家の顔である玄関をリノベーションでおしゃれに!リノベーション事例や費用相場を紹介!
家のドアを開けて最初に足を踏み入れる玄関は、「家の顔」ともいえるスペースです。
玄関が狭かったり、モノが片付いていなかったりすると、リビングや寝室を綺麗にしていても、雰囲気を崩してしまいます。
そのため、玄関のリノベーションを検討する方は多く、面積を広くしたり、収納棚を設置したりと様々な事例があります。
今回は玄関のリノベーションを検討している方に向けて、施工事例や費用相場を紹介するので参考にしてみてください。
玄関をリノベーションするメリット
まず最初に玄関をリノベーションするメリットについて知っておきましょう。
住まい全体の雰囲気を変えられる
玄関はドアを開けて最初のスペースになるため、「家の顔」とも言われています。
そんな玄関をリノベーションすることで、住まい全体の雰囲気を変えることができるのがリノベーションをする一番のメリットです。
例えば、玄関部分の壁紙を白色のものに張り替えるだけで明るい雰囲気にすることができ、反対にシーリングライトを外して間接照明を設置すれば落ち着いた雰囲気の家になります。
ただし、玄関からキッチン・ダイニング・リビングへと廊下が繋がっている場合は、統一感が無くならないよう、部屋の雰囲気に合わせましょう。
収納スペースを増やせる
玄関に収納スペースが無いことで次のような問題が発生してしまうでしょう。
・大人数で住んでいるため靴が散乱している
・自転車やベビーカーの置き場がない
玄関が片付いていないと来客を迎えたときに、悪い印象を与えてしまいます。
しかし、以上のことは玄関をリノベーションして、収納スペースを増やすことで解決可能です。
リノベーションの内容は、収納棚を設置したり、玄関を拡張したりと、それぞれ抱えている問題に合わせて異なるため、リノベーション業者に相談することをおすすめします。
省エネ性能を高められる
玄関をリノベーションすることで、省エネ性能の高い住まいを実現できます。
玄関や窓の開口部からは、夏の冷房時は73%の熱が流入し、冬の暖房時は58%の熱が放出されます。
玄関をリノベーションして形状を変えることで、断熱性や気密性を高めることができ、、外気の影響で室内の温度が変わりにくくすることが可能です。
外気の影響が小さくなれば、冷暖房の効率も上がるため、光熱費を抑えることにも繋がります。
玄関リノベーションにかかる費用
玄関をリノベーションした場合、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いと思います。
一般的な玄関のリノベーション費用相場は20万~50万円程度で、新たに収納棚を設置する場合は10万円程度がかかります。
ただし、以下のような工事を行った場合は、費用が高額になる可能性があるため注意しましょう。
・グレードの高いドアに交換する
・開き戸引き戸を変更する
・玄関スペースを拡張する
玄関をおしゃれにリノベーションするポイント
玄関をおしゃれにリノベーションしたい方は以下のポイントを必ず押さえておきましょう。
1.玄関ドア本体を交換する
2.玄関の床の素材を変える
3.おしゃれな照明に変える
4.収納棚を設置する
5.玄関を拡張する
6.バリアフリー化する
7.土間を設置する
それぞれについて詳しく解説していきます。
ポイント1.玄関ドア本体を交換する
玄関のドア本体を交換するリノベーションは、住まいの雰囲気を簡単に変えられる方法の1つです。
外壁の色に合ったドアを選ぶことで外観をおしゃれに魅せることができ、デザイン性を高められるでしょう。
また、老後は車椅子を利用する可能性があることも考え、開き戸を引き戸に変えることで利便性も向上します。
ただし、マンションの玄関ドアは共用部分に含まれるため、原則交換することができません。
細かいルールについてはマンションの管理規約に記載がされているため、あらかじめ確認をしておきましょう。
ポイント2.玄関の床の素材を変える
玄関の床に使用されている床材の種類には、コンクリートやタイル、モルタルなどさまざまです。
既存の床材を張り替えるだけで玄関の雰囲気を一新することができます。
ポイント3.おしゃれな照明に変える
既存の照明が古いタイプだったり、おしゃれなものではない場合、照明を新しいものに変えるだけでおしゃれな雰囲気にすることができるでしょう。
例えば、足元に間接照明を設置したり、ミニシャンデリアの照明で高級感漂う空間にすることができます。
また、ナチュラルな雰囲気にしたい方はホワイトの照明を設置することをおすすめします。
ポイント4.収納棚を設置する
玄関にモノが溢れている場合は、収納棚を設置することで玄関が片付きスッキリとした印象に変わります。
腰くらいの高さの靴棚を天井までの高さに造作するだけでも収納スペースが大幅に変わります。
普段あまり使わない、サンダルやブーツ、長靴などもしっかり収納することができるでしょう。
ポイント5.玄関を拡張する
玄関をリノベーションして拡張することで、開放的な印象に変わります。
また、玄関スペースが広がると自転車やベビーカー、車椅子を置いておいても利便性が損なわれません。
最近では、洗面所と玄関を隣接させるウォークスルータイプも人気です。
ポイント6.バリアフリー化する
玄関の段差を無くしてバリアフリー化すると将来の負担も減らすことができるでしょう。
とくに日本では靴を玄関で脱ぐ習慣があることから、上がり框(かまち)が設けられている場合がほとんどです。
約30cmほどの高さがあるため、段差を完全に無くすことができないとしても、小さい段差や手すりを設置することでバリアフリーに対応した玄関を実現できます。
ポイント7.土間を設置する
玄関を拡張して土間を設置するリノベーションも人気です。
外に置くしかなかった自転車などを室内で保管することができれば、劣化を防いだり、防犯の対策にもなります。
また、土間の端に洗面所を儲ければ、ガーデニングをした後に手を洗ってから家に上がることができるので衛生的です。
マンションの玄関を土間にする場合は、土間からバルコニーから直接出られるように工夫することで、土間を庭のような役割としても使うことができます。
おしゃれな玄関リノベーション事例
ここからはおしゃれな玄関リノベーションの事例を3つ紹介します。
コンクリートタイルで落ち着いた雰囲気の玄関
こちらの事例は玄関の床材をコンクリートタイルにすることで、落ち着いた雰囲気のある玄関に仕上げています。
床材の色に合わせ、収納棚や壁紙の色も合わせていて、こちらのマンションは玄関の内側の塗装が管理規約で認められているため、ドアにもこだわりを詰め込んでいます。
圧倒的な存在感の土間
こちらの住まいはギャラリーとして使えるように、3LDKをワンルームに間取り変更し、玄関からリビングまでのスペースを全て土間にしています。
圧倒的な存在感を放つ土間には十分なスペースがあるため、自転車を置いてインテリアにすることもできるでしょう。
動線にこだわった玄関
玄関を入ってすぐ正面には造作洗面があるため、無駄のない帰宅動線を実現しています。
また、白を基調とした壁紙や床材に暖色系のライトが当たることで、明るい印象を与えてくれます。
まとめ
玄関は家の入って最初に目に入る場所のため、「家の顔」とも言われています。
玄関をリノベーションすることで、住まい全体の雰囲気を変えることができ、来客からも良い印象で見られるでしょう。
また、玄関を拡張したり、収納棚を設置するなど、家族構成やライフプランに合わせてリノベーションをすることでデザイン性だけでなく、利便性も向上します。
古くなり、不満を感じるようになった住まいを快適に生活できる住まいに変えるために、玄関リノベーションを検討してみてはいかがでしょうか?
玄関のリノベーションを検討している方は、本記事をぜひ参考にしてください。