今、福岡で中古マンションのリノベーションが熱い!注目される理由とは?
最近、中古ンションのリノベーションが雑誌などで特集されているのをよく見かけませんか?
今、全国で新築マンションを選ぶ代わりに、中古マンションをリノベーションする人が増えています。
ところで、このトレンドはいつから始まったの?
本日はリノベーションの歴史を振り返り、今求められている理由を考察したいと思います!
リフォームではない。リノベーションが生まれた理由
そもそもリノベーションとは、今ある建物を造り替え、新たな機能や価値を生み出すことを言います。
住宅の改修といえば「リフォーム」もありますが、これはいわゆる「修復」のこと。
古くなったものをきれいにして、元の状態に近づけるという考え方で、昔の住宅改修はこの「修復」がメインだったのです。
ところが1990〜2000年代に、日本にリノベーションという考え方が普及する転機が訪れます。
それはバブル崩壊、リーマンショックといった、度重なる不動産業界への大打撃でした。
新築マンションが売れない中、より手頃な中古マンションに付加価値をつけて売り出そうという動きが徐々に広まっていったのです。
そして2009年、リノベーションの業界団体である「リノベーション住宅推進協議会」が設立され、“リノベーション”という言葉がメディアにも頻繁に取り上げられるようになっていきました。
福岡で中古マンション&リノベーションが好まれる理由
福岡でも例にもれず、中古物件のリノベーションは人気を集めています。
ではなぜこんなにも注目されているのか?
福岡で中古マンションのリノベーションが普及した理由は、ただ「新築よりも安い」というだけではないんです!
1.立地の良い物件がたくさんある
福岡市内だけ取ってみても、駅近の便利な場所には既にいろんな建物が立っていますから、これから新築で好立地の物件を探すのはとっても困難!
「駅近の物件が良い」
「スーパーやコンビニ、病院が近くにある」
「○○小学校の校区内で家を探している」
と、立地を重視する人は、自然と中古物件の方に魅力を感じるのではないでしょうか?。
2.資産価値が安定している
マンションの価格は、一般的に新築の時をピークにどんどん値が下がっていきますが、築25年を過ぎたあたりから一般的に価格は安定していきます。
将来、大きく値下がりする心配がないのは安心ですね!
3.自由なデザイン&間取りが手に入る!
マンションだけど、戸建ての注文住宅並みに好きなデザインや間取りにしたい!という方には、リノベーションがピッタリ♪
この自由度の高さは、リノベーションが多くの人に支持される大きな理由だと考えられます。
現代社会に生きる人々の価値観の変化
1.スクラップ&ビルドはもう古い!ストック型社会への転換
日本では少し前まで、経済発展のために新しい建物を次々と建てていく「フロー型」という建築ライフサイクルが主流となっていました。
まだ使える建物を壊して→建ててを繰り返すので、「スクラップ&ビルド」とも呼ばれています。
ところが最近、「まだ使えるものを壊すなんて、もったいなくない?」という意識が多くの人々に芽生えてきたのです。
考えてみれば、ローマにあるパンテオン神殿(石造り)は、築1900年超!
世界最古の木造建築と言われる法隆寺は、築1300年超!
大事にメンテナンスをしていけばこんなに長持ちするのですから、20〜30年で取り壊すのは資源の浪費と言えますよね…。
日本で取り壊される住宅の平均寿命は約30年と特に短く、アメリカの住宅平均寿命の約55年、イギリスの77年と比べても超短命なのだそうです。
※詳しくは国土交通省の資料をご覧ください
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/tebiki.pdf
この現状を変えて、資源を有効に使う「ストック型」社会をつくっていこう!という考え方が、広く定着しつつあります♪
2.中古物件の活用は経済的でお得!
どんなにストック型社会が良いと言っても、経済的な負担になってしまうのであれば誰も参加しようとしませんよね?
実は、中古物件を活用すると経済的にも良い効果が生まれると言われているんです。
最近地方で「空き家を利用して町おこしをしよう!」という動きがあるのをご存知でしょうか?
使われていない家や空き店舗をリノベーションして魅力的な物件に蘇らせ、新規事業に活用してもらったり、福祉施設として有効利用してもらったりするのが大流行中なんです。
なぜ空き家を活用するのかというと、高すぎる新築を利用するよりもコストが圧倒的に安いから!
空き家の持ち主にとっても、放置しておくより必要とする人に使ってもらった方がメリットが大きいので、お互いウィンウィンな関係ですよね♪
これは「不動産ストックビジネス」と呼ばれ、新しい経済効果を生んでいるようです。
3.中古×リノベーションは環境にもいい!
環境目線で見ても、新築よりも中古物件をリノベーションする方が良いとされています☆
なぜなら新築を建てる場合、①旧建物の廃棄・焼却・埋め立て②建材の製造・運搬③施工の過程で多くのCO2が排出されてしまうからです。
今ある建物をリノベーションする場合は、この3工程の大半が不要となるため、CO2排出量を大幅に減らすことができます♪
さらにリノベーションで古い住宅の断熱性や気密性を高める工事を行うと、使用電力を少なく抑えることもできるんです!生活から出るCO2の削減にもつながりますね。
環境保護は、今や社会全体の共通目標。建築の分野でもかなり意識が変わってきているんですよ。
古いものを大切に使い続けるという価値観は、今話題のSDGsな考え方にもマッチするのではないでしょうか♪
この3つの価値観の変化が、昨今の中古マンション×リノベーションブームを後押ししているのではないでしょうか☆
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