2024.7.17

ルーフバルコニーのあるマンションで快適な暮らし|活用方法やリノベ費用を徹底解説

マンション最上階の角部屋にはルーフバルコニーが付いている場合が多く、人気の高い部屋タイプです。

 

そのため、中古のルーフバルコニー付きマンションを購入してリノベーションしようと考えている方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、ルーフバルコニーの活用方法や費用相場について解説します。

 

「ルーフバルコニーってどんな風に活用できる?」「リノベーション費用はどのくらい?」などの疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

 

ルーフバルコニーとは?

ルーフバルコニーとは、建物の屋上部分に設置されたバルコニーのことを言い、通常のバルコニーよりも広いスペースが確保できることが特徴です。

 

必然的に最上階の角部屋となるため、マンションの中でも数戸しかない「プレミアム住戸」として流通しています。

 

屋根がなく、雨や風の影響を受けやすいですが、適切な対策を施すことで生活の質を向上させる空間として活用できるでしょう。

 

ベランダやテラスとの違い

ルーフバルコニーと似た言葉としてベランダやテラスを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

 

ルーフバルコニーは前述したとおり、屋上部分に設置された広いバルコニーを指しますが、ベランダは2階以上の部屋の外部に設けられた細長いスペース、テラスは地上に設けられた平坦な屋外スペースを指します。

 

ルーフバルコニーとベランダやテラスには明確な違いがあるため、物件を探す際は注意しましょう。

 

ルーフバルコニーのメリットとデメリット

ルーフバルコニーにはメリットとデメリットがあります。

 

それぞれを把握した上で、メリットに魅力を感じている方は、バルコニー付きマンションのリノベーションを検討してみてください。

 

メリット

ルーフバルコニーには屋根がなく、最上階に位置しているため、周囲に高い建物が少なければ家にいながら空が見える開放的な空間を味わえます。

 

また、一般的なバルコニーやベランダと比べると面積が広いので、ガーデニングやバーベキューを楽しんだり、子供やペットが遊ぶスペースとして活用したり、椅子を置いてくつろいだり、さまざまな用途に活用できます。

 

また、ルーフバルコニーがあることで部屋までの距離ができるため、外から部屋の中が見えにくくなり、自然とプライバシーの保護にも繋がるでしょう。

 

デメリット

ルーフバルコニーには屋根が付いていないことから、雨や風の影響を強く受けてしまいやすく、定期的な点検やメンテナンスが必要です。

 

そのため、一般的なバルコニーやベランダよりも維持するのにコストがかかってしまう可能性があります。

 

また、雨の日は洗濯物を外に干すことができないので、室内干しできるスペースを確保しておくと良いでしょう。

 

ルーフバルコニーを設置する際の5つの注意点

ここからはルーフバルコニーを設置する際の5つの注意点について解説します。

 

建築基準法や積載重量を確認する

ルーフバルコニーを新設したり、リノベーションする際は、建築基準法に基づいた設計でなければなりません。

 

特に建ぺい率や容積率が基準を満たしていなければ、違法建築物となってしまいます。

 

また、耐震性を考慮して、ルーフバルコニーには積載可能な重量が定められています。

 

そのため、倉庫や子供用プールを置く予定の方は注意が必要です。

 

必ずルーフバルコニーの施工実績がある業者に依頼しましょう。

 

ルーフバルコニーに適した床材を選ぶ

ルーフバルコニーには雨の侵入を防ぐ屋根が付いていないため、防水性の高い床材を選ぶようにしましょう。

 

また、水はけや排水経路の確保も重要です。

 

例えば人工芝をルーフバルコニーの床に敷き詰めた場合、髪の毛やホコリが溜まってしまい、雨水が流れていきにくくなります。

 

そして、日差しが強い場所であれば、熱に強い床材にすると良いでしょう。

 

ルーフバルコニーが付いている住まいをリノベーションする予定の方は、担当者と打ち合わせを重ねながら適切な床材を選んでください。

 

転落防止・目隠し用のフェンスを設置する

ルーフバルコニーは屋上に位置するため、転落防止用のフェンスや柵の設置が不可欠です。

 

ただし、完全な壁を設置してしまうと風通しや採光性を損なうため、ルーバーや格子タイプのフェンスがおすすめです。

 

また、設置場所によっては、強風の影響でフェンスや柵が倒れてしまう可能性があるので、適切な工事を施しましょう。

 

水道設備やコンセントを設置する

ルーフバルコニーには水道設備があると、掃除や子供用プール、ガーデニングなどで便利に使えます。

 

また、バーベキューでホットプレートを使う場合には、室外用のコンセントを設置しておくと良いでしょう。

 

ルーフバルコニーを多用途で快適に活用したい方は、水道設備やコンセントを設置しましょう。

 

適切な防水対策を施す

ルーフバルコニーを設置する際は、適切な防水対策を施しましょう。

 

ルーフバルコニーの防水対策が不十分の場合、建物内部に水が漏れ出し、カビの発生や構造劣化の原因に繋がります。

 

そのため、防水シートやコーティング剤の使用、排水設備の適切な設置など、適切な施工を行いましょう。

 

また、定期的なメンテナンスも忘れずに行うことで、長期的なトラブルを防ぐことができます。

 

ルーフバルコニーのリノベーション費用と目安周期

ルーフバルコニーのリノベーション費用は、防水加工の種類によって変動します。

 

また、施工内容によって耐用年数も異なるため、以下の表をメンテナンス周期の目安にしてください。

防水加工の種類 費用相場 メンテナンス周期
ウレタン防水 3,000〜8,000円 10〜15年
シート防水 2,500〜7,000円 10〜20年
FRP防水 4,000〜9,000円 10〜15年

 

さらに依頼するリノベーション会社によってアフターフォローは異なるので、不安な方は事前に確認しておきましょう。

 

ルーフバルコニー付きマンションをリノベーションした事例

ここからはルーフバルコニー付きのマンションをリノベーションした施工事例を紹介します。

 

リノベーションアイデアに迷っている方は参考にしてください。

 

平屋のように暮らす素材感と開放感の家

インダストリアルなデザインのおしゃれなこちらの部屋は、100㎡という広い専有面積が特徴です。

 

リビングとルーフバルコニーの間には大きな窓を設置することで、空間が奥まで繋がっているように見え、開放的な印象を与えます。

 

また、目の前に高い建物が少ないため、外から部屋の中を見られる心配がなく、カーテンを開けたまま快適に暮らすことができます。

 

憧れのカフェハウス

こちらは約90㎡・3LDK+WTCの間取りで家族4人が悠々と生活できる住まいをリノベーションした事例です。

 

リビングと2つの寝室にルーフバルコニーが隣接しているため、どこからでも出入りできることが特徴です。

 

また、ルーフバルコニーの形がL字になっているため、部分ごとに用途を分けることもできます。

 

まとめ

ルーフバルコニーが付いているマンションをリノベーションすることで、快適な暮らしを実現することができます。

 

通常のバルコニーやベランダは洗濯物を干すスペースしか確保できませんが、ルーフバルコニーであれば、ガーデニングやバーベキューを楽しんだり、子供やペットが遊ぶスペースに活用したり、使用用途は無限です。

 

ただし、ルーフバルコニー付きのマンションは流通量が少ないため、物件探しからワンストップで対応してくれるリノベーション会社に相談することをおすすめします。

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