マンションのリノベーションは固定資産税に影響する?知っておきたい税金の話
マンションなどの不動産を購入すると、毎年「固定資産税」という税金がかかるようになります。
この固定資産税って、どんな税金?どうやって課税額が決まるの?
本日は固定資産税の概要と、中古マンションをリノベーションした場合の固定資産税について解説します☆
そもそも固定資産税って何?
固定資産税とは、土地や建物などの不動産を所有している人に対してかかる税金です。
毎年1月1日時点でその不動産を所有している人が、この税金を納めなければいけません。
マンションの固定資産税について、知っておくべき特徴は以下の4つです。
①土地と建物、それぞれにかかる
固定資産税は土地と建物、それぞれに対して発生します。マンションの土地の固定資産税は、敷地面積を戸数で割った分にかかってきます。
②税金の額は「固定資産税評価額」によって決まる
固定資産税の額は、「固定資産税評価額」という各市町村が決定した不動産の評価額に、一定の税率(おおむね1.4%)をかけて計算されます。この評価額は定期的に見直されますが、土地は時価の約70%が目安です。建物は規模や構造、築年数によって変わります。
③中古マンションは新築時よりも固定資産税が安くなる傾向にある
建物の固定資産税は経年劣化によって評価額が下がるので、築年数が経つほどに固定資産税も下がる傾向にあります。
④建物の価値が上がれば固定資産税も上がる可能性がある
建物の機能性や耐久性、安全性が向上する工事を行った場合、建物の価値が上がるため、固定資産税も高くなる可能性があります。
中古マンションをリノベーションしたら固定資産税は上がる?
以上の4つの特徴のうち、リノベーションを検討している人が気になるのは④ですよね?
「中古マンションを買って大規模なリノベーションをした場合、固定資産税も上がるのでは?」
と心配する人もいるのではないでしょうか。
ですが、結論から言うと、マンションのリノベーションで固定資産税が上がることはほとんどありません。
戸建てのリノベーションの場合、フロアを増築したり、柱や壁、屋根など構造上重要な役割を果たしている部分に手を加えると
「建物の価値が上がった」とみなされ、固定資産税が高くなる可能性があります。
目安としては、「建築確認申請書」という書類の提出が必要な大規模工事を行うと固定資産税が上がる可能性が高いです。
一方、マンションのリノベーションは原則的に構造体に関わる工事ができません(建築確認申請が必要な工事はほぼありません)。
そのため、リノベーションをして住み心地が良くなったとしても、固定資産税には基本的に影響しないと考えておいていただいて大丈夫です!
※もともと住居用だった建物を事務所や店舗用にリノベーションする場合など、一部例外として固定資産税額が上がる場合もありますのでご注意ください。
マンションを購入すると、固定資産税以外にもいろいろとお金がかかるシーンがあります。
そんなお金のことについてまとめて解説しているのが、私たちの「リノベにまつわるお金のこと」セミナーです♪
詳しくはこちら↓
https://re-proceeddesign.com/event_list/2517/
気になった方はぜひお気軽にご予約ください!