おしゃれなトイレのリノベーション事例5選!費用相場やリフォームするときの注意点は?
トイレは毎日使用する設備だからこそ定期的なメンテナンスが必要になり、最もリノベーションが行われる場所とも言われています。
また、リノベーションをすることで快適さや掃除のしやすさが向上して、リノベーション後の生活も満足度が高まるでしょう。
しかし、新しく物件を購入した際は、トイレ以外の箇所もリノベーションが必要になるため、予算内でトイレリノベーションも行わなければなりません。
今回はトイレのリノベーションを検討している方に向けて、リノベーションにかかる費用やリフォームをするときの注意点について紹介します。
トイレリノベーション費用の相場
トイレをリノベーションする際の費用は工事内容によって変わります。
ここでは主な工事内容をしたときにかかる費用の相場についてそれぞれ紹介します。
温水洗浄便座に交換する
トイレ本体はそのままにして、温水洗浄便座(ウォシュレット)のみを取り付ける場合は、温水洗浄便座の費用と工事費用がかかります。
費用の合計は4万〜17万円ほどで、温水洗浄便座のグレードによって金額は大きく変わります。
また、工事にかかる時間は30分から長くとも2時間と比較的簡単な工事内容です。
温水洗浄便座の取り付けは水道管などは工事しないため、家電量販店などで購入して自分で取り付ける人もいます。
その場合は工事費用はかからず、費用を安く抑えることができるでしょう。
トイレの本体を交換する
トイレ本体を交換するリフォームの場合、費用の目安は10万〜25万円ほどです。
この費用は本体代金と工事費用を合わせた金額でトイレ本体のグレードによって大きく変化します。
工事の期間も2時間〜4時間と長期間かかる工事ではありません。
しかし、床が腐食してしまっている場合には補修工事をする必要があるため、工期は長引くでしょう。
トイレ全体のリノベーション
トイレの間取り変更を行うなど大規模な工事をする場合は費用も100万円以上かかるケースもあります。
また、水道管も移動させなければならないため、工期も4日程度かかるでしょう。
ただし、工事内容によって費用や工期は変わるため、リノベーション業者に必ず見積もりをもらってください。
おしゃれなトイレのリノベーション事例5選
ここからはおしゃれなトイレのリノベーション事例5選を紹介します。
リノベーションのデザインに迷っている方は、これから紹介する事例を参考に自分の好みに合うデザインを探してみてください。
落ち着き空間のトイレ
こちらの事例では、ブラケット照明であえて落ち着いた空間に仕上げ、アイアンのタオル掛けをアクセントにしています。
また、収納スペースを手洗い場の下にすることで生活感を抑えたホテルライクな仕上がりとなっています。
広々スペースでくつろげるトイレ
こちらの事例では、トイレ空間を縦長にし、ゆとりのあるくつろぎ空間を演出していて、カウンタータイプの棚を設置することでインテリアなども飾ることも可能です。
また、ヘリンボーン風の床材がアクセントになり、落ち着いた色合いでまとめています。
素材感を活かしたおしゃれなトイレ
こちらの事例では、木調・ネイビー・コンクリートを組み合わせて素材感を生かしたおしゃれなトイレに仕上げています。
また、収納スペースを最低限に抑えることで、広々としたくつろげる空間となっていて、打ちっぱなしのコンクリートやアイアンのタオル掛けなど細かい部分にこだわりが詰め込まれています。
北欧風のかわいいトイレ
こちらの事例は上部をグレー、下部をブルーの色合いにすることで北欧風の可愛らしいトイレに仕上げています。
また、床材にはランタンタイルを使用することで掃除をしやすくするこだわりも感じられます。
収納棚は壁に取り付けてスペースにゆとりを持たせ、ドライフラワーなどのインテリアを飾っていることもポイントです。
スペースを一体型にしたホテルライクなトイレ
こちらの事例では、トイレ・洗面・脱衣スペースを一体型にすることでまるでホテルのようなトイレに仕上げています。
洗面所と一体型にしたことで収納スペースが洗面所の下に集約され、生活感が外に現れないのが特徴です。
そして、全体を白で統一することで清潔感が感じられ、床のデザインも良いアクセントとなっています。
トイレをリノベーションする3つのメリット
トイレは毎日使う設備だからこそ、こだわりを持ってリノベーションする方も多いでしょう。
また、破損や劣化のしやすい場所なため、リノベーションが行われる機会もとても多いです。
ここからはトイレをリノベーションするメリットについて3つ紹介します。
メリット1:トイレ掃除がしやすくなる
まず1つ目のメリットはトイレ掃除などの手入れがしやすくなることが挙げられます。
トイレは毎日使用するため、汚れが溜まりやすい場所です。
しかし、最近ではタンクレスのトイレも普及しており、パーツの接合部分が少ないことからも掃除がしやすくなっています。
また、便器には汚れが付着しないように加工が施されており、カビの発生を防いでくれます。
メリット2:節水や節電効果が高まる
メリットの2つ目は、節水や節電の効果が高まることです。
20年前に作られたトイレは1回流すごとに10リットル以上もの水を使用しますが、最近のトイレは使用する水の量が大幅に減り、約3〜4.6リットルと言われています。
また、近年普及している温水洗浄便座ですが、最新タイプのトイレでは節電機能が付いているため、使用していない間の電気の使用を抑えることができます。
メリット3:自分好みのデザインに変えられる
トイレの壁紙や床材を変えることで自分好みのデザインにすることができます。
リビングなど他の場所と統一したデザインにしたり、トイレだけ違うテイストのデザインにするなど、区切られているスペースだからこそのリノベーションをすることが可能です。
また、照明や収納棚などもリノベーションによって自分好みのデザインに仕上げることができます。
トイレをリノベーションするときの注意点
トイレのリノベーションにはメリットもありますが、一方で注意点もあります。
ここからはトイレをリノベーションするときの注意点について紹介します。
トイレの広さを狭くし過ぎない
トイレの間取りを変更するときに気をつけなければならないのが広さです。
トイレ本体を置くことができる最低限のスペースにしてしまうと収納のスペースが無くなってしまったり、将来バリアフリー化することが難しくなってしまうでしょう。
また近年主流のタンクレストイレは本体とは別に手洗い場を設置する必要があるため、一定以上の広さを確保しなければなりません。
収納スペースを確保する
トイレットペーパーや消臭剤、手洗い用品、掃除用具などトイレで使うものはトイレ内に収納するのが良いでしょう。
しかし、収納棚などを設置していない場合、トイレ用品が見える場所に置かれてしまい、整理整頓された快適な空間を保つことができなくなってしまいます。
トイレのリノベーションをする際はデザインだけではなく収納スペースの確保など実用性も考えて行うことがおすすめです。
掃除のしやすい素材を使用する
リビングの床材にはフローリングを使用するのが一般的ですが、フローリングは汚れやすく、水を吸収しやすい素材のため、トイレの床材としては向いていません。
一度浸み込んでしまった汚れはなかなか拭き取ることができないため、タイル系床材などの掃除しやすい素材を使用することをおすすめします。
まとめ
今回はおしゃれなトイレリノベーションの事例やリフォームの費用相場、注意点について紹介しました。
トイレは毎日使う場所だからこそ、こだわりを持ってリノベーションを行いたい場所です。
ただし、マンション全体をリノベーションする場合は高額な費用がかかるため、トイレのリノベーションにかける予算内に収まるように施工内容を決めましょう。
トイレ本体の交換を行う際は、商品の性能によって金額が大きく変わるため、必要最低限の機能を決めて選ぶのがポイントです。
本記事で紹介した事例を参考に自分好みのトイレリノベーションを実現してください。