リビングのリノベーション/リフォームにかかる費用は?成功させるために押さえるべきポイントや事例を紹介!
リビングは住まいの顔とも言える中心部分です。
家族と長い時間を過ごすリビングをリノベーションすることで、今以上に有意義な時間を送ることができるでしょう。
今回はリビングのリノベーションにかかる費用や施工事例、成功させるためのポイントについて紹介していきます。
リビングのリノベーションを検討している方は最後まで読んでいただき、参考にしてみてください。
【工事別】リビングのリノベーション費用
リビングをリノベーションする時にまず気になるのが、リノベーションにかかる費用でしょう。
リノベーションをするためには高額な費用がかかり、それぞれ予算の中で工事を行わなければならないため、プランを立てる前にどのくらいの費用がかかるのか確認していきましょう。
ここでは、工事内容ごとにリノベーション費用を紹介していきます。
壁紙の張り替え
リビングの壁紙を張り替えることで、雰囲気やテイストを大幅に変えることができます。
張り替えに使用する壁紙の素材によって費用は異なりますが、一般的に使用されるビニールクロスであれば、1畳あたり1万円程度の費用が相場となります。
フローリングの張り替え
フローリングの張り替えは、1畳あたり1〜4万円程度の費用が相場となっており、素材の種類によって異なります。
一般的に使用される素材は「複合フローリング」ですが、デザイン性・機能性・耐久性の観点から「無垢材フローリング」を選ぶ方も多いです。
また、フローリングは湿気や乾燥の影響を大きく受けることや肌が触れる時間が長いため、メンテナンスのしやすさも考慮すると良いでしょう。
間仕切り
リビングに壁を設置して空間を仕切ることで、部屋の形を変えることができます。
リビングをリノベーションする人全員がする工事ではありませんが、ライフスタイルに合わせて検討してみると良いでしょう。
間仕切りを行う場合にかかる費用は8〜25万円が費用相場となっています。
床暖房の設置
近年、新築の物件には設置されることの多い床暖房ですが、リノベーションをする際にも採用されるケースが増えています。
住んでいる地域によっては冬場が冷え込むため、床暖房を設置すると一年を通して快適に暮らすことができるでしょう。
床暖房の設置にかかる費用は設備のグレードや設置面積によって異なり、30〜85万円が相場となっています。
また、床暖房は温水式と電気式の2種類があるため、住まいの広さやライフスタイルに合わせて選びましょう。
それぞれの特徴は以下の通りです。
温水式床暖房 | 広い範囲を長時間温めることに適していて、ランニングコストを抑えることができます。ただし、熱源機を設置する必要があり、リノベーション費用は高くなります。 |
電気式床暖房 | 狭いスペースを短時間で温めるのに適していて、設置費用を安く抑えられます。ただし、ランニングコストが高くなるため、長時間の利用には向いていません。 |
おしゃれなリビングリノベーション事例
ここからはリビングをおしゃれにリノベーションした施工事例について紹介します。
憧れのカフェハウス
カフェのような落ち着いた雰囲気のあるこちらのリビングは、のんびり音楽やコーヒーを楽しめる空間にリノベーションされています。
また、ロフトを採用することで天井の高さを確保し、一般的なリビングでは実現できない開放感が特徴です。
家族全員で相談して決めたこちらのプランは、リビングの隅々までこだわりが詰め込まれているため、家族全員が笑顔で暮らすことができるでしょう。
中古マンションで叶えるスマートハウス
最新設備を兼ね備えたスマートハウスにリノベーションしたこちらの事例では、ロボット掃除機が掃除をしやすいようリビングに段差を作らないよう設計されています。
また、白を貴重としたこちらの住まいは、まるでホテルのような内装で高級感を感じることができます。
最大の特徴はキッチン・ダイニングとリビングで床材を変えることで、壁で仕切ることなくゾーニングしていることです。
暮らしを豊かにする家
賃貸マンションに対して感じていた小さい不満をリノベーションで解決したこちらの事例は「北欧」「ナチュラル」「シンプル」をテイストとした住まいとなっています。
建具はオーク系で優しい色合いを採用し、クロスは淡いグリーン系にすることで心地良さを感じるリビングに仕上げていることが特徴です。
また、ソファをリビングの中央に配置することで、周囲の動線も確保しています。
リビングリノベーションを成功させる5つのポイント
リビングのリノベーションを成功させるためには、これから紹介する5つのポイントを押さえておきましょう。
家族と話し合いテイストを決める
リビングは家族全員が長い時間を過ごす場所のため、誰か一人の好みに合わせるのではなく、全員で話し合いテイストを決めるようにしましょう。
テイストはカフェ風、北欧風、ナチュラル、インダストリアル、モダンなどさまざまです。
リノベーション後の住まいがイメージできないという方は、たくさんの施工事例を見ながら決めるのがおすすめです。
メンテナンスがしやすい素材を選ぶ
リノベーションをすることで新築と同じように新しくなった住まいも掃除や定期的なメンテナンスをしなければ劣化が進んでしまいます。
そのため、素材を選ぶ際はメンテナンスしやすいものを選ぶことを意識しましょう。
例えば、床材やクロスは汚れが付着しやすいため、できるだけ汚れにくい素材にすることで綺麗な状態を保つことができます。
また、ロボット掃除機の使用を検討している方は、リビングにできるだけ段差を作らないようにしておくと、リビング全体を機会に掃除してもらうことができるでしょう。
照明の設備にこだわる
リビングは朝と昼だけでなく、陽が沈んだ夜も家族と過ごすスペースです。
照明設備が整っていないと暗い室内で食事をしたり、くつろぐこととなります。
また、子供がリビングで勉強をすることもあるため、できる限りリビングは照明で明るくするようにしましょう。
最近の照明設備は明るさを段階的に調整することもできるため、薄暗く落ち着いた雰囲気が良いという方は、そのような照明を選んで段階を調整してください。
照明設備に費用をかけたくないという方は、間接照明を必要に応じて購入しておくことをおすすめします。
生活動線をイメージしてプランを立てる
リビングをリノベーションする場合は、生活動線をイメージしてプランを立てるようにしましょう。
生活動線が整理されていると、暮らしやすさが一段階上がります。
特にテレビ台やソファのように大きいインテリアや家電は、あらかじめプランを立てておくことで適切なサイズのものを購入することができるでしょう。
また、ものが散乱してしまい、動きづらくなってしまわないように、リビングにも収納スペースを設けるようにすることをおすすめします。
寒さ対策を検討する
暖かい空気は高い位置に滞留し、冷たい空気は床の近くに降りてきます。
そのため、足元の寒さ対策は冬を乗り切るために重要な課題と言えるでしょう。
前述したように床暖房をリノベーション時に設置していれば問題ありませんが、靴下を履いたり、ホットカーペットを使用しても寒さに耐えることができなければ、後からリフォームする必要があります。
何度も工事をすることで無駄な費用がかかってしまうため、予算内で床暖房を設置することができるか検討しましょう。
まとめ
今回はリビングのリノベーションについて費用や施工事例、成功するためのポイントについて解説してきました。
リビングは家族と最も長い時間を過ごすスペースのため、特にこだわってリノベーションをするようにしましょう。
また、間取りなどプランを立てる際は一人で決めずに家族と相談して決めると、全員が満足するリビングとなるでしょう。
リノベーション後のリビングをイメージできない方は、さまざまな住宅の施工事例や情報を見て、理想のリビングを探してみてください。