失敗しないリノベーション向け物件選びのポイント
「マンションリノベーションで
“変えられる部分、変えられない部分”ってどこですか?」
というご質問を、よくお客さまから頂きます。
今回はリノベーションで失敗しないために、知っておきたいリノベ向き物件選びのポイントついてご説明します!
リノベ向きの物件?見極めるポイント
そもそも、リノベーション工事ができる部分ってどこなのでしょうか?
それを確認する為、まずはじめにチェックするポイントは大きく2つあります。
専有部=リノベーション工事可能
玄関ドアやサッシから内側、部屋の中を指します。
共有部=リノベーション工事不可
マンションの共有部分は基本的に工事不可。共有部とは、主に以下の部分が挙げられます。
・玄関ドアやサッシ
・躯体
・バルコニー
その他、室外機置場も指定されている場合があるので内覧の際は確認してみてください。
決して移動できないのもある!?リノベで変えられない部分
リノベーション工事が可能な範囲を確認したら、次は室内の状況を確認していきましょう。
2つの部屋をつなげて1つの大空間に…というリノベーションの事例はたくさんありますが、いくら専有部と言っても、実はすべての物件でこのような工事ができるわけではありません。
なぜなら、マンション専有部の中にも絶対に変えられない部分があるから。
例えば
PS(パイプスペース)
壊せない壁がある!マンションの構造をチェックしてみよう
マンションの構造は大きく2つ。
構造によっては取り壊しが出来ない壁があるので、こちらもチェックしてみましょう。
ラーメン構造
柱と梁(=枠組み)で構成されている構造
高層マンションに多く見られます。
建物を支える柱や梁以外、ほとんどの壁は撤去可能。
リノベーションを行う際も、比較的間取りの変更がしやすいのがポイントです。
自由度が高い反面、室内に柱や梁が出てくるのが気になる方も・・・?
壁式構造
壁などの面で建物を支える構造
低層マンションに多く見られる構造です。
柱や梁が室内に出てこないので、すっきりとした印象を持たれるかと思います。
建物を支えている壁は壊せないので、「ラーメン構造」に比べると自由度は低め。
▼詳しくは参考コラムをクリック▼
なので、「この物件でどんなリノベーションができるのか?」は調査が必要
また、マンションによっては
・水回りの位置も取り替えNG
・床にどういった素材を使わないといけないか、など素材が指定されてる
など・・・マンション独自の決まりがあり、それを確かめるには建物の管理規約※1を調べる必要があります。
ですが「管理規約」の保管場所もマンションによって異なる場合があり、そうなるとご自身で確認が難しいケースも多いのではないでしょうか。
そのため、当社ではお客さまが購入を検討されている物件があれば、しっかりと調査を行っているんです。
管理規約等の確認はもちろん
水廻りの点検口に頭を入れて、ホコリと闘いながらくまなくチェックしたり
実際に図面と照らし合わせながら壁の構造などを確認したり・・・
そこまでやって初めて「こんなリノベーションができますよ」というご提案をすることが可能になります。
工事に関してはこのような事情がありますから、リノベーションを成功させたいなら物件を買う前に設計のプロに見てもらうことが大切です!
わざわざ内観して気に入って買ったマンションでも、思い通りにできなければ悲しいですもんね…。
【注意点】実際に壊してみなければ中の構造がどうなっているのかわからない部分もあります。
その点は事前によくご説明した上で、いろんな可能性を考慮しながらプランを練ることになります。
※1:簡単に言えば、マンションのルールブックのようなもの。
物件購入前にリノベーションのシミュレーションができる!
例えばトイレなど水廻りの位置を移動させたり…といったこともリノベーションなら実現できちゃいます!
ワンストップサービスを行っている会社に物件探しの段階からご相談いただければ
「物件の購入費用」、「リノベーション工事費用」、「その他諸経費」の資金面をトータルでシミュレーションできるので、安心してマイホームを検討することができます♪
また、プロシードデザインでは「図面だけではイメージできない」というお客様の声にお応えして、リノベーション後のお部屋の感じもVR(バーチャルリアリティ)でご覧いただけるのでイメージしやすいと好評です♪
リノベーションが成功するかどうかは、物件選びの段階でほぼ決まる!と覚えておいてください♪