知っておきたいリノベ用語Part2 〜ラーメン構造って何?〜
「ラーメン構造」
ラーメンって言っても、麺のラーメンじゃありませんよ?
ドイツ語で「Rahmen」、日本語に訳すると「枠」という意味なんです。
ラーメン構造って一体どういうものなんでしょうか?
ラーメン構造か、壁式構造か。マンションの構造は2種類ある
上の図のように、マンションの構造には「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。
ラーメン構造とは、柱と梁(=枠組み)で構成されている建物のことを言います。
一方、壁式構造とは、壁そのものが構造体になっている建物のこと。
床や天井、壁などの面で建物を支える構造になっているんです。
この2つは、耐久性・耐震性に対する考え方に違いがあります。
これに対して壁式構造は、面でガッチリ建物を支え、揺らさないことで躯体を守ります。
例えるなら、柔と剛。
しなやかで軽い素材を使って造られるラーメン構造の建物は、高層マンションによく採用されていて、重くて硬い壁式構造は階数の低いマンションによく見られます。
ラーメン構造・壁式構造のメリット・デメリット
例えば間仕切りなどの部材を壊して、2部屋を1つにつなげたりといった大胆なリノベーションも可能です♪
デメリットは、構造上、どうしても室内に柱や梁が張り出す形になるため、部屋の形がデコボコしやすいことです。
出っ張りが気になる場合は、目立たないようなリノベーションを考えましょう。
壁式構造のメリットは、柱ではなく壁で建物を支えるので室内に凹凸がなく、スッキリして見えること♪
それに、築年数の古い建物(旧耐震)でも耐震基準適合証明が取りやすいという利点もあります。
デメリットは、壁を壊すことができないので、間取りを自由に変えたりするのが難しい点。
リノベーションというよりもリフォームに近い工事なら十分可能です!
以上の通りそれぞれに良し悪しがあるので、ご自身の希望を叶えるにはどちらの構造の方がいいか、プロの意見を求めることをお勧めします♪