の資産性や収入、その他の借り入れ状況によっては審査に落ちてしまう可能性があるため、複数の金融機関に事前審査の依頼をするのがおすすめです。

 

本審査に通ったら、契約を結び物件購入となります。

 

Step3 設計プランを立てる

物件の購入が完了したら、本格的に設計プランを立てていきます。

 

ただし、物件を購入してからリノベーション会社や設計事務所を探すと時間がかかってしまうため、物件探しの段階から並行して行うと良いでしょう。

 

物件購入後は、購入した物件を設計士が現場調査し、依頼者が希望するリノベションを行うことができるかと耐震工事などの追加工事が必要か確認します。

 

Step4 リノベーション工事着工

リノベーションの設計プランが決まれば、契約を締結して工事着工に移ります。

 

間取り変更などの大規模なリノベーションを行う場合は、工事が完了するまでの間、仮住まいが必要です。

 

仮住まい先の家賃や引っ越し費用もあらかじめ予算に含めて考えておきましょう。

 

リノベーションにかかる期間と費用について

リノベーションを考えている方にとって気になるのが、工事にかかる期間や費用でしょう。

 

施工内容や規模によって変わってきますが、一般的な中古物件のリノベーションの場合、工期が約半年、費用が1,000万円前後を目安に考えておくと良いでしょう。

 

ここではリノベーションにかかる期間や費用の詳細について解説します。

 

リノベーションにかかる期間の目安

リノベーションにかかる期間は、工事を着工してからの期間だけではありません。

 

物件を購入してリノベーションする際は、物件探しから始めなければならないため、場合によっては1年以上かかることもあります。

 

リノベーションをスムーズに行うためには、完成後のイメージや予算を明確に決めておくと良いでしょう。

 

リノベーション費用相場

リノベーションの費用相場は、施工内容や取り付ける設備のグレードによって大きく変わります。

 

部分的なリノベーションであれば、500万円以内に収まる可能性がありますが、大規模に間取り変更を行ったり、グレードの高い設備を取り付けた場合は、1,000万円以上かかります。

 

また、中古の一戸建てを購入してリノベーションする際は、耐震工事が必要な可能性もあるため、1,500万円を目安に考えておくと良いでしょう。

 

費用を少しでも抑えたい方は、設備のグレードを下げたり、現状の間取りをそのまま活かす設計プランを立てるようにしてください。

 

中古物件をリノベーションする際の注意点

中古物件を購入してリノベーションする際に注意しなければならない点がいくつかあります。

 

注意点を把握せずにリノベーションを進めてしまうと、納得のいく結果にならない可能性があります。

 

また、個人で調べることが難しい部分もあるので、必要に応じてリノベーション会社や専門家に相談しましょう。

 

希望通りのリノベーションができる物件か確認する

全ての物件が自由にリノベーションできるとは限らないため、希望通りのリノベーションができるかあらかじめ確認しておくことが重要です。

 

特に建物の構造によって施工内容が制限されることがあります。

 

例えば、マンションの主な構造は「ラーメン構造」と「壁式構造」の2つがありますが、壁が建物を支えている壁式構造では、壁を取り除いて間取り変更することが難しいです。

 

また、管理規約によってリノベーションできる範囲や工事が決められている場合もあるため、購入前に確認すべきポイントです。

 

住宅ローンを利用できるか事前審査する

中古物件を購入してリノベーションする場合は、リフォームローンではなく住宅ローンを利用できます。

 

住宅ローンはリフォームローンと比べて金利が低く、返済期間も長いため、無理なく借りたお金を返済していくことができます。

 

しかし、住宅ローンを組む場合、購入した物件を担保にお金を借りるため、物件の資産性が低いとローンの審査に落ちてしまう可能性があります。

 

特に築年数が経っている中古物件は注意が必要です。

 

住宅ローンには「事前審査」と「本審査」の2段階があるため、気になる物件がある方は、早めに事前審査を依頼すると良いでしょう。

 

事前審査に通過すれば、返済能力次第で住宅ローンを組むことができる可能性が高いです。

 

アフターサービスの内容を確認する

リノベーションを行った後に万が一トラブルが起こった場合、アフターサービスがあれば無料で補修してもらえます。

 

また、アフターサービスが充実しているリノベーション会社では、定期点検を無料で実施しているケースも多いです。

 

リノベーションした住まいで長く安心して生活するためにも、工期や費用だけで比較するのではなく、アフターサービスの内容も確認しましょう。

 

中古物件のリノベーション事例

ここからは中古物件をリノベーションした事例を3つ紹介します。

 

設計プランを立てる際の参考にしてください。

 

憧れのカフェハウス

こちらは、コーヒーや音楽を楽しみながら落ち着いた生活を送り、家族の笑顔があふれるようなカフェ風の住まいにデザインした事例です。

 

4LDKを3LDKに間取り変更することでリビング部分を広くとり、ロフトを採用することで天井までの高さが3.5メートルある開放感のあふれるリビングが特徴です。

 

また、白色の壁に木目柄の床や扉がマッチすることで高級感が増し、おしゃれな空間に仕上がっています。

 

アートと暮らす家

こちらは、おしゃれな家具や雑貨が映えるミュージアムのような部屋にリノベーションした事例になります。

 

無機質なコンクリート打ちっぱなしの天井は、シンプルだけどかっこいいインダストリアルテイストの定番です。

 

また、無印良品の収納棚が上手く納まる設計となっており、小さいインテリアも綺麗に見せることができます。

 

ドラマのワンシーンの家

某ドラマで出てくる家からヒントをもらいデザインされたこちらの事例は、細部までこだわりを詰め込んだ理想の住まいに仕上がっています。

 

リビングとその横にあるスペースは「ルーバー」で仕切ることで、部屋全体が明るく開放感のある空間になるよう設計されています。

 

まとめ

今回は中古物件を購入してリノベーションする流れやリノベーションにかかる期間・費用について解説しました。

 

新築物件を購入する場合と違い、物件探しとリノベーションプランの設計を同時に進める必要があるため、計画的に進めましょう。

 

ただし、中古物件をリノベーションすることで、費用を抑えて理想の住まいを手に入れることができます。

 

デザインや間取りにこだわりたいという方は、中古物件のリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか?

 

ぜひ本記事を参考にスムーズにリノベーション計画を進めてください。

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