2022.3.23

知っておきたいリノベ用語Part2 〜ラーメン構造って何?〜

リノベーションをご検討中の皆さんに、知っておくと便利なリノベ用語をご紹介します!
第2弾となる今回ピックアップするのは

ラーメン構造

ラーメンって言っても、麺のラーメンじゃありませんよ?
ドイツ語で「Rahmen」、日本語に訳すると「枠」という意味なんです。

ラーメン構造って一体どういうものなんでしょうか?

ラーメン構造か、壁式構造か。マンションの構造は2種類ある

上の図のように、マンションの構造には「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。

ラーメン構造とは、柱と梁(=枠組み)で構成されている建物のことを言います。

一方、壁式構造とは、壁そのものが構造体になっている建物のこと。

床や天井、壁などの面で建物を支える構造になっているんです。

この2つは、耐久性・耐震性に対する考え方に違いがあります。

ラーメン構造は、地震が来た時、建物をしなやかに揺らすことによって倒壊を防ぐ仕組みを取っています。

これに対して壁式構造は、面でガッチリ建物を支え、揺らさないことで躯体を守ります。

例えるなら、柔と剛。

しなやかで軽い素材を使って造られるラーメン構造の建物は、高層マンションによく採用されていて、重くて硬い壁式構造は階数の低いマンションによく見られます。

ラーメン構造・壁式構造のメリット・デメリット

ラーメン構造のメリットは、リノベーションしやすいこと!
構造上重要な「枠」以外なら、改変を加えてOK。

例えば間仕切りなどの部材を壊して、2部屋を1つにつなげたりといった大胆なリノベーションも可能です♪

デメリットは、構造上、どうしても室内に柱や梁が張り出す形になるため、部屋の形がデコボコしやすいことです。

出っ張りが気になる場合は、目立たないようなリノベーションを考えましょう。

壁式構造のメリットは、柱ではなく壁で建物を支えるので室内に凹凸がなく、スッキリして見えること♪

それに、築年数の古い建物(旧耐震)でも耐震基準適合証明が取りやすいという利点もあります。

デメリットは、壁を壊すことができないので、間取りを自由に変えたりするのが難しい点。

リノベーションというよりもリフォームに近い工事なら十分可能です!

以上の通りそれぞれに良し悪しがあるので、ご自身の希望を叶えるにはどちらの構造の方がいいか、プロの意見を求めることをお勧めします♪

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