おしゃれリノベーションに欠かせないタイル〜取り入れ方と実例を紹介〜
インスタなどでおしゃれなショップやお家を見ていて、タイルを使った空間づくりが目に留まったことはありませんか?
さまざまな色、形、質感のあるタイルは、空間をパッと華やかにしてくれるチカラを持っています♪
タイルの種類や使うメリット、デメリット、オススメの取り入れ方を実例を交えながらご紹介します!
タイルの特徴と種類は?
タイルとは陶磁器(セラミック)でできた建材のことで、吸水性の違いによって以下の3種類に分けられます。
陶器質タイル
陶土や石灰などを原料とするタイルで、給水率は22%以下とやや高め。主に内装材として使われます。さまざまなデザインのものがあります。
せっ器質タイル
長石や粘土を原料とするタイルで、素焼きのようなザラっとした質感があるものも。給水率は5%以下なので屋外でも使われます。
磁気質タイル
石英や粘土を原料とするタイル。とても硬くて丈夫で、給水率は1%以下!屋外や水廻りによく使われます。
タイルのメリット
丈夫で傷がつきにくく、お手入れが楽。特に磁気質タイルは強度が高いのでいろんな用途に使えます。経年による劣化が少ないため、貼り替えなどのメンテナンス費用も安く抑えられます。何よりさまざまな色や質感、デザインがあり、インテリアのポイントにしやすいのが魅力です♪
タイルのデメリット
タイルは高価な素材なので初期コストは高くなりがちです。また硬い素材なので、床材などに使用する際は転倒によるケガに注意が必要。触るとひんやりしているため、冬場は寒く感じる人も…。それから、いくら硬いとはいえ強い衝撃を加えると割れてしまう恐れがあるので気をつけましょう!
タイルのデザインバリエーションと使用実例を紹介♪
タイルはデザインの種類もとても豊富なので、実際に使っている事例を見ながら解説していきます!
◆名古屋モザイク工業「マリアナ」
高級感のあるキッチンに、さらなる彩りと深みを与えてくれているダークブルーのタイル。こちらは名古屋モザイク工業さんの「マリアナ」というタイルで、その名の通りマリアナ海溝をイメージした深いブルーを特徴としています。セミマットな質感で、焼き物らしい魅力が活かされている逸品です!
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◆平田タイル「リライト」
キッチン背面に取り付けられた、ニュアンスホワイトの真四角タイル。「リライト」という、廃材を20%ブレンドしたリサイクルタイルです。ただの真っ白でないのは、表面に大谷石の粉砕粒を振りかけて独特な風合いに仕上げているから!一枚として同じものがないタイルは、眺めるほどに愛着が湧きます♪
同じ「リライト」のグリーンバージョンを、洗面台にも使用しました♪近づいて見ると、石の粒が自然な凹凸を作り出しているのがお分かりいただけますでしょうか。この質感の面白さが、タイルの醍醐味です。
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◆名古屋モザイク工業「アデオナ」
こちらはさまざまな表面テクスチュアが魅力の「アデオナ」というタイルを、洗面台に使用した事例です。色のバリエーションが豊富なので、ずらりと並べて貼ると写真のようにポップな雰囲気をつくることができます。ちょっぴりレトロなカラーコーディネートがおしゃれですね♪
こちらの事例では、同じタイルを玄関のニッチにも使っているんですよ!照明に照らされると、タイルの質感が際立ってより味わい深くなりますね。このタイルの使い方も、ぜひ参考にしていただきたいです。
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◆名古屋モザイク工業「イリーデ」
名古屋モザイク工業さんには、まだまだ魅力的なタイルがたくさんあるんです♪こちらの洗面台に使用した細長いタイルは「イリーデ」。焼き物の伝統美を余すところなく表現したタイルで、和の空間にもとてもよく合います。深い紺色が、洗面台の清潔感を高めてくれていますね!
◆平田タイル「オールドフランセ ブリック」
こちらのお家ではもう1ヵ所、ダイニングのカウンターテーブルにもタイルを使用しました。「オールドフランセ ブリック」という名のこのタイルは、レトロな雰囲気なのにどこかモダンでファッショナブルな印象も与えてくれます。カラー展開は5色で、オーナーさんファミリーが皆さんで話し合って色の組み合わせをチョイスされました♪
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いかがでしたか?
最後に、施工上の注意点を一つ!
タイルは凹凸がある場所に貼るとカタカタと動いてしまうため、事前に貼る場所の下地をしっかりと作る必要があります。また床材として使用する際は遮音性のある下地を使わないといけません。
DIYでは難しいので、タイルを取り入れたい場合はぜひプロのリノベーション会社へご相談ください♪