リノベーションの建築事例7選|費用相場や注意点についても解説!
住宅購入において次のようなことを考えている方も多いでしょう。
「快適に暮らせる理想の住まいが欲しい」
「できるだけ予算を抑えたい」
「ライフスタイルに合った家に住みたい」
従来は新築物件を購入する選択肢が主流でしたが、比較的安く購入できる中古物件をリノベーションする人が近年増えています。
そこで本記事では、リノベーションの建築事例や費用相場、注意点について解説します。
中古物件のリノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
リノベーションの建築事例7選
まずはリノベーションの建築事例7選を紹介します。
リノベーションプランを決める際に、紹介するデザインや間取りを参考にしてください。
事例1.家族を繋ぐ回遊動線とリビングのある家
こちらは、2LDKマンションを3LDK+WTCにリノベーションした事例です。
南向きの窓から光が差し込む明るいLDKが特徴で、吹き抜けロフトを設けて開放感を演出しました。
また、勾配天井により光の入り方を工夫し、キッチンはコンパクトながら複数人で使える配置にしています。
事例2.光と風が抜けるひと繋ぎの住まい
こちらは、広い土間玄関からLDKまでが一体となった開放的な住まいにリノベーションした事例です。
扉を極力排除し、光や風が全体に行き届く設計が特徴です。
中央のヌックは柔らかな光が差し込む特別な空間として寝室としても活用でき、オフホワイトの壁はプロジェクター投影にも対応しています。
また、異なる木目を使った天井が温かみを演出し、手作り感のある木製キッチンが心地よさを引き立てます。
事例3.好きな色合わせで楽しむ家
グレー・ベージュ・白を基調にした開放的なリビングが魅力の住まいにリノベーションしました。
以前は3部屋並んでいたベランダ側を広々としたLDKに変更し、モルタル調の床に木目家具が映える空間に仕上げています。
また、元和室だった場所はダイニングへ改装し、下がり天井でキッチンと一体感を演出しました。
事例4.真鍮を取り入れた北欧フレンチのお家
白を基調とした明るくシンプルなデザインが魅力の住まいにリノベーションした事例です。
個室を広い土間玄関に変更し、窓からの自然光が差し込む開放的な空間を実現しました。
ダイニングにはグレージュのクロスを採用し、柔らかな雰囲気を演出しています。
また、リビングと繋がる和室にはモダンな琉球畳を配置し、引き戸で仕切ればゲストルームとしても活用できる多機能な住まいです。
事例5.景色を楽しむ最上階のお家
築28年、最上階のマンションを物件探しからリノベーションまでお手伝いさせていただいた事例です。
眺望を最大限に活かしたLDKのキッチンは、景色を楽しみながら作業できる特別な空間に仕上げています。
また、家族が自然と集まるこの場所には、上質な存在感を放つグラフテクト製のキッチンとダイニングを配置しました。
さらに、壁に組み込まれた光源が空間全体に柔らかな光を広げ、温かく落ち着いた雰囲気を演出しています。
事例6.子育てに快適なやさしいお家
結婚を機に住まい探しを始めたお客様の物件選びからリノベーションまでサポートしました。
こちらの住まいは、広々とした土間玄関とリビングに繋がる大容量のウォークスルークローゼット(WTC)が特徴です。
また、白と木目を基調としたナチュラルウッドデザインのリビングは、家事や移動がスムーズになる動線を工夫し、明るく快適な空間に仕上げています。
事例7.アートと暮らす家
お洒落な家具や雑貨、絵画を活かし「好きなもの」に囲まれた暮らしを実現しました。
インダストリアル・モダン・コンクリートを基調とし、打ちっぱなしの天井や露出した配管が無機質でスタイリッシュな雰囲気を演出しています。
また、リビング中央のキッチンが主役となり、プロシードデザインオリジナルの背面カウンターを設置して、個性が際立つ空間に仕上げています。
リノベーションの費用相場
リノベーションの費用相場は、300万〜数千万円と幅広く、部屋の広さや使用する建材の種類などによって大きく異なります。
そのため、どのようなリノベーションを行うかイメージが浮かんだ方は、業者に相談して見積もりを出してもらいましょう。
また、以下は主なリノベーション工事にかかる費用をまとめた表です。
おおまかな予算を決める際の参考にしてください。
施工内容 | 費用 | |
内装リノベーション | フローリングの張り替え | 5万〜20万円 |
壁紙の張り替え | 5万〜10万円 | |
ドア本体の交換 | 5万〜20万円 | |
水回りリノベーション | キッチンの交換 | 50万〜150万円 |
ユニットバスの交換 | 50万〜150万円 | |
トイレの交換 | 15万〜50万円 | |
洗面台の交換 | 10万〜50万円 | |
スケルトンリノベーション | 間取り変更など | 300万〜1,200万円 |
リノベーションを行う際の注意点
リノベーションを行う際にはいくつか注意しなければならない点があります。
次の3つの注意点をあらかじめ把握しておきましょう。
- 優先順位を決めてプランを立てる
- 希望通りのリノベーションができるか構造を確認する
- 工事期間中の仮住まいを用意する
優先順位を決めてプランを立てる
施工事例の写真を見たり、ショールームに足を運んだりすると、理想が高くなってしまいがちです。
そして、理想が高くなった状況でリノベーションプランを立てると、見積もりで提示された金額が予算をオーバーしてしまう場合が多いです。
そのため、リノベーションしたい箇所や建材・設備のグレードに優先順位を決め、予算に収まるようにプランを決めましょう。
ただし、費用を抑えることばかり意識してしまうと、生活のしやすさが損なわれてしまいます。
業者の担当者と打ち合わせを重ねながら、費用と快適性のバランスを考えたプラン設計をしましょう。
希望通りのリノベーションができるか構造を確認する
建物の構造は主に「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類に分類されます。
ラーメン構造は、柱や梁で建物を支えるため、内部の壁を取り除いても構造に影響を与えません。
一方、壁式構造は壁そのものが建物を支える役割を果たしているため、壁を撤去する工事が難しいというデメリットがあります。
そのため、壁を取り払って広い空間にしたいと考えている場合、壁式構造では制限されることがあるため、ラーメン構造の物件を選ぶことをおすすめします。
工事期間中の仮住まいを用意する
既存の住まいを大規模にリノベーションする場合、工事期間中の仮住まいが必要となります。
一般的な賃貸住宅は短期間での契約を結べないケースが多いため、工事期間に応じてウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用しましょう。
また、ローンを組んで物件を購入した場合、借入金の返済は開始されるため、ローンの返済と家賃を無理なく支払える資金を残しておくことが重要です。
まとめ
リノベーションは予算を抑えて理想の住まいを手に入れる方法として、近年注目が高まっています。
プランは家族構成やライフスタイルに合わせて自由に設計することができるため、施工事例などを見ながら、イメージを膨らませると良いでしょう。
ただし、リノベーションの対象物件の広さや構造、劣化状況によって、工事費用は大きく変わります。
プロシードデザインでは無料で相談会を実施し、リノベーションに関する基本知識の説明や工事費用の見積もりを行っています。
また、リノベーションに適した物件探しからサポートしているため、一度お気軽にご相談ください。